LINE公式アカウント 最新の釣り情報をチェック! 友だち追加はこちら
高速リサイクラー

『高速リサイクラー』全モデル徹底解説!各モデルの違いと使い方・メリット

第一精工から販売されているラインメンテナンスツール『高速リサイクラー』。

ラインの巻替え頻度が高いルアーゲーム愛好家の間で便利グッズとして重宝されています。そんな高速リサイクラーの各モデルの違いと、使い方を紹介します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ撮影:TSURI HACK編集部

ライン管理の名脇役「高速リサイクラー」について

高速リサイクラー2.0

撮影:TAKEBUCHI

使い古したラインをリールから抜いて新しい糸を巻くのは、ある程度釣りを嗜んでいたら必ずやった事がある作業でしょう。

同時に、ライン巻き替え作業は地味に手間がかかるうえ、要領を押さえながらやらないとライントラブルの原因になったりもするもの。

そんな時に素晴らしい働きをしてくれるのが、第一精工の「高速リサイクラー」シリーズ

魚との命綱であるライン管理を、簡単・確実にできる優れたツールについて徹底解説します!

リールのような構造で楽々ライン巻き替え

高速リサイクラーにラインスプールをセット

撮影:TAKEBUCHI

高速リサイクラーは、リールのようなハンドルを持った構造をしています。

シャフト部分にセットした空スプールに古いラインを固定し、ハンドルを巻いて素早くリールからラインを抜く事が可能です。

同様に新品ラインを高速リサイクラーにセットすれば、テンションをかけながらラインをスプールにキッチリ巻くことができます。

高速リサイクラーを使うメリット

高速リサイクラー2.0

撮影:TSURI HACK編集部

ラインの交換は高速リサイクラーを使わずともできる作業ではあります。

が、高速リサイクラーにはアナログな方法でラインを巻き替える以上のメリットが多くあります。

古いラインを素早く抜き取れる

100m以上もあるラインを手でたぐって取り出すのは、案外骨の折れる作業。

しかし、高速リサイクラーを使えば、ハンドルを巻くだけでサッとリールから使ったラインを抜き取る事ができます。

使わないラインを空スプールに巻いて保存しておくこともできるので、同じリールで複数の太さのラインを使い分けたい時や、ラインの塩抜きをしたい時にも重宝します。

一定のテンションでラインを巻ける

新品のラインを、テンションをかけつつリールに巻くとき、ボビンの中心に棒やペンを通し、手や足で押さえてながら巻く昔ながらの方法もあります。

が、その方法ではどうしてもテンションにバラつきが出て、バックラッシュなどライントラブルの原因になることも。

高速リサイクラーには、シャフト部分に一定の負荷が掛けられる機構が付いているので、一定のテンションを掛けながらキッチリ糸を巻く事ができます。

このテンションはネジで簡単に調整できるので、ラインの太さによって適宜調整可能。

とくにテンションの掛かり具合にシビアなPEラインの巻き取りで、非常に役立つ機能でしょう。

巻き替えでラインを傷めるリスクを減らせる

手や足で抑えながらラインを巻いていると、知らず知らずのうちに傷を付けてしまっていることもありますが、ラインを傷めるのはできるなら避けたいもの。

高速リサイクラーを使うとラインに直接触る事がほぼなくなるため、新品のラインを傷める事なくリールに巻き込めます。

高速リサイクラーの使い方

高速リサイクラーには3つの使い方があります。

それぞれの使い方の手順について、簡単に解説していきましょう。

リールから空スプールへ古いラインを巻く

高速リサイクラープロ

手順

  1. 1.空スプールを高速リサイクラーのシャフトにセットする
  2. 2.リールに巻いてあるラインを、空スプールに固定する
  3. 3.リールのベールを起こし(クラッチを切り)、ラインをフリーの状態にする
  4. 4.高速リサイクラーのハンドルを回し、ラインを巻き取る

新品のラインをリールに巻く

高速リサイクラーを使ったリールへの巻き取り

手順

  1. 1.新品のラインを高速リサイクラーのシャフトにセットする
  2. 2.ラインをリールに固定する
  3. 3.テンション調節ネジを調整し、かける負荷の強さを決める
  4. 4.リールのハンドルを回してラインを巻く

PEラインの裏返し

PEラインの裏返しとは、使用した側のラインがスプールの中に、使っていないラインが外に来るように巻き替える作業のこと。

使い古した部分がスプールの奥に入るため、新品のラインに巻き替えたのと同じ効果が得られる節約テクニック

この裏返しをすると、一度買ったラインを長期間使い続ける事が可能です。

手順

  1. 1.リールに巻いてあるラインを空スプール1に巻き取る
  2. 2.空スプール1に巻いたラインを空スプール2に巻き取る
  3. 3.空スプール2に巻いたラインをリールに再び巻き戻す

高速リサイクラーシリーズのラインナップ

第一精工 高速リサイクラー

サイズ204mm×86mm×74mm
固定方法クランプ
ギア比3.5:1

シリーズの基本となるベーシックモデル

高速リサイクラーシリーズの中でもベーシックなモデル。

3.5倍速ハンドルによって、空スプールへのラインの巻き取りを素早く行えます。

シリーズ中最も安価なので、まずはこのモデルから使ってみても良いでしょう。

第一精工 高速リサイクラー2.0

サイズ215mm×95mm×90mm
固定方法クランプ
ギア比3.5:1

3ボールベアリング内蔵の高性能モデル

3ボールベアリングを内蔵し、ショートとロングの2本のシャフトが付属する、高速リサイクラーの進化版モデル。

シャフトを使い分けで、スプール幅を気にせず様々な種類のラインの巻き替えが可能です。

オプションパーツを使えば、強いテンションが必要な太糸の巻き取りにも対応し、拡張性も高め。

予算に余裕があるなら、1台持っておいて損のないモデルです。

第一精工 高速リサイクラー2.0オプションパーツ Wパワーズ超ロング

12連結スプール&強力テンションに対応するオプションパーツ

高速リサイクラー2.0のオプションパーツ。

全長300mmのロングシャフトが付属しており、12連結スプールに対応しています。

またこのパーツを使うと、高速リサイクラー2.0単体よりも強力なテンションがかけられるようになります。

大型リールや電動リールへの糸巻き作業を、自宅でもできるようになる優れものです。

第一精工 リサイクラーDSフル装備

サイズ(収納時)260mm×240mm×150mm
固定方法クランプ
ギア比4.0:1

装備が充実したフラッグシップモデル

スプールからスプールへの巻き替えを簡単に行える機能や、リールを取り付けるためのシートなど、さまざまな機能が充実したフラッグシップモデル。

高速リサイクラーよりもさらに速い4倍速ハンドルを搭載しており、ラインの巻き替えスピードもシリーズ最速。

付属のスプールにPEラインを巻き取れば、塩抜き洗浄が簡単に行えるようになっています。

ラインの巻き替えを完璧にしたい方や、PEラインのメンテナンスにこだわっている方におすすめです。

第一精工 リサイクラー

サイズ190mm×90mm×100mm
固定方法吸盤
ギア比1:1

吸盤固定でどこでも使えるお手軽モデル

吸盤で固定してラインの巻き替えを行えるモデル。

シリーズの中では最もコンパクトで、車の中や釣り場でラインを巻き替えることの多い方にもおすすめ。

他のモデルと比較するとシンプルな作りではありますが、簡単確実にラインの巻き替えができるのは同シリーズならではでしょう。

高速リサイクラーを使って楽ちんライン管理!

高速リサイクラー2.0を使用した空スプールへの巻き取り

撮影:TAKEBUCHI

高速リサイクラーは、リールのライン管理を一気に楽にしてくれるアイテム。

ラインの巻き替え自体は手や足でも行えますが、高速リサイクラーを使えば多大なメリットが得られます。

魚と釣り人を結ぶ唯一の道具とも言える「ライン」を、高速リサイクラーでしっかり管理して釣果に結びつけましょう!

関連記事