【注意】各地で相次ぐ水難事故。台風シーズン『夏』の釣りは慎重に(2ページ目)

不安要素がある日の釣行は避ける

波出典:PIXTA

天候はもちろん、波や風などの情報は事前確認するようにしましょう。

場所や個人の経験値の差にもよって釣行を断念する最終的な基準は異なりますが、波の高さ1メートル以上ある日やうねりを伴っている日、川の上流部で豪雨が発生している時などは、危険を伴う可能性があります。

以下の方法で、より詳細な天候や海、川の状況を確認し、釣行を決行するか否か、しっかりと検討するようにしてください。

予報サイトや予報アプリで確認する


出典:Windy
波や風などは気象庁のWebサイトをはじめ、さまざまなWebサイトやアプリケーションで確認できます。

中でも『WINDY』では、視覚的にもわかりやすく、天候の状況や時間帯ごとの変化を確認できるためおすすめです。
『WINDY』はこちら

ウェブカメラで確認する

黄金崎のライブカメラ

各市区町村では、防災情報発信のために各地域の様子を映し出したライブカメラを設置していることがあります。

ウェブカメラでは、実際の河川の水位や波の状況を確認できますので、実釣可能か判断する一つの判断材料にできるでしょう。

▼ 例)伊豆の場合、以下のサイトなどが該当します。

『西伊豆町役場のライブカメラ』はこちら『東伊豆町役場のライブカメラ』はこちら

河川の水位を確認する

川の防災情報

国土交通省では、河川の水位をリアルタイムで更新している『川の防災情報』というサイトを運営しています。

『川の防災情報』では、川の水位はもちろん、上流部での雨量やダムの放流情報など、河川の状況を判断するための様々な情報が掲載されていますので、川に出かける前に確認してみてください。

『川の防災情報』はこちら

万が一に備えた装備を着用する

撮影:TSURI HACK編集部

事故は予期せぬタイミングで起きてしまうもの。

そのような事態に陥ってしまった際、被害を最小限に抑えるための装備品を揃えておくことも重要です。

ライフジャケットの着用

撮影:TSURI HACK編集部

足場の悪い岩場や滑りやすいゴロタ浜などでは、固定式ライフジャケットの着用をおすすめします。

固定式ライフジャケットは分厚い浮力体がついていることにより、転倒や落水時の衝撃をある程度やわらげます。

推奨していませんが、消波ブロックの上に乗って釣りすることがある方も、落下時の衝撃を和らげるために固定式ライフジャケットを装備してください。

滑りにくい靴を着用する

撮影:TSURI HACK編集部

岩場や濡れた足場の上で釣りをする際は、いわゆる磯靴と呼ばれる靴底にスパイクやフェルトといった素材が使われた靴の着用がおすすめ。

普段靴よりも、滑りやすい足場でしっかりとグリップします。靴底の種類は主に実釣するフィールドに合わせて選んでみてください。

肌を露出しない服装をする

ラッシュガードと手袋
撮影:TSURI HACK編集部

肌を露出していると、転倒や落水時に出血を伴う怪我をしてしまう可能性が高まります。

夏場であればラッシュガードなどを着用し、肌を露出しないように心がけてください。

そのほかにもグローブやゲーターなど、手足の怪我を防ぐことができるアイテムなども合わせて着用するのもおすすめです。

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