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マットブラックのリールに、なぜか心を奪われてしまった。

マットブラックのリールに、なぜか心を奪われてしまった。

私は基本的に、リールは安価なモデルを使うことが多いです。

というのも、安価モデルであればハイエンドモデル1台分の予算で、下手をすれば10台近く購入でき、それぞれのリールの個性や良さを楽しめるからです。

今回は、アブガルシアから2025年にリリースされた安価モデル「MAX SX」のマットブラック仕様に惹かれ、実際に購入してみました。

本記事では、その使用感について紹介していきます。

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目次

アブガルシア MAX SXの特徴

今回僕が購入した番手は、ライトゲームに最適な2000SH。

メバル釣りに良さそうだなと思い、この番手をチョイスしてみました。

ギア比は6.2:1のハイギア仕様。最大ライン巻き取り量は76cmです。

重さは213gと、安価モデルとしては軽めと言えるでしょう。

また、6+1のベアリング、ねじ込み式ハンドルを搭載。

さらにアルミ製の替えスプールが付属しており、マットブラックのボディに映える「MAX」のロゴが印象的なのも、このモデルの特徴です。

アブガルシア MAX SX 2000SH

自重 213g
ギア比 6.2:1
最大ライン巻取 76cm
最大ドラグ力 2.9Kg
ボール/ローラー 6+1
ナイロン糸巻量 4lb-100m
PE糸巻量 PE0.6-100m

ラインナップ

番手は750番から4000番までをラインナップ。

ライトゲームから青物狙いまで、幅広い釣りを楽しめるシリーズとなっています。

フラッグシップを継承した汎用型リール

まずこのリールを一言で説明するなら、フラッグシップモデルのデザインを継承した汎用価格帯リールと言えるでしょう。

同じアブのフラッグシップモデルである「ZENON」や「Revo」に採用されている、左右非対称のコンパクトデザインを踏襲しているのが大きな特徴。

これにより、強度を落とすことなく、軽量かつコンパクトな設計が実現されています。

実際に手に取ると、1000番クラスかと錯覚するほど、全体的にすっきりとしたコンパクトさを感じます。

また、V-Rotor、V-Spoolデザインと呼ばれる、下から上へV字状に広がるスプール形状もフラッグシップモデルから継承。

この構造には軽量化や慣性の低減という明確な意味があり、巻き始めの軽さやレスポンス向上に貢献しています。

実際、巻き心地もこの価格帯のリールとしては非常に軽快です。

さらに、ライン放出時の抵抗を抑えることでキャスト時の伸びやかさも向上。

単なる見た目のデザインに留まらず、実釣で体感できる合理性が随所に詰め込まれています。

そして、アブのリールを購入すると“お約束”のように付属する替えスプールも、MAX SXにはしっかり同梱されています。

モデルによっては材質違いの、いわゆる「スペアスプール」が付属することもありますが、MAX SXには、標準装備されているスプールと同素材の替えスプールが付属しています。

実質もうひとつ本体用スプールが手に入る感覚で、ライン違いの使い分けや予備としても心強いポイントです。

KOBAYASHI

価格帯を考えれば、これは素直にお得と言っていい仕様でしょう。

実釣での印象

2000番ということで、ラインはPE0.6号をチョイス。

ULロッドを合わせ、夜のライトゲームで使用してみました。

まずは河川絡みのエリアで、ヒラセイゴを狙って実釣。

リール自体の剛性がしっかりしているため、リーリング時のブレは少なく、巻き心地も軽快です。

全体的な使用感はかなり良好で、1万円を切る価格帯のリールとしては十分に「あり」だと感じました。

ただし、ひとつ気になった点もあります。それがドラグの設定感。

ドラグの初動が、他のリールと比べるとやや重く感じられる一方で、緩めに設定すると、魚を掛けた際に想像以上に滑ってしまう場面もありました。

結果として、フッキングミスにつながることもあり、このあたりに操作感としての“ズレ”を感じたのが正直なところです。

これまで使ってきたリールではあまり経験のないタイプのドラグだったため、少し戸惑いを覚えました。

KOBAYASHI

とはいえ、慣れの問題なのか、それともセッティングの詰め方次第なのか。

もう少し使い込んだうえで、見極めていきたい部分でもあります。

ただ、釣りを楽しみ、魚を釣るという本質的な部分においては、十分すぎるほどの性能を備えていると感じています。

細かな感覚のズレも含めて、そのリールの“個性”と捉え、試行錯誤しながら合わせ込んでいく過程そのものが、釣りの楽しさでもある——僕はそう思います。

価格帯を考えるなら、求めるべきは完璧さよりも付き合い方。

そう考えれば、このMAX SXは、使い手次第でしっかり応えてくれる相棒になってくれるはずです。

道具と対話しながら釣りを楽しみたい人へ

MAX SXは、価格帯を考えれば非常に堅実で、実釣性能をしっかりと備えたリールだと感じました。

ドラグフィーリングに多少の癖はあるものの、それは欠点というより個性の範囲。

使い込むことで理解が深まり、付き合い方が見えてくるタイプの道具だと思います。

とくにアブガルシアというメーカーは、そうした“癖も含めて楽しむ”リール作りをしてきたブランドですよね。

その一方で、初心者向けの入門機というよりは、ある程度釣りを知った中級者以上のアングラーが、あえてこの価格帯・このキャラクターのリールを選ぶことで楽しめる一本——そんな印象も受けました。

KOBAYASHI

つまり、道具と対話しながら釣りを楽しみたい人にこそ、手に取ってみてほしい。

MAX SXは、そんなリールです。

撮影:DAISUKE KOBAYASHI

アブガルシア MAX SX 750S

自重 173g
ギア比 5.2 : 1
最大ライン巻取 54cm
最大ドラグ力 2.9Kg
ボール/ローラー 6+1
ナイロン糸巻量 2lb-75m
PE糸巻量 PE0.3-90m

アブガルシア MAX SX 1000S

自重 210g
ギア比 5.2 : 1
最大ライン巻取 58cm
最大ドラグ力 2.9Kg
ボール/ローラー 6+1
ナイロン糸巻量 2lb-100m
PE糸巻量 PE0.3-120m

アブガルシア MAX SX 2500SH

自重 227g
ギア比 6.2 : 1
最大ライン巻取 83cm
最大ドラグ力 3.2Kg
ボール/ローラー 6+1
ナイロン糸巻量 6lb-100m
PE糸巻量 PE0.8-150m

アブガルシア MAX SX 2500SHD

自重 238g
ギア比 6.2 : 1
最大ライン巻取 83cm
最大ドラグ力 3.2Kg
ボール/ローラー 6+1
ナイロン糸巻量 6lb-100m
PE糸巻量 PE0.8-150m

アブガルシア MAX SX 3000SH

自重 241g
ギア比 6.2 : 1
最大ライン巻取 89cm
最大ドラグ力 6.4Kg
ボール/ローラー 6+1
ナイロン糸巻量 6lb-150m
PE糸巻量 PE1.2-150m

アブガルシア MAX SX 3000H

自重 241g
ギア比 6.2 : 1
最大ライン巻取 89cm
最大ドラグ力 6.4Kg
ボール/ローラー 6+1
ナイロン糸巻量 8lb-200m
PE糸巻量 PE2-160m

アブガルシア MAX SX 4000H

自重 285g
ギア比 5.2 : 1
最大ライン巻取 96cm
最大ドラグ力 6.4Kg
ボール/ローラー 6+1
ナイロン糸巻量 12lb-180m
PE糸巻量 PE2-220m

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