オーマイゴット
今日はTSURI HACKの実釣企画です。が、まさかのトラブル。
この慌て様から、察していただきたいのですが……。
やっちゃった☆
「あっ、あれ? おかしいな……」ジグヘッドとワームが入ったモバイルワレットが見当たりません。
戻るには、釣り場まで片道1時間の道のり。これはもう、緊急事態。時間もないため、とりあえず編集部Iさんに連絡です。
ジグヘッドは何とかなった
帰ろうかなとも考えました。ですが、記事企画成立のためにも諦めるわけにはいきません。
唯一あったフックとガン玉……。
アイの下にガン玉を固定し、即席ジグヘッドを作ってみました。
代打を探してみた
ジグヘッドは何とか用意できたものの、ワームの代わりになるアイテムを探さなければ釣りになりません。
どうしても一匹は釣って帰らねば……使えそうなものがないか、現地調査をやってみます。
正直、ワームを取りに帰ることを考えました。しかし、あの先生の言葉が頭をよぎります。先生、釣りがしたいです。
探した結果
ふと、足元に落ちている細長い“あるもの”が目に留まります。
まさかの雑草
目にとまったのは雑草のこと。
モヤシでも釣れたんだ。雑草でもどうと言うことはない! ということで、堤防先端へエントリーです。
雑草で実釣してみた
恐らく最も環境に優しい“雑草ワーム”。
はたから見ると絶対釣れないだろうと当然思われますが、この状況だからこその闘志がみなぎってきました。
根っこをセット
まずは根っこ部分と思われる植物をセット。
フックを入れると繊維が割れ苦戦しましたが、節の部分に刺すことで何とか固定出来ました。
開始から30分、間髪入れずマシンガンキャストをやってみたものの魚からの反応は無く撃沈。
早くも「帰ろうかな」と諦めたように雑なアクションで寄せてくると“プルルッ”!!
反射的に合わせを入れましたが、フッキングには届きませんでした。
何故当たったか熟考した結果、恐らくスローアクションでは見切られてしまい、ダートを交えたファーストアクションに突破口があると推測。
表層直下を先ほど同じようなアクションをやってみると再びアタリが!
しかし枝みたいに硬いせいなのか、何度やってもフッキングに持ち込めませんでした。
葉っぱをセット
硬い根っこは諦め、葉っぱを細長くカットしてセッティング。
『これなら掛かるんじゃ‥‥』と期待心を乗せたキャストと共に舞い散る葉っぱ。
魚は吸い込みやすそうな柔らかさですが、フルキャストでは飛んで行ってしまうほどホールド力は皆無です。
葉っぱが飛ばないように優しくキャスト。
パターンは掴んだので先程と同じようにやや早めの表層ダートでアプローチを試みます。
すると……。
開始から1時間30分、遂に雑草で魚を釣ることが出来ました! 感激です!
やはり葉っぱの柔らかさが層を奏したのか、口の中にしっかり納まっています。
セットしていた葉っぱは耐えきれず予想通り消えていました。
ホールド力の無さがウィークポイントのようですね。
茎
葉っぱで釣れたのならこれもいけるのでは!? と、深夜のソロ防波堤でノってきた“釣り好き!まっちゃん”
次は葉っぱの芯となる茎部分でチャレンジしてみました。
見た目・触感的にも一番ワームに近いのではないでしょうか。
何度かキャストしましたが耐久性も悪くなかったので、ワームを扱うようにリフト&フォールで狙ってみます。
中層での微妙なアタリを合わせると、可愛いメバルちゃんがヒット! 口元には茎がしっかり残っていました。
再び中層レンジをキープしていると“ドンッ”と聞こえそうな衝撃と共に絞り込まれるロッド。
ファイトの末、23センチのメバルをキャッチすることが出来ました。
今回の雑草ワームの中では群を抜いて使いやすい茎。 これはもう感無量です!
ピンチからのエンジョイ
まさかのジグヘッド&ワーム一式を自宅に忘れるというハプニングでしたが、現地調達で魚を釣り上げるまでのプロセスを堪能でき、結果的は最高に楽しい釣行となりました。
しかし当然ながら手返しや操作性は滅茶苦茶悪く、既製品の有難みを実感した釣行でもありました。
今回は現地調達で何とかなりましたが、ロッドやリールを忘れると流石に釣り自体が厳しいかと思われますので、釣行前の確認作業は忘れずに行うようにしましょう。
今回使用した道具
オッズ odz レンジクロスフック
デュエル ガン玉 3B