3:ボート出航前と航行中はどうする!?
初めてのボート釣りは、わからないことだらけです。
ここで、ボートの出航前や航行中に気をつけたいことをまとめました。
出航前
天候、風、波の情報を確認しよう!
ボートで釣りに出かける前に、天候や風、波の情報の確認は必須です。風は3メートル、波は1メートル程度までが理想的。
夜は危険なため、ボートに乗るのは明るい時だけにしましょう。
安全装備は万全?
ライジャケ、フラッグ、オール、発煙筒などボート釣行に必要な装備が整っているか、出航前に再度確認をしましょう。
携帯電話など、忘れ物はありませんか?
燃料は満タン?
船外機を使う場合は、燃料の残量を確認します。万が一に備え、予備燃料をボートに積むのを忘れないようにしましょう。
荷物は適量?
ボートに定員を超えた人数で乗船したり、荷物を積み過ぎてしまうとボート内部に水が入りやすくなり、バランスも崩れやすいため危険です。
荷物の重量を適正に収め、前後に偏っていないかを確認します。
航行中
船は右側通行
航行中は前方だけでなく、後方や左右にも注意を払うようにしてください。
他の船が前から来たら、右に避けるといいでしょう。
横から来る波に注意
ボートは、前や後ろよりも横から来る波に弱く、最悪の場合は転覆してしまう可能性もあります。
もし高い波が来たら、舟の頭を波が来る方向に向けるようにしましょう。
遊泳者には近付かない
遊泳者などにボートで近付くと、スクリューで傷つけてしまう恐れがあるため近付かないように気をつけましょう。
また、潜水漁中の旗やダイビングフラッグが見えたら、近くで海に潜っている人がいます。
座って釣ろう
海上でのボート釣りは、落水の危険性が高まるため座って行って下さい。
また、身を乗り出すことも転覆しやすく危険な為やめましょう。
沖に出過ぎないように注意
ボートで沖へ出るのは岸から1キロ程度までとし、横への移動も2キロ程度までに抑えましょう。
沖に出過ぎてしまうと、急な天候の変化で戻れなくなってしまったり、燃料が尽きてしまう可能性も出てきます。
天候や波、風の状況に注意
海上で天候や風、波の状況が急に変わってしまうこともあります。
岸に戻る距離を考え、天候や並みの変化には敏感になっておきましょう。
海面に白波が見えたり、風が強くなってくるのを感じたらすぐに帰港します。
落水時、ボート転覆時の対処法!
万が一、ボートが転覆してしまったら、すぐに、携帯電話で海上保安庁緊急通報用電話番号118番へ連絡します。
泳ごうとせず、船など浮力のあるものに捕まって救助を待ちましょう。衣服が水を吸って重たくなり、また波や風の抵抗を受けて思うようには泳げません。
「船だけが流された」、「船外機故障で漂流してしまっている」などトラブルが起きた場合も、同様に118番へ連絡します。