シーバストッププロがクロダイ?
連日の猛暑が続くなか、大野ゆうきさんとの撮影でのひとコマ。
編集部M
大野ゆうき
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そんな軽いノリでやっていただいた『チヌキューブ』を使ったクロダイの落とし込み釣り(ヘチ釣り)。
なんと50UPを筆頭に良型が短時間で釣れ、とても面白そうだったのでご紹介します。
大野さんの真夏のデイゲームに1日密着した動画はこちら
クロダイを狙いはじめたきっかけ
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大野ゆうき
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そこで仲間たちと相談してチヌキューブというワームを作り、誰でもエントリーしやすい柵越しの岸壁でクロダイを釣りはじめたんだそう。
落とし込み用ワーム“チヌキューブ”
クロダイの落とし込み釣りといえば、ヘチ竿にタイコリール、イガイやカニをエサに岸壁につくクロダイを狙います。
一方、お菓子のハードグミに見えるチヌキューブを使った落とし込み釣りは普段のシーバスタックルをそのまま流用し、エサ採取の手間もなくいたって簡単なものでした。
ちなみにこのチヌキューブ、お菓子のグミと間違えそうな見た目ですが、クロダイが喰いついたら離さない成分がたっぷり入っているのだとか。
そのためアタリがわからない人が使っても、クロダイが簡単に釣れたので発売にいたったのだそう。
大野流落とし込み釣り仕掛け
タックルは9.4ftのシーバスタックルにバチ抜けのときに使うPE0.6号を巻いたリール。PEにサルカンを結び、リーダーは1.7号を70〜80cm程度結束、その先にチヌキューブをセットします。
大野ゆうき
ミッドリーダーはなくても問題ないとのことですが、目印のあるラインをいれると落とし込む際やアタリが見やすく、かつPE2号なので貝と擦れても意外と切れないのだそう。
チヌキューブの仕掛けとタックル
- ・シーバスロッド&リール(手持ちのタックルでOK)
- ・ライン:PE0.6号
- ・リーダー:1.7号
- ・ミッドリーダー:PE2号(マーキング入りを推奨)
- ・チヌキューブ
- ・ずれ防止のキーパー
- ・ガン玉3号〜4B
- ・カン付きのクロダイ針
SEASCAPE チヌキューブ
クロダイ落とし込み用ソフトルアー。
サイズ:S/M
カラー:パールホワイト/ハッピーレモン/グレープ/ライムグリーン
チヌキューブの釣り方
竿1本分ほどラインをだし、チヌキューブを壁際ギリギリに落とし込んでいきます。基本的にヘチ釣りです。
その際ラインにテンションをかけず、必ずフリーに落とすこと。落ちてくるものに反応する中層のクロダイを狙っていくので、ガン玉の重さだけで自然に落とし込みましょう。
壁際についた貝にあてながらコロコロとチヌキューブを落としていくのが理想。壁ギリギリに落とし込むほどクロダイが喰ってくれるチャンスが高まります。
水深が1mなど浅い場所はボトムまで落としてから狙うのもありです。
アタリ
ラインが止まったり、クロダイがくわえてラインが走ることもあります。
とりあえず何かラインの動きに変化があったら、すばやくアワセをいれましょう。
場所
東京湾であれば運河や川、どこにでもクロダイがいます。関西方面もクロダイの釣り場が豊富。
その他の地域でもクロダイが目視できるような場所は要チェックです。
岸壁沿いや橋脚周りといったヘチ釣りが成立しやすい場所を探してみましょう。
時期
東京湾でクロダイを狙うハイシーズンは7〜8月。どうしようもなく簡単に釣れてしまいます。
5月ぐらいからはじまり、秋頃までが狙いやすい時期です。
タイミング
タイミング的にはイガイなどが海中に隠れ、クロダイが壁際につきやすい満潮前後のタイミングがおすすめです。
さらに濁りがはいったタイミングであれば、クロダイの警戒心も薄れるので期待度がより高まります。
壁ギリギリにテンションフリーで落とす
クロダイを釣るコツは、とにかくラインテンションをはらずに壁際ぎりぎりにチヌキューブを落とすこと。5cmずれるだけで釣果が変わります。
またクロダイは警戒心が強いので水面に影を落とさないようにしたり、自分より前方に仕掛けを落とした方が有利。
クロダイがヒットしたら無理やりよせようと強引に巻くのは禁物。クロダイがどんどん壁際に突っ込んでしまいます。
緩めのドラグでロッドはたてすぎずテンションを一定に保てば、勝手にクロダイが浮いてきてくれますよ。
東京湾の二大ターゲット“シーバス&クロダイ”
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大野ゆうき
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大野ゆうき
今回ご紹介したチヌキューブを使った落とし込みのクロダイ釣り。ルアーをキャストしないので、東京湾に多い投げ釣り禁止エリアでも釣りが可能です。
ぜひお手持ちのシーバスタックルとチヌキューブで、イージーに狙えるクロダイに癒されてくださいね。