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チヌキューブでの釣れたクロダイ

大野ゆうき考案“チヌキューブ”を使ったクロダイの落とし込み釣りがめちゃ釣れる件

東京湾奥のメインターゲットといえばシーバスですが、ここ数年クロダイが増加。河川や運河の岸壁に多くのクロダイを見かけます。そんなクロダイを簡単に釣る方法はないかと大野ゆうき氏が模索、生まれたのがグミのようなクロダイ落とし込み用ワーム、チヌキューブ。今回は大野ゆうき氏考案のチヌキューブを使ったクロダイの落とし込み釣りをご紹介します。

目次

記事内画像撮影:TSURI HACK編集部

シーバストッププロがクロダイ?

湾奥のプリンス大野ゆうき氏
連日の猛暑が続くなか、大野ゆうきさんとの撮影でのひとコマ。


編集部M
今日の撮影ですがいつもみたいなお題はナシです!好きにやっちゃってください(笑)


大野ゆうき
本当に好きにやっちゃっていいんですね。そうしたらシーバスとクロダイもやりましょう。


編集部M
クロダイ?大野さんがクロダイとは意外ですね。


大野ゆうき
東京湾のクロダイ生息数が年々増えているので夏のシーバスは簡単じゃないですけど、クロダイなら楽勝です(笑)

そんな軽いノリでやっていただいた『チヌキューブ』を使ったクロダイの落とし込み釣り(ヘチ釣り)

なんと50UPを筆頭に良型が短時間で釣れ、とても面白そうだったのでご紹介します。

大野さんの真夏のデイゲームに1日密着した動画はこちら

by TSURIHACK TV

クロダイを狙いはじめたきっかけ

チヌキューブでの釣れたクロダイ


編集部M
大野さんといえば言わずと知れたシーバスのトップアングラーなわけですが、なぜにクロダイを狙いはじめたのですか?


大野ゆうき
夏にシーバスを狙って岸壁沿いにルアーを引いてくると、魚にガンガンあたるほどクロダイが多いんです。潮が澄んでいると実際にクロダイの姿を数多く見かけます。


大野ゆうき
そこでシーバスが釣りにくいタイミングや、隙間時間にやりだしたのがクロダイの落とし込み釣りなんです。


編集部M
ちなみにエサとなるイガイを取るのが面倒だからワームでやりだしたそうですが。


大野ゆうき
そうですね。本業はシーバスのほうなので、エサの採取まで本腰はいれられないですね(笑)

そこで仲間たちと相談してチヌキューブというワームを作り、誰でもエントリーしやすい柵越しの岸壁でクロダイを釣りはじめたんだそう。

落とし込み用ワーム“チヌキューブ”

チヌキューブ
クロダイの落とし込み釣りといえば、ヘチ竿にタイコリール、イガイやカニをエサに岸壁につくクロダイを狙います。

一方、お菓子のハードグミに見えるチヌキューブを使った落とし込み釣りは普段のシーバスタックルをそのまま流用し、エサ採取の手間もなくいたって簡単なものでした。

チヌキューブをセットしたところ
ちなみにこのチヌキューブ、お菓子のグミと間違えそうな見た目ですが、クロダイが喰いついたら離さない成分がたっぷり入っているのだとか。

そのためアタリがわからない人が使っても、クロダイが簡単に釣れたので発売にいたったのだそう。

大野流落とし込み釣り仕掛け

チヌキューブのタックル
タックルは9.4ftのシーバスタックルにバチ抜けのときに使うPE0.6号を巻いたリール。PEにサルカンを結び、リーダーは1.7号を70〜80cm程度結束、その先にチヌキューブをセットします。


大野ゆうき
ライトクラスのシーバスロッドが軽く疲れないのでおすすめです。自分はPEとリーダーの間にマーキングをしたPE2号を3m、ミッドリーダーとしていれています。

ミッドリーダーはなくても問題ないとのことですが、目印のあるラインをいれると落とし込む際やアタリが見やすく、かつPE2号なので貝と擦れても意外と切れないのだそう。

チヌキューブの仕掛けとタックル

  • ・シーバスロッド&リール(手持ちのタックルでOK)
  • ・ライン:PE0.6号
  • ・リーダー:1.7号
  • ・ミッドリーダー:PE2号(マーキング入りを推奨)
  • ・チヌキューブ
  • ・ずれ防止のキーパー
  • ・ガン玉3号〜4B
  • ・カン付きのクロダイ針

SEASCAPE チヌキューブ

クロダイ落とし込み用ソフトルアー。
サイズ:S/M
カラー:パールホワイト/ハッピーレモン/グレープ/ライムグリーン


SEASCAPE チヌキューブ スタートパック

チヌキューブと針、キーパーのセット

チヌキューブの釣り方

チヌキューブでの釣りシーン

竿1本分ほどラインをだし、チヌキューブを壁際ギリギリに落とし込んでいきます。基本的にヘチ釣りです。

その際ラインにテンションをかけず、必ずフリーに落とすこと。落ちてくるものに反応する中層のクロダイを狙っていくので、ガン玉の重さだけで自然に落とし込みましょう。

壁際についた貝にあてながらコロコロとチヌキューブを落としていくのが理想。壁ギリギリに落とし込むほどクロダイが喰ってくれるチャンスが高まります。

水深が1mなど浅い場所はボトムまで落としてから狙うのもありです。

アタリ

ラインでアタリを見る
ラインが止まったり、クロダイがくわえてラインが走ることもあります。

とりあえず何かラインの動きに変化があったら、すばやくアワセをいれましょう。

場所

チヌキューブでの釣りシーン
東京湾であれば運河や川、どこにでもクロダイがいます。関西方面もクロダイの釣り場が豊富。

その他の地域でもクロダイが目視できるような場所は要チェックです。

岸壁沿いや橋脚周りといったヘチ釣りが成立しやすい場所を探してみましょう。

時期

チヌキューブでの釣りシーン
東京湾でクロダイを狙うハイシーズンは7〜8月。どうしようもなく簡単に釣れてしまいます。

5月ぐらいからはじまり、秋頃までが狙いやすい時期です。

タイミング

クロダイ
タイミング的にはイガイなどが海中に隠れ、クロダイが壁際につきやすい満潮前後のタイミングがおすすめです。

さらに濁りがはいったタイミングであれば、クロダイの警戒心も薄れるので期待度がより高まります。

壁ギリギリにテンションフリーで落とす

クロダイとのファイトシーンクロダイを釣るコツは、とにかくラインテンションをはらずに壁際ぎりぎりにチヌキューブを落とすこと。5cmずれるだけで釣果が変わります。

またクロダイは警戒心が強いので水面に影を落とさないようにしたり、自分より前方に仕掛けを落とした方が有利。

クロダイがヒットしたら無理やりよせようと強引に巻くのは禁物。クロダイがどんどん壁際に突っ込んでしまいます。

緩めのドラグでロッドはたてすぎずテンションを一定に保てば、勝手にクロダイが浮いてきてくれますよ。

東京湾の二大ターゲット“シーバス&クロダイ”

大野ゆうきとクロダイ


編集部M
シーバスは何度も撮影させてもらいましたが、クロダイを釣る姿は目新しく移りました。


大野ゆうき
新鮮でしょ(笑)短時間で良型クロダイがこれだけ釣れるのは出来過ぎですね。


編集部M
大野さんに話を聞こうとすると、クロダイが度々ヒットするほどの釣れっぷりでしたし(笑)


大野ゆうき
せっかくシーバスとクロダイが狙えるなら、よくばるのも楽しいですよね。

今回ご紹介したチヌキューブを使った落とし込みのクロダイ釣り。ルアーをキャストしないので、東京湾に多い投げ釣り禁止エリアでも釣りが可能です。

ぜひお手持ちのシーバスタックルとチヌキューブで、イージーに狙えるクロダイに癒されてくださいね。

真夏の東京湾、自由に釣る大野ゆうきに1日密着した動画はこちら