夏の釣り、飲み物ナメてると危険なワケ

炎天下の釣り場にいると、ふと気づけば汗びっしょり。
喉はカラカラ。さて、何を飲もう。
クーラーボックスの中にあるのは、甘い炭酸ジュースか、コーヒーか。
念のために入れておいたスポーツドリンクを飲むべきか。
今日は運転しないから、いっそ、コンビニでビールやチューハイを買って飲んでしまおうか?
夏は汗をかくぶん喉が渇き、どの飲み物を選ぶべきか迷いますよね。
ただ、水分補給を間違えると熱中症のリスクが上がります。
糖分やカフェインの摂りすぎ、汗をかきながらの飲酒が、想像以上のリスクにつながることもあります。
そこで今回の記事では、釣り人のクーラーボックスに入りがちな定番ドリンクのメリットとデメリットを比較していきます。
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難しい話は抜き。釣り以外のアウトドアを楽しむ方も、ぜひ参考にしてください!
【比較】釣り人がよく飲む定番ドリンクのメリット・デメリット

ここからが本題。定番ドリンク7種のメリットとデメリットを、左右で見比べられる形にまとめました。
釣り場のシーンに当てはめながらチェックしていきましょう。
水:基本にして万能、でも「塩分ゼロ」

| ◎メリット | △デメリット |
|---|---|
| 糖分・カフェインがゼロで、体にやさしい | 塩分ゼロで大汗の日はミネラルが不足しがち |
| 安く、どこでも買えてコスパがよい | 一度に大量に飲むと、体液が薄まることも |
| 普段の水分補給に最適 | 単体では熱中症対策に物足りない |
真夏の水分補給として水を持っていくなら、塩あめや塩分タブレットとの組み合わせがおすすめ。
味がしない水が苦手な方は、レモン果汁を少し入れると、爽やかな酸味が加わって飲みやすくなります。
キンキンに冷やしておけば、水そのもののおいしさも感じやすいでしょう。
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前夜に凍らせてクーラーボックスへ入れておくと、凍っている間は保冷剤代わりになり、溶けたあとは水分補給に使えます。
参考:熱中症予防情報サイト(環境省)、熱中症環境保健マニュアル2022(環境省)
炭酸水:無糖ならスッキリ優秀

| ◎メリット | △デメリット |
|---|---|
| 無糖なら糖質・カロリーゼロ | 加糖は糖分たっぷりの別物、血糖値爆上げ |
| 爽快感で食欲がない日も飲みやすい | 炭酸でお腹がふくれて量を飲めない |
炭酸水を選ぶなら、必ず「無糖」の商品を選びましょう。
糖分を気にせずすっきり飲めるため、暑さで食欲がないときにも向いています。
購入時は、パッケージに「無糖」と記載されているか確認してください。
ただし、無糖の炭酸水には塩分が入っていません。
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大汗をかく場面では炭酸水だけで済ませず、塩分タブレットをなめたり、スポーツドリンクと交互に飲んだりして塩分もしっかり補給しましょう。
スポーツドリンク:汗で失う塩分&糖分をまとめて補える即戦力

| ◎メリット | △デメリット |
|---|---|
| 水分・塩分・糖分をまとめて補える | 思ったより糖分が多い |
| 糖と塩分が水の吸収を助ける | がぶ飲みで糖の摂りすぎに |
| 熱中症対策の即戦力 | 普段使いには糖分が多すぎ |
熱中症対策では、水分と塩分をまとめて補給できるスポーツドリンクが心強い存在です。
一方で、想像以上に多くの糖分が含まれている商品もあります。
水代わりにがぶがぶ飲むと、糖分の摂りすぎにつながるため注意が必要です。
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ガッツリ汗をかく日は、そのまま飲んでOK。
涼しい朝夕や軽めの釣行では、水とスポーツドリンクを交互に飲む方法もあります。
お茶:カフェインに注意

| ◎メリット | △デメリット |
|---|---|
| 麦茶やハーブティーはノンカフェインで安心 | 緑茶・ウーロン茶・紅茶はカフェイン入りが多い |
| クセがなくたくさん飲める | 水分補給の主役にすると、カフェインの摂取量が増えやすい |
夏の釣りにお茶を持っていくなら、ノンカフェインの商品を選びましょう。
コンビニや自動販売機で手軽に買えるものでは、麦茶が定番です。
スーパーなどでノンカフェインのハーブティーが見つかれば、選択肢に加えてもよいでしょう。
カフェインを避けたい理由は、利尿作用があるためです。
せっかく補給した水分が、尿として排出されやすくなることがあります。
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緑茶やウーロン茶、紅茶、ジャスミン茶などはカフェインが入っているものが多いので、買うときには注意してくださいね。
コーヒー:眠気覚ましの相棒、ただし水分補給の主役にはしない

| ◎メリット | △デメリット |
|---|---|
| カフェインで眠気を撃退 | 飲みすぎると睡眠が浅くなる人も |
| 適量なら水分の一部として数えられる | 甘いカフェオレ系は糖分もセット |
眠気覚ましや、ひと息つきたいときに、コーヒーはうれしい存在ですよね。
ただ、コーヒーを夏の「水分補給のメイン」にするのはやめましょう。
カフェインによる利尿作用もあるため、飲みすぎには注意が必要です。
また、夕方以降にコーヒーを飲むと、夜の睡眠に影響することもあります。
暑い日の水分補給は、あくまで水やスポーツドリンクをメインにしてください。
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コーヒーを選ぶなら、糖分を抑えられる「ブラック(無糖)」か「微糖」を選び、午前中までに飲むのがおすすめです。
エナジードリンク:ここぞの一発は頼れるけれど

| ◎メリット | △デメリット |
|---|---|
| 短時間でスイッチを入れられる | カフェインも糖分もかなり多め |
| 夜釣りや早朝出発の強い味方 | コーヒーなどと重ねると、カフェインの総量が増えやすい |
| 「ここぞ」の集中に効く | 動悸や気分の悪さを感じる人も |
夜釣りや早朝出発など、ここぞという時のエナジードリンクは頼りになります。
ただし、カフェインと糖分が多く含まれているため、注意が必要です。
コーヒーやお茶と一緒に飲むと、あっという間にカフェインの摂りすぎになってしまいます。
また、空腹時に一気に飲むと、気分が悪くなることがあります。
カフェインには、胃酸の分泌をうながす働きがあります。空腹時に一気に飲むと、強い胃酸が直接「胃の壁」を刺激してしまい、気持ち悪さや胃痛を引き起こす可能性があるのです。
また、血糖値の急上昇やカフェインの強い刺激が、吐き気や動悸につながることもあります。
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飲む場合は商品表示でカフェイン量を確認し、コーヒーやお茶など、ほかのカフェイン飲料との重複を避けましょう。
参考:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A(農林水産省)
砂糖入りの炭酸飲料:一口の幸福感は最高、でも中身は「液体の砂糖」

| ◎メリット | △デメリット |
|---|---|
| 冷えた一口の幸福感は格別 | 糖分が多く血糖値が一気に上がる |
| 気分転換のご褒美にうってつけ | 甘い飲み物だけで喉の渇きを満たすと、体調を崩す原因に |
暑い釣り場で飲む冷たいコーラやサイダーは、最高においしいですよね。
ただ、甘い炭酸飲料の中身は「液体の砂糖」です。
喉が渇いたからといってガブ飲みすると急激に血糖値が上がり、余計に喉が渇くという悪循環に陥ってしまいます。
甘い炭酸飲料は、あくまで気分転換の「ご褒美(おやつ)」と考えましょう。
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飲むときは水と交互にし、メインの水分補給は水やスポーツドリンクでしっかり確保してください。
参考:多目的コホート研究(清涼飲料水と糖尿病発症との関連/国立がん研究センター)
【シーン別】迷ったらこれ!おすすめドリンク早見表

ここまでの内容を、釣りのシーンごとにギュッと凝縮。
クーラーボックスに何を詰めるか迷ったら、この表をチェックしてみてください。
| シーン | おすすめの飲み物 |
|---|---|
| 酷暑の長時間釣行 | スポーツドリンク+塩分を軸に、水と交互に |
| 涼しい朝夕や短時間の釣行 | 水・無糖の炭酸水・麦茶でサッパリと |
| 眠気を飛ばしたいとき | 水やスポーツドリンクをメインに、コーヒーやお茶を適量取り入れる |
| ここぞの集中タイム | 水やスポドリをメインに、エナジードリンクを1本だけ |
| 帰宅後のご褒美 | お酒は家でゆっくり、水と交互に飲む |
基本の軸さえ押さえておけば、あとはその日の気分で選んで大丈夫。
暑さと上手に付き合いながら、釣りそのものを存分に楽しみましょう。
【番外編】釣り場でのお酒は「あらゆる意味で」おすすめしない理由

ここからは番外編。
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クーラーボックスにビールを忍ばせている人、正直に手を挙げてください……!
暑い釣り場×お酒が危険な理由

お酒には利尿作用があり、飲むほどに身体から水分が出ていきます。
暑い中で飲むと、水分補給どころか脱水を進めてしまうんです。
しかも、冷えたビールでスッと喉が潤った気になるぶん、脱水に気づきにくいのも怖いところ。
汗をかく前後の飲酒は熱中症のリスクを高めるため、避けたい飲み方といえます。
さらにアルコールは中枢神経に作用し、判断力や平衡感覚を鈍らせます。
足場の悪い岸壁やテトラ、揺れる船の上では、ほんの少しの油断が落水や転倒に直結します。
自分の身を守るためにも、釣り中の飲酒は控えましょう。
飲むなら「家に帰ってから」が正解

お酒を楽しむこと自体は、もちろん自由です。
大切なのは、味わう場所とタイミング。
釣りを気持ちよく終えて、無事に帰宅してから、自宅でゆっくり一杯を味わうのがいちばんです。
ただし、自宅でお酒をたしなむ際も、水を一緒に飲み、量はほどほどにしましょう。
空きっ腹での一気飲みは避けて、釣った魚や釣り場で買ったお土産などをつまみながら楽しむのがコツ。
翌日に運転を控えている場合は、飲酒量と終了時刻に十分注意し、アルコールが残る可能性があるときは運転しないでください。
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「釣った魚をつまみに、じっくりたしなむ」くらいの距離感が、長く元気に釣りを続けるコツです。
参考:健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(2024年/厚生労働省)
シーンで選べば、夏の釣りはもっと快適

夏のドリンク選び、難しく考えなくて大丈夫。
基本は水かスポーツドリンクをこまめに飲み、塩分もあわせて補いましょう。
カフェインや糖分の多い飲み物は「ここぞ」という場面や「ご褒美」に回すと、体への負担を抑えながら一日を過ごせます。
お酒を飲むなら、釣りを終えて帰宅してからにしましょう。
もし、強い喉の渇きやめまい、気分の悪さなど、気になる症状があるときは無理をせず、涼しい場所で休んで、必要に応じて医療機関に相談してくださいね。
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しっかり備えて、この夏も安全に、思いっきり竿を振りましょう!
