伝説的シーバスルアー『TKLM』の人気が続く理由とは?

2019/01/11 更新

今では定番ルアーのリップレスミノー。その先駆け的存在である『TKLM』をご存知ですか?いまだに多くのファンから愛される伝説的ルアーの秘密に迫ります。


アイキャッチ画像出典:タックルハウス Facebook

TKLMについて

TKLM 80 TKLM(ティーケーエルエム)は、タックルハウス社より販売をされているリップレスミノー。設計者は世界ではじめて重心移動ルアーを生み出した、伝説的ビルダーの二宮正樹氏。同氏が生み出したブルーオーシャンシリーズのBKLMを前身に持ち、リップレスというジャンルを定着させた先駆け的ルアーです。

今なお多くのアングラーから支持を集め『1軍ルアーとして外せない』という方も多いことでしょう。新しいルアーが生まれては消えゆく昨今のシーバスルアー事情。人気を集め、今でも釣具店に並ぶTKLMの秘密に迫ります。

スイムアクション

TKLM誕生の目的は浅場の大型シーバスをキャッチするため。水面一枚下をブレることなくトレース可能な設計が施され、超デッドスローリトリーブでもお尻をフリフリと振りながら泳ぎます。それは、食い気の無い個体にすらスイッチを入れるといわれる魅惑のアクション。唯一無二ともいえる特徴的な泳ぎは魚だけでなく、アングラーも夢中にさせてしまいます。

形状の秘密

TKLM
出典:楽天市場
TKLMの頭部を前面から観察してみてください。水を受ける部分にくぼみがあり、ラインアイが沈んだ箇所についていることにお気づきのことでしょう。これは正面からくる水流に対して、過剰な影響を与えない工夫。計算し尽された職人の技が現れています。

TKLMのおすすめカラーラインナップ5色

TKLM カラー TKLMのカラーラインナップは実に豊富。釣具屋の地域限定カラーや、初回生産の限定カラーなども多く見受けられます。カラーがシーバスに与える影響というのは不明確な部分がありますが、自信を持って投げ続けることができる色選びが大切。

おすすめカラー以外にも、ネットショッピングや地域の釣具屋などをめぐり、限定カラーを探すこともひとつの楽しみ方ですよ。

パール・レッドヘッド

TKLM RH TKLMに似合いすぎるほどの、クラシカルなレッドヘッドカラー。闇の中でも視認をしやすい赤と白のコントラストは、シーバスルアーの定番カラーです。

クリアHG・ピンクヘッド

TKLM ピンク TKLMシリーズでも異彩を放つカラー。クリア×ホログラム×ピンクヘッドのカラーリングは、クリア好きにはたまらない組み合わせではないでしょうか。重心移動システムの位置も視認できるため、ウエイトボールをコントロールする練習にも最適です。

SHチャートオレンジベリー

TKLM チャートオレンジベリー 背面はチャートカラー・腹面はオレンジ・ボディにはシルバーホログラムがカラーリングされており、衰弱して腹を見せながら泳ぐベイトフィッシュを演出するのに一役買ってくれるカラーです。

HGアユ

TKLM アユ 近年のシーバスルアーでも人気絶大なアユカラー。ホログラムとの相性がよく、フラッシングの効果が期待できるカラーリングです。チャーミングな追星も特徴のひとつですよ。

SH・イエローグリーン

TKLM イエローグリーン 濁りに強いとされているイエローグリーン系。シルバーホロでコーティングされており、多面的なフラッシングも期待できるカラーリングです。ナイトゲームだけでなく、デイゲームの使用もおすすめです。

番外編:ステイルフィッシュ

TKLM 限定カラー TKLMの新モデル発売時、初回限定生産でラインナップされたカラーです。シーバスルアーには珍しい特徴的なカラーリングで、使っているだけでもワクワクするようなカラーではないでしょうか。

TKLMのラインナップ

TKLMには現在3サイズのラインナップがあり、モデル違いを合わせれば5モデルが展開されています。各モデルごとに幾度にもよるテスト・計算された設計が施されており、用途に合わせたローテーションには事欠きません。

TKLM9/11

TKLM9・11 リップレスミノーブームを呼び起こした始祖的存在。2001年に発売されたTKLMシリーズの古株です。極低速域で動かしても、左右にバランスを崩す食わせの動作をオートマチックに演出。ゆっくり巻くだけでもシーバスが思わずバイトしてしまうような、魅惑のスイムアクションが特徴です。

目に止まるのは、身体に似合わず大きなフックを背負っている点。二宮氏によると、『テスト段階であまりに丸呑みをされ過ぎたため、口周りで引っ掛かり呑まれることを防ぐ』目的でつけたのだとか。釣るだけでなく、その後を見越した設計に感銘を受けた方も多いことでしょう。

ITEM
タックルハウス Tuned K-TEN TKLM’9/11
全長:90ミリ
自重:11グラム

TKLM9/14 シンキングワークス

TKLM シンキングワークス 背中に『WORKS』と記載のあるシンキングチューンモデル。3グラムのウエイトアップによる恩恵として、飛距離・操作性・吸い込み抵抗の少なさが挙げられます。スタンダードモデルに比べて控えめなアクション・潜行レンジの違いを持っているため、反応が得られない時に試してみたいモデルではないでしょうか。

ITEM
タックルハウス Tuned K-TEN TKLM90/14 シンキングワークス
全長:90ミリ
自重:14グラム

TKLM9/12.5 サスペンド

TKLM サスペンド 2012年に発売をされた90サイズのニューフェイスで、顔の横面に胸ビレがついたサスペンドモデル。小魚がステイしている姿を見た目から表現しており、あまりの呑み込まれやすさからバーブレスフックを標準装備しているようです。

海水・淡水域のどちらもありえるシーバスフィッシングにおいて、サスペンドの浮力設定は至難の業。程よい汽水域を狙いとした塩分濃度を想定し、絶妙な浮力設定には使い手のアングラーが悶絶してしまうほどではないでしょうか。ロッドワークにおけるアクション・ポーズはサスペンドの強みとなるので、ルアーをガンガン操作したい! というアングラーにおすすめのモデルです。

ITEM
タックルハウス Tuned K-TEN TKLM サスペンド 9/12.5
全長:90ミリ
自重:12.5グラム

TKLM12/18

TKLM12 TKLM90の兄貴分である12センチサイズのアップサイズモデル。飛距離とシルエットアピールに大きなアドバンテージが見られますが、ルアーアクションは弟に比べて控えめです。ルアー特性もスローフローティング気味に設定されており、ドリフトで流し込む釣りが得意なルアー。磯場でのヒラスズキに用いるアングラーも多く、活躍の幅は広いルアーといえるでしょう。

ITEM
タックルハウス Tuned K−TEN TKLM 12/18
全長:120ミリ
自重:18グラム

TKLM8/9.5

TKLM80 TKLM90が生まれて15年後、満を持して2016年2月に発売されたTKLMシリーズのダウンサイジングモデル。8センチサイズと小型ながらも貫通ワイヤー仕様が搭載され、抜群の強度を誇ります。

淡水域ではシンキング気味のサスペンド・海水域ではスローフローティングに設計され、絞り込まれたギリギリの浮力設定が特徴です。スイムレンジは9センチサイズよりも若干下へと潜るため、微かなレンジ違いによるルアーローテーションが可能です。

ITEM
タックルハウス Tuned K−TEN TKLM 8/9.5
全長:80ミリ
自重:9.5グラム

TKLMの使い方

シーバス TKLM
撮影:TSURI HACK 編集部
TKLMはただ巻きによるオートマチックなアクションに定評があるルアー。しかし、アングラー側の操作次第では違う顔を見せることがあります。設計者である二宮氏も推奨するTKLMの使い方に迫ります。

ドリフト

TKLM ドリフト
撮影:TSURI HACK 編集部
リップレスミノーのオーソドックスな使い方であるドリフト。流れの上流側へキャストをし、アピールをしたいヨレ・ストラクチャー・明暗でUターンを描くようにルアーを誘導。TKLMはスローリトリーブとの相性が抜群に良い設定がされているため、ラインを先行させながらのドリフトがおすすめです。

ワープスライド

TKLM ワープスライド
出典:PIXTA
TKLMに備えられた必殺技、ワープスライドと呼ばれるトゥイッチング。スローリトリーブ中にティップを軽くはじくようにし、ルアーを動かしてみましょう。すると、軌道を変えるようにスッと横にスライドし、食わせの間を演出。ドリフトができない流れの時間帯では、効果的となる場合があります。ぜひ釣り場で実践をしてみてください。

注意点

TKLMは飛距離を出すための重心移動システムが組み込まれています。キャストをする際、ウエイトが移動をする『カコッ』という音が聞こえる程度に振りかぶりましょう。サミングしながら着水させ、ウエイトが戻るようにトゥイッチ。安定したアクションが出せるように注意しましょう。

▼サミングの基本を解説!


 愛され続ける理由は実績があってこそ

TKLM プロト TKLMが世に出て、後を追うように増え続けたリップレスミノーというジャンル。その中で愛され続けるているのは、実績があってこそ。筆者にとっても思い出深く、今でもルアーボックスに必ず1つ入れてフィールドへ向かいます。まだ使用をしたことがない方は、ぜひ手に取ってみてください。

▼タックルハウスの名作ルアーを紹介




TKLM 80
このまとめが気に入ったら
「いいね!」をしよう
TSURI HACK編集部
TSURI HACK編集部

TSURI HACK運営&記事編集担当。海から川・湖、エサ釣りからルアーまで幅広く釣り情報をお届けします!

アウトドアのすべてを、ひとつのアプリで。

150以上のアウトドアメディアの記事や動画、3万枚以上のみんなの写真も見られる!
アウトドアの「知りたい!」「行きたい!」がきっと見つかる!
お気に入りの記事や写真を集めて、スキマ時間に素早くチェック!