ホタルイカパターンとは?
毎年2月下旬から富山湾で開幕する『ホタルイカパターン』。ホタルイカパターンが始まると例年多くのアングラーが押し寄せます。多くのフィッシュイーターが狙えるこのパターンですが、釣り方を知らないと簡単に釣れないことも……。 今回は、そんなホタルイカパターンについてご紹介していきます。
ホタルイカの生態
ホタルイカは普段水深200~600メートルととても深い場所に居ますが、春の産卵シーズンになると海面付近まで浮き上がってくるようになります。産卵行動が進むとともに弱ってきたホタルイカは、富山湾の潮流の影響や方向感覚を失うことによって岸辺に打ち上げられるとされていて、この現象は「ホタルイカの身投げ」と呼ばれています。
ホタルイカパターンが成立しやすい条件
ホタルイカパターンで重要なのが成立しやすい条件を知っておき、タイミングよく釣行することです。ホタルイカが岸近くに寄ってきていないと釣果を伸ばすことは難しいでしょう。遠征するアングラーも多いと思いますので、ここでご紹介する条件を参考にしてみてください。
ホタルイカパターンの時期
産卵のためにホタルイカが接岸してくるのは、毎年2月下旬から5月ごろまで。接岸してきたホタルイカを捕食するために、シーバスやチヌ、メバルなど非常に多くの魚種が集まってくるようになります。
時間帯は?
ホタルイカの接岸するのは深夜。特に午後10時ごろから翌朝6時ごろに接岸しやすいようです。その中でも特に新月の夜が狙い目となります。ヘッドライトやライフジャケットといった装備で安全を確保しつつ、釣りをするようにしましょう。
新月大潮まわりが狙い目
新月の大潮周りはホタルイカが接岸しやすく、シーズンを通して狙い目となります。特にホタルイカパターンの前半である2~3月は、ホタルイカの個体数がまだ少ないからか、新月大潮まわりで無いと釣果を出すことが難しいようで、4~5月にかけては、潮周りの影響が少なくなりますが、それでも新月の大潮周りはやはり狙い目です。
ホタルイカパターンの攻略法
ルアーチョイス、アクション、カラーローテーションの3つが釣果を分けるポイントとなるホタルイカパターン。通常のルアー釣りとはちょっと違った意識を持っておくと釣りやすくなるでしょう。おさえておきたいポイントをチェックしましょう。
攻略法①:ルアーチョイス
ホタルイカパターンのときは、ホタルイカに似ているルアーを使うのがベター。小型でゆっくりと沈み、ホタルイカのサイズにあったルアーを使っていきましょう。大きく動いたり、速く沈んだりするルアーはホタルイカパターンのときはあまり効果的ではありません。
攻略法②:基本アクション
アクションは「ただ巻き」と「ストップ&ゴー」がホタルイカパターンを攻める際の基本です。ホタルイカは水中で漂いながら、30センチくらいスーッと水平に泳いだり斜めに浮き上がっては止まって、また30センチくらい泳いでは止まるといった行動をしていることが多いので、それをイメージしてアクションさせてみましょう。
また、サスペンドタイプのルアーであれば投げたまま20秒から数分放置して漂わせておくという使い方も、時に効果的となりますので試してみましょう。
攻略法③:カラーローテーション
ホタルイカは状態によって色が変わるので、それに合わせてカラーローテーションしてみるのも手です。凄く元気な時は赤色、通常のホタルイカはクリア、弱ったり死んで沈んでるホタルイカは白色です。実際、その時の魚が、どのような状況のホタルイカを好んで食べているかを見極め、似た色を選ぶのも釣果を伸ばす方法の一つとなります。
ホタルイカパターンにおすすめのルアー
ホタルイカパターンで重要となるルアーチョイス。各メーカーからホタルイカパターンに合わせたルアーが数多く販売されています。ここではホタルイカパターンにおすすめのルアーをまとめましたので、下記にご紹介します。
ロッド操作で繊細なアクションを出しやすい
スタンディングスクイッド ミゼット type-SP
小さくても高比重ソリッド構造でロングキャスト出来る
デュオ テトラワークス イカッコ
ホタルイカの泳ぐ姿を忠実に再現したシンペン
スミス チヌペン ホタル
ウッド素材が生み出すナチュラルアクションが魅力
ラパラ カウントダウンアバシ リップレス CDAL7
ソフトな質感でホタルイカパターンを攻略
アグア ファイヤーフライ
ホタルイカパターンを攻略して爆釣を目指そう!
様々な魚種が狙える富山湾名物のホタルイカパターン。このパターンを攻略できれば、爆釣することも珍しくありません。攻略に適したルアーを数色用意しておき、ホタルイカパターンが起きやすい条件にタイミング良く釣行するのが攻略の鍵となります。ぜひ本記事を参考にホタルイカパターンを攻略してみてください。