ボートで釣りを楽しもう!

釣りをしていて、「もしボートを持っていたら……」と考えたことはありませんか?
しかしボートは、持ち運びのことを考えなければならず、置いておくのにもスペースを取ります。
更には、「船舶の免許が必要だからボート釣りは無理」と諦めている人も少なくないかもしれません。
でも、諦めるのはまだ早いですよ!
2馬力以下なら、船舶免許は要りません!

ボートの長さが3メートル未満で、2馬力以下の船外機を使う場合は船舶免許や船舶検査は必要ありません。
免許取得のための時間や資金を準備する必要がないのです。
良いポイントで釣りを満喫できる!

ボートの魅力はなんと言っても、陸からではキャストの届かないポイントに行ける点でしょう。
天候や安全に気を付けることさえできれば、良いポイントでの釣りを満喫できるはずです。
1:ボートの選び方

船舶免許不要の基準を満たしたボートであることは大前提ですが、どのようなボートを選べば良いのでしょうか?
ボートの種類と、それぞれのメリットやデメリットをご紹介します。
ゴムボート

ゴムボートは折り畳めるのが最大のメリットで、持ち運ぶ際に困らず、保管スペースにも融通が利きます。
エレキモーターや船外機などを取り付けられるモデルも多く、価格も手に入れやすいのがメリットでしょう。
ただし、準備や手入れ、維持などに手間がかかるのは否めません。
ずっと保管したままでいると、折れ目がしっかり付いてしまい、そこから破れてしまうなどのトラブルも考えられます。
ハードボート

樹脂製のボートには、免許不要でも乗れる3メートル未満のボートがあります。
空気を入れたり組み立てるなどの手間がかからず、使用後や保管中の手入れがしやすいのがメリットです。
一方、ボートの置き場やボートを積載できる車が必要で重量が重く、値段も比較的高価です。
知っておきたい「技術基準適合標示」

船舶免許を取得した後で、船外機を2馬力以上に変えて同じボートに乗りたいと考える可能性もあるかもしれません。
しかし、その場合は舟艇の安全性を認めるための検査を受ける必要があります。
将来、2馬力以上の船外機で航行する可能性がある場合は、JCI 予備検査の証印やJBIA適合マークといった「技術基準適合標示」のあるボートの購入がオススメです。
2:ボートフィッシングに必要な装備

ボート釣りには安全のための装備や準備が必要です。ここで、ボート釣りに必要な装備をご紹介します!
必須の安全装備!
ライフジャケット

ボートを利用する場合は、万が一に備えライフジャケットを着用しましょう。
フローティングタイプやベストタイプ、腰巻タイプなど様々な種類があります。
オール

船外機やエレキモーターを積んでいても、万が一動かなくなってしまうというトラブルが考えられます。
ボートに乗る際は、必ずオールを積んでおきましょう。
フラッグ

小型のボートはレーダーに映りにくく、周囲の船から気付かれにくいため、衝突の危険性があります。
周囲の船が気付きやすいように、3メートル以上の高さに旗を掲げておきましょう。
発煙筒

万が一、船ごと漂流して遭難してしまった場合、居場所を知らせられる発煙筒です。
マッチのように擦ることで、火がなくても着火させられる仕組みになっています。
ロープ

ボートを係留させる時に使うだけでなく、乗船者が落水してしまった時や船外機のトラブル時など、他の船に牽引してもらう際に使用します。
携帯電話

非常時の連絡手段としても役立つため、必ず携帯しましょう。コンパスのアプリが入っていれば、方角を知ることもできそうです。
落水して沈んでしまわないよう、フローティングケースに入れておくと安心です。
排水用のバケツなど

大雨や波をかぶってボート内部に水が入った時に、水を掻き出すためのバケツも用意しましょう。
ペットボトルを斜めに切ったものなどでも代用することができます。
船と装備
アンカー

海上でボートが波に流されないようにするためのオモリです。
フォールディング、ダンフォースなど様々なタイプがあり、ボートの規模や海底の質などによって適したものを選びます。
ドーリー

ボートに装着すると、陸での移動が楽に行えます。
船外機を積む場合
船外機

エレキモーターに比べて準備が楽で、燃料の備えがあればバッテリー切れで動かなくなると言う心配もないでしょう。
多少風があっても進むことができ、移動速度も速いのが特徴。免許不要で操船するのは、2馬力までです。
予備タンク

船外機の燃料はレギュラーガソリンです。
持ち運びには、ガソリンスタンドで燃料を購入できる消防法適合品・UN規格品のタンクを選びましょう。
予備プラグ

船外機のエンジンをかける時に必要なスパークプラグですが、波を被ったり焼けてしまってエンジンが掛からなくなってしまう場合があります。
予備を持ってると、万が一の際に交換できるので安心です。
あると便利!
ロッドホルダー

ロッドホルダーがあれば、狭い船内でも比較的広く快適に使うことができます。
タックルを誤って踏んでしまったり、上に何かを落としてしまったりといったトラブルの心配もありません。仕掛けを付けたり交換したりする際にも便利です。
魚群探知機

魚群探知機を搭載すれば魚影の濃いポイントで釣りを楽しむことができ、より釣果に結び付きやすくなるでしょう。
電動エアポンプ

ゴムボートの場合、空気を入れて準備をするのが大変そうですよね。
しかし、電動エアポンプがあれば、あっという間に膨らませることができます。
3:ボート出航前と航行中はどうする!?
初めてのボート釣りは、わからないことだらけです。
ここで、ボートの出航前や航行中に気をつけたいことをまとめました。
出航前

天候、風、波の情報を確認しよう!
ボートで釣りに出かける前に、天候や風、波の情報の確認は必須です。風は3メートル、波は1メートル程度までが理想的。
夜は危険なため、ボートに乗るのは明るい時だけにしましょう。
安全装備は万全?
ライジャケ、フラッグ、オール、発煙筒などボート釣行に必要な装備が整っているか、出航前に再度確認をしましょう。
携帯電話など、忘れ物はありませんか?
燃料は満タン?
船外機を使う場合は、燃料の残量を確認します。万が一に備え、予備燃料をボートに積むのを忘れないようにしましょう。
荷物は適量?
ボートに定員を超えた人数で乗船したり、荷物を積み過ぎてしまうとボート内部に水が入りやすくなり、バランスも崩れやすいため危険です。
荷物の重量を適正に収め、前後に偏っていないかを確認します。
航行中

船は右側通行
航行中は前方だけでなく、後方や左右にも注意を払うようにしてください。
他の船が前から来たら、右に避けるといいでしょう。
横から来る波に注意
ボートは、前や後ろよりも横から来る波に弱く、最悪の場合は転覆してしまう可能性もあります。
もし高い波が来たら、舟の頭を波が来る方向に向けるようにしましょう。
遊泳者には近付かない
遊泳者などにボートで近付くと、スクリューで傷つけてしまう恐れがあるため近付かないように気をつけましょう。
また、潜水漁中の旗やダイビングフラッグが見えたら、近くで海に潜っている人がいます。

座って釣ろう
海上でのボート釣りは、落水の危険性が高まるため座って行って下さい。
また、身を乗り出すことも転覆しやすく危険な為やめましょう。
沖に出過ぎないように注意
ボートで沖へ出るのは岸から1キロ程度までとし、横への移動も2キロ程度までに抑えましょう。
沖に出過ぎてしまうと、急な天候の変化で戻れなくなってしまったり、燃料が尽きてしまう可能性も出てきます。
天候や波、風の状況に注意
海上で天候や風、波の状況が急に変わってしまうこともあります。
岸に戻る距離を考え、天候や並みの変化には敏感になっておきましょう。
海面に白波が見えたり、風が強くなってくるのを感じたらすぐに帰港します。
落水時、ボート転覆時の対処法!

万が一、ボートが転覆してしまったら、すぐに、携帯電話で海上保安庁緊急通報用電話番号118番へ連絡します。
泳ごうとせず、船など浮力のあるものに捕まって救助を待ちましょう。衣服が水を吸って重たくなり、また波や風の抵抗を受けて思うようには泳げません。
「船だけが流された」、「船外機故障で漂流してしまっている」などトラブルが起きた場合も、同様に118番へ連絡します。
4:ゴムボートの片付けと保管

樹脂製のボートに比べ、ゴムボートは使った後の手入れで耐用年数に差が出ます。ゴムボートを使った後のお手入れ方法や保管方法で気を付けたいポイントをご紹介します。
真水で洗おう

使用したボートは真水を使って全体をしっかり洗います。あまり水圧が強いと、ボート本体に負荷がかかりすぎて記事が破れてしまう恐れもあるため注意しましょう。
真水での洗浄の際に塩害防止剤を併用すると、塩分の結晶化を防いでくれるためより効果的です。
保管中は……

真水で洗ったゴムボートは水分をふき取ってしっかり乾かし、直射日光が当たらない場所で保管します。ゴムが劣化する恐れがあるため、高温な場所も避けましょう。
また、長期間の保管で折り目がクッキリと付いてしまうと、そこから生地が破れやすくなってしまいます。半年に1回は膨らませて、カビの発生や破れがないかを確認しましょう。
ボートで釣りを楽しもう!

免許不要で海上での釣りを楽しめる、2馬力ボート。
安全に十分気を付けて準備や航行を行えば、岸釣りでは味わえない特別な釣りが待っているに違いありません!
