シエナ現る!
今回紹介するのはシマノ製のスピニングリール。名前はシエナと言います。
2019年に発売され、実売は3,000〜4,000円のエントリークラスです。
先日ご紹介した同クラスリール、FXと比較しながら特徴を見ていきましょう。
基本スペック
品番 | 自重(g) | ギア比 | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 最大ドラグ力(kg) | ナイロン糸巻量 (lb-m) | PE糸巻量 (号-m) | ベアリング数/ローラー |
1000 (ナイロン2号-100m糸付) | 205 | 5.0 | 61 | 2 | 1.5-130、2-100、2.5-85 | 0.8-240、1-190 | 3/1 |
2000 | 250 | 5.0 | 71 | 2 | 2-150、2.5-125、3-100 | 1-300、1.2-200、1.5-140 | 3/1 |
2500 | 250 | 5.0 | 71 | 2 | 2-170、2.5-150、3-120 | 1-320、1.2-220、1.5-160 | 3/1 |
C3000 | 250 | 5.0 | 71 | 3.5 | 2.5-180、3-150、4-100 | 1-400、1.5-270、2-180 | 3/1 |
4000 | 320 | 5.2 | 82 | 4.0 | 3.5-170、4-150、5-125 | 1-490、1.5-320、2-240 | 3/1 |
ベアリングに差あり
同クラスリールのFXとの決定的な違いはベアリング数。
FXはBB2/ローラー1に対し、シエナはBB3/ローラー1を標準装備としています。
AR-Cスプール装備
FX同様「トラブルレス」&「飛距離向上」を両立させたAR-Cスプールを採用。
十数年前の最先端技術が入門機に装備されていることを考えると、進歩を感じますよね。
色んな釣りをやってみた
シエナは番手に応じた号数のナイロンラインが巻かれた状態で販売されています。
もちろん、そのまま使ってもOKですが、今回はルアーフィッシングの主流であるPEラインに巻き替えて実釣に挑みたいと思います。
ファミリーフィッシング
ちょい投げや穴釣りは子供でも楽しめるファミリーフィッシングの定番釣法。
ボトムでは堤防のアイドル「カサゴ」ちゃんがさっそくヒット!
ドラグも滑ることなく堤防サイズの根魚は余裕でゴリ巻きできますね。
他にもベラやアジが釣れ、ここまでトラブルなく快適に使用できています!
ルアーはどう?
エギングはドラグが重要となるルアーゲームの一つ。
密なドラグ調整とは行きませんがPEラインに巻き替えることで、しっかりエギを操作できています。
AR-Cスプールの恩恵からかスムーズにラインが放出されています。
しっかり飛距離が出るので遠投を要いるライトショアジギングも快適です!
パワー対決!
ラストはリールパワーを確かめるため、春の好ターゲット鯉を狙ってみます。
ヒット!と思いきや本命の鯉ではなくボラのスレ掛かり。
走り回るボラをシエナが何とか抑えています。
手汗握るファイトの末、見事シエナの勝利!
2.5キロ程のボラでしたがパワーは十分、もう少し大きいターゲットもいけそうですね。
釣行を終えて
ライントラブルや故障の発生はなく、普段やっている釣りを快適に楽しめました。
主観的意見となりますがシエナにこんなことを感じました。
重厚感
ガタつきが少なく「カッチリ」仕上がっている印象。
マットボディのFXに対し、ラメ入りボディーのシエナ。
セフィアシリーズを彷彿させるレッド基調もカッコイイですね。
価格を超えた巻き心地
ワゴン販売クラスを感じさせない巻き心地は、さすがシマノといったところでしょうか。
FXと比べ「巻き出しの軽さ」を体感出来ます。
快適な釣りの時間を
実売価格は3000~4000円前後とFXよりワンランク上の入門リール。
正直ここまでできるとは思いませんでした……。
コスパ抜群!
シマノ シエナ C3000