釣り人の天敵・糸ヨレ
スピニングリールは、ラインローラー通ってラインを巻き取る構造上、どうしても糸ヨレを起こしてしまうものです。糸ヨレをそのままにしていると、ライントラブルの原因となってしまいます。
今回は、糸を巻き替えずとも糸ヨレを直す2つの方法があると聞き、実際に試してみました!
ロッド回転法を試してみた
まず、飛距離の出るルアーをセットしてフルキャストします。
フローティングタイプよりも、重みがあり沈むタイプのルアーがオススメです。
ルアーを水中に残したまま、片手はグリップ付近、もう片方の手はリールとバッドエンドガイドの間辺りを持ちます。
リールとバッドエンドガイドの間を持つ手は、ラインを一緒に持つようにしてください。ぎゅっと握るというよりも、親指と人差し指で輪を作るようなイメージです。
リールの重さを利用して、竿を回転させます。リールが外側から内側へ向けて回転する方向に回しましょう。
ヨレの数だけ回転させるそうですが、10秒も回転させ続ければ十分でしょう。
この方法は、竿と共にラインが回転することでヨリが戻るというものです。
結果は・・・?
ビフォーアフターを見比べてみると、僅かに糸ヨレが解消しているようです。筆者の場合、フロロラインの糸ヨレを放置していたため、癖が付いてしまっているのが否めません。
しかし、糸ヨレを感じた都度この作業を行えば、「糸ヨレによるライントラブルが軽減されるかもしれないな」と感じました。
【次項:ヨリトレールを試してみた】
ヨリトレールを試してみた
続いては、糸ヨレを解消する便利なアイテムを使った方法を試してみましょう。
ウォーターランドから発売されている、その名も「ヨリトレール」を実際に使ってみました。
使い方や、ユーモアある注意書きがパッケージの裏面に記載されています。ルアーの代わりにラインにセットして遠投、早巻きで回収という簡単な方法でヨリが取れるようです。
それでは早速、ラインにヨリトレールを付けて遠投してみます。
着水を確認したら、早巻きで回収します。水面でヨリトレールがクルクルと回転しながら近付いてくる様子が確認できました。これは糸ヨレに絶大な効果が期待できそうです……。
結果は・・・?
糸に癖がついてしまっているため、綺麗で真っ直ぐなラインとはいきませんでしたが、ヨリトレールを使う前に比べて糸ヨレが解消されているように感じます。何より、キャストして巻くだけのお手軽さは魅力ですね。
ウォーターランド ヨリトレール 7.5g
ライントラブルにサヨナラ!
スピニングリールを使っているとどうしても避けられない糸ヨレ。時合いや、短時間での釣りの最中に糸ヨレが原因でライントラブルが起きてしまうと、ストレスも大きいですよね。
糸ヨレを感じた時は、今回ご紹介した解消法を小まめに試されてはいかがでしょうか。きっと、釣りが快適になるはずですよ!