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オクマのコロナド

ベイトリールの“アノ機能”を備えたスピニングリールだと!?

大物狙いのブッコミ釣りに適したスピニングリールがない……。

今回は、僕のそんな悩みを解決してくれた、唯一無二のリールを紹介します!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

Amazonで出会った!

Okumaコロナド CDX-80のスプール

こんにちは。超大型魚を狙ったブッコミ釣りが大好きな山根です。

今回は理想のブッコミリールをAmazonで購入できたのでご紹介します。

とってもマニアックな記事になりそうですが、大物狙いのエサ釣りに興味がある方はぜひお付き合いください!

怪魚ハンター山根
ブッコミ釣りをするにあたって、リールに求める要素が3つあるんです!

ブッコミリールに求める3要素

安くて丈夫であること

ブッコミ釣りでアタリを待つ風景

ブッコミ釣りは同時に複数本の竿を出すことが多く、数を揃える必要があるため、できる限り安いものが望ましいです。

もちろん安いだけでなく、多少の砂や泥を被っても、水没しても稼働してくれる丈夫さも重要。

十分な糸巻量

ブッコミ釣りに使うリール

極端に太いラインを使用する機会も少なくないため、糸巻量がたっぷりあることも重要です。

対象魚や釣り場の環境にもよりますが、僕はPE10号200m、ナイロン22号(80lb)100m入るのを1つの目安にしています。

クリッカー機能やリアドラグ

両軸リールのクリッカー機能

大物狙いのブッコミ釣りは、ドラグフリーの状態でアタリを待ち、フッキング時には瞬間的に強いドラグをかける必要があります。

ベイトリールの場合はレバードラグやクリッカー機能、スピニングリールはリアドラグやクラッチ機能があると、適切なテンションでアタリを待て、フッキングまでの動作がスムーズです。

これらの機能がないと……

ブッコミ釣りの創意工夫

こうした機能が無いベイトリールでは、緩めたドラグを締めこむまでの間に魚に逃げられることがあります。

また、スピニングにおいてはベールをオープンにしていると、餌を咥えて魚が走っている際にスプールから糸が放出されている状態に。つまり、ラインが邪魔してベールを起こせません。

かと言って、ベールを起こしてユルユルドラグ状態でアタリを待っていると、ドラグを締めている間に魚に違和感を与えて餌を離されることがあります。

怪魚ハンター山根
両軸リールはレバードラグを採用した石鯛リールがピッタリなのですが、スピニングとなると国産リールでは該当するものがないんですよね。

Okuma / コロナド CDX-80

機能満載なのに適度に安い

リアドラグ式スピニングリール

はいッ! お待たせしました。

僕が出会った理想のブッコミ用スピニングリールは、okumaから発売されているCoronado CDX Baitfeeder Spinning Reel CDX-80というモデル。サイズ感はSW14000番くらいです。

海外製品ですが、Amazonや楽天などの国内の通販でも購入できます。

円相場にもよりますが、ステラ1台分で5台買ってもお釣りがくるくらい安いです!

    Okuma Coronado CDX Baitfeeder Spinning Reel CDX-80

    重量855g
    ギア比4.9 : 1
    ドラグ値最大17kg
    糸巻量(ナイロン, mm/m)0.40/380, 0.45/300, 0.50/240

    ※輸入品ということもあり、販売店によって価格が大きく異なる場合もあるのでご注意ください。

    ブッコミ釣りに特化したモデル

    スピニングリールに搭載されたクラッチ機能

    コロナドCDXというシリーズには、一般的なスピニングリールには無いクラッチとリアドラグという機能が搭載されています。

    クラッチがあることにより、ドラグフリーの状態からワンタッチで瞬時にドラグ負荷をかけることが可能

    スピニングリールに搭載されたリアドラグ

    リアドラグはドラグフリー状態の負荷を微調整するもので、コレが本当に便利。まさに感動的です。

    例えば、完全フリーでは緩すぎて、川の流れや活き餌の遊泳力によって道糸が出ちゃう時にちょっと締て調節できます。

    ブッコミ釣りのドラグ設定

    通常のリールと同様に、ファイト時のドラグ調整はフロントドラグで行います

    ファイト時の調整もリアドラグで行うリールは、いざって時にドラグ操作に戸惑うんですよね……。

    ファイト中の操作はフロントドラグの方がしやすいので、クラッチやリアドラグの役割を含めて、この配置が最適解だと思います。

    実釣時の操作

    1. ロントドラグを操作してフッキングに最適なドラグに設定。
    2. クラッチを切る。
    3. リアドラグを操作してアタリを待つのに最適なドラグに設定。
    4. アタリが出たらクラッチを入れてフッキング!
    怪魚ハンター山根
    この手順がコロナドならできるんです!

    ネガはとくに気にならない

    Okuma/コロナド CDX-80の使用感

    ドラグの滑らかさや巻き感、パワーは、価格も考慮すると十分納得レベルです。

    同サイズのSWリールに比べると重たいですが、置き竿が主流なので重さなんてほぼ気になりません。

    リアドラグ式大型スピニングのデメリット

    おもにアオウオ釣りで使っています

    スピニングタックルを使ったアオウオ釣り

    何年も石鯛用の両軸リールを使っていたアオウオ釣りですが、このリールに出会ってからはスピニングタックルを入れ替えました。

    キャスティングやドラグ性能、巻き取りスピードといった点で両軸リールよりも断然快適ですね。

    怪魚ハンター山根
    一方で、スピニングリールならではのデメリットがあるのも事実です。

    国産リールは選択肢がない

    海外製のスピニングリール

    残念ながら日本のメーカーから現時点で発売されているリアドラグリールは、アオリイカを釣るためのヤエン用リールくらいしかありません。

    強いて言えば、クイックドラグを搭載した投げ釣り用リールが候補に挙がってきますが、僕はコロナドのようにドラグ機能とクラッチ機能を分けた方が理にかなっていると感じます。

    怪魚ハンター山根
    リアドラグが搭載されることで大きくて重くなりますし、日本ではスピニングリールを用いたブッコミ釣りの文化や対象魚が少ないことが理由かなって想像します。

    ナイロンラインでファイトすると激ヨレする

    スピニングリールのデメリット

    これはすべてのスピニングリールに共通する話ですが、ナイロンラインを使用するとどうしても糸ヨレが気になります。

    僕は根ズレ対策や水馴染みの良さを優先してナイロンラインを使っていますが、ドラグを滑らせながら20~30分ファイトするだけで激ヨレします

    怪魚ハンター山根
    デメリットといってもこのくらいです。

    コロナドはブッコミ釣り以外にも青物狙いの泳がせ(呑ませ)釣りにも最適だと思います。

    現代の日本の釣り文化に無いリール

    ブッコミ釣りで釣れたアオウオ

    決して万人受けしないかもしれませんが、リアドラグ式のクラッチ付き大型スピニングリールをご紹介しました。

    ちなみに、身近な堤防での泳がせ釣りなどに使いやすい、ちょっと小さなCDX-55(SW6000番くらいのサイズ感)なんかもありますよ!

    大物狙いの餌釣り師の方々の参考に少しでもなれたのなら、嬉しい限りです!

    撮影:山根央之

      Okuma Coronado CDX Baitfeeder Spinning Reel CDX-80

      重量855g
      ギア比4.9 : 1
      ドラグ値最大17kg
      糸巻量(ナイロン, mm/m)0.40/380, 0.45/300, 0.50/240

        Okuma Coronado CDX Baitfeeder Spinning Reel CDX55

        重量550g
        ギア比4.4 : 1
        ドラグ値12.7kg
        糸巻量(ナイロン, mm/m))0.30/320, 0.35/230, 0.40/180

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