シーバス・イカパターン

【最盛期】シーバス×イカパターンを考察!抑えておくべきポイントとは?

5~6月にピークを迎えるシーバスの“イカパターン”を考察します。どんな場所や時間帯に成立するの?狙い方は?気になる情報を事前にチェックしておきましょう。

目次

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“シーバス×イカ”を考察

シーバス
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人間がたべてもおいしい『イカ』。実はシーバスも例外ではありません。ベイトとなるイカとシーバスの居場所がリンクすることで、爆発力が期待できる“イカパターン”について考察したいとおもいます。

成立しやすい条件とは?

イカパターン
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シーバスのイカパターンはここ最近注目のパターンで、初心者でも大きなシーバスが手軽に手にできると評判のパターンです。

このイカパターンには、時期や時間などの条件があります。ここではその条件を整理してまとめました。

時期

夕マズメ

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シーバスのイカパターンが成立する時期は5~8月(最盛期は5~6月末ごろ。地域により異なる)。イカが接岸する初夏~初秋までの時期が狙い目です。

ただし、長く雨が降ると真水を嫌うイカは深場へ移動してしまいます。梅雨の長雨後は期待の薄いパターンともいえます。

時間帯

夜のシーバス釣り

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イカの接岸する時間帯は夜です。そのため夜釣りが原則となります。昼でもイカを捕食しているシーバスはいますが、やはり釣りやすさでは夜釣りに分があるでしょう。

場所

シーバスのイカパターンが望める場所は、港湾であれば常夜灯の下、サーフなら明暗のはっきりとした場所が狙い目です。

サーフの場合、かなり浅いところまでイカが打ち上げられるので、それにつられてシーバスも浅場まで上がってきます。

イカとシーバスの居場所がリンクしている

堤防

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イカのが接岸しているかどうかは、港自体を観るよりも、その近くのサーフを見回ることも大事です。イカが打ち上げられていないか確認してみましょう。

季節によって種類こそ違いますが、サーフにイカが打ち上げられている場合、湾内にもイカがいる可能性が高いと言えます。

そのような状況が確認できれば、シーバスがイカを捕食している可能性も高いと言えるでしょう。

パターンの威力を“引き出すコツとアクション”

シーバス

出典:APIA Facebook

では、シーバスにおけるイカパターンの威力を引出すコツやアクションとはなんでしょう?時期や場所のほかに、セオリーとなる見極め方のコツをまとめてみました。

常夜灯は明暗の境界を中心に

橋桁

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常夜灯狙いのパターンで、成否決める最も大切なことは常夜灯の種類です。明暗のはっきりしている水銀灯の常夜灯は狙い目です。

光の弱いナトリウム灯は広範囲を照らすので、一度時合が始まったら長く続く傾向があります。初めてイカパターンを試すのであれば、狙い所がわかりやすい水銀灯の常夜灯を狙いましょう。

雨には注意が必要?

サーフ

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イカの性質として真水を極端に嫌います。そのため雨が降るとイカが深場に落ちてしまい、深場に落ちたイカにつられシーバスも深場へ移動してしまいます

晴れの日が長く続いた後の雨は特にこの傾向が強く、イカパターンが成立しにくい状況になってしまいます。

どんなアクションが有効?

イカパターンルアー

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イカパターンのルアーアクションはタダ巻きがセオリーです。スピードは『極々ゆっくり』から、『ルアーが飛び出すほどのスピード』まで様々ですが、イカは魚に比べて遊泳力が高くないため、ルアーがアクションするギリギリのスピードから試してみてください。

タダ巻きの最中に弱めのトゥイッチを入れるのも効果的です。また、ストップ&ゴーもイカに擬態させるため、有効なアクションと言えるでしょう。

シーバスが捕食するタイミング(食わせの間)をこちらから作り出すことで、釣果を上げることができます。

イカに擬態させよ!おすすめアイテムはコレ

ルアー

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イカパターン用の専用プラグと完全に割り切ったアイテムは、今の所どのメーカーからも発売されていません。

ですが、シーバスのイカパターンで有効と言われているルアーは存在するため、その一部を下記に紹介したいと思います。

ダイワ ガルバ87S

「港奥のプリンス」こと大野ゆうき氏プロデュースのダイワシーバスルアーの意欲作。小さいながらよく飛んで、デッドスローに引いても十分アクションしてくれます。

早い流れに負けないレンジキープ力は、イカパターンで大事な能力。港湾でイカパターンを楽しむアングラーの定番となっています。

ダイワ モアザン ガルバ 87S

全長:87mm
自重:19.3g
レンジ:水面直下—20cm

邪道 グラバー68S

小さいながらもしっかりと飛んで、スローからファストリトリーブまでレスポンスよくアクションしてくれるルアーです。

レンジキープ力も秀逸で、日本海側のシーバスアングラーから絶大の信頼を得ています。

バレーヒル 邪道 グラバーHi 68S

サイズ:68mm
重さ:11g

メガバス X-WAVE SW

都心近郊のアングラー達から、親しまれているアイテムがこちら。気難しい東京湾のシーバスを魅了する、変幻自在のアクション、狙ったレンジを引いてこれるレンジキープ力は秀逸。

イカパターン以外でも、よく釣れると評判なので一度試してみてはいかがでしょう?

メガバス X-WAVE SW エックスウェイブ SW

全長:70mm
重さ:10.5g

ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティス120F SSR

一見大振りなミノーに見えますが、このルアーもイカパターンの定番のルアーとして数えられています。接岸するイカが夏~秋にかけて大型化しますが、その季節のイカを模したルアーとして有効です。

しっかり飛んで、しっかり動くため、アングラーからの信頼も厚く、量販店であればどこでも購入できる点も魅力です。

ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティス 120F−SSR

全長:120㎜
自重:19g
最大潜行深度: 5〜30cm

一年で最もエキサイティングな時期を楽しもう!

シーバス
出典:APIA Facebook

今回は『シーバス✕イカパターン』を紐解いてみました。5月のGW~6月末の梅雨入りまでが、このパターンの最盛期です。

イカがサーフに打ち上げられていて、それを確認できたらイカパターンスタートの合図! 一年で最も簡単に大型シーバスを手にできるチャンスです。あなたもぜひ挑戦してみてください!