根魚(ねざかな)メタルとは
ハタゲームを得意とするプロアングラー“金丸竜児氏”が立ち上げたブランド「RUDIE’S」より発売されている根魚メタル。
名前の通りハタ類など、海中のストラクチャーを好んで生息する根魚をターゲットとしたメタルジグになっており、現場主義のこだわり設計は使ってみると納得の仕上りです。
ロックフィッシュにメタルジグ?
根魚をルアーで狙うハタゲームと言えば、重めのシンカー・オフセットフック・ワームを組み合わせたリグが現在のスタンダードですが、メタルジグにしか反応しない個体が存在するのも事実。
ワームでは到底届かない竿抜けポイントへのアプローチ、反応が薄い時や喰いが渋い時にメタルジグへ変えて一発KO! なんてこともよくあるケースですよ。
根魚メタルの強みとは?
「どのへんが根魚専用なの?」と疑問を抱かれると思いますが、ハタゲームに精通したプロならではの創意工夫が詰め込まれています。
ロックフィッシュの好む音が出る!
なんと根魚メタルにはプラグでお馴染みの“ラトル”が内臓されているのです。ラトル音にも金丸氏の強いこだわりがあり、根魚に最も効果的といわれる60デシベルに設定することで、ターゲットへ広範囲にアピール。
地上では「コトコト」と小さめの音ですが、海中は空気中の約4倍ほど響くといわれるため、広範囲の魚を寄せてくれることでしょう。
発光するバイトマーカー
強いフラッシングを演出するラメ塗装はもちろんのこと、ディープゾーンやマズメ時の光量が低いシーンでも強いアピールが出来るよう“グローアイ”が採用されています。
カラーラインナップによっては、メタルジグのシルエットに沿った発光加工されているものもありますので、状況によって使い分けるとより効果的です。
専用オリジナルフック
フッキングから始まる根魚とのファイトは、根に潜られないようパワーが要求される魚とアングラーのガチンコ対決。
ロッドパワーやライン強度も重要となってきますが、一番心配なのはルアーのフック折れではないでしょうか。
根魚メタルは強度の高い専用オリジナルフックが2本搭載されていますので、臆することなく勝負を挑むことが可能となっています。
根魚メタルの使い方
根魚を釣る為に考えられる知識、全ての要素を持って誕生した根魚メタル。基本的な使用方法・応用アクションを見ていきましょう。
(基本)リフト&フォール
上から落ちて来たものに反応を示す根魚には、ジグを大きくリフトさせフォールの動作を繰り返すリフト&フォールが基本的なアクション。
扁平で左右非対称ボディー形状を採用することで、木の葉のようにヒラヒラとスローでイレギュラーなフォールアクションを実現しています。
(応用)ワンピッチジャーク
ロッドを小刻みに上下させるショアジギングの定番アクションであるワンピッチジャークも非常に効果的です。
根魚を狙う場合、基本的にはボトム付近を探りますが、高活性時や中層までチェイスしてくるオオモンハタなどを狙うときはワンピッチジャークにスイミングなどのアクション織り交ぜると効果的です。
リフト&フォールにこだわらず、様々アクションに対応してくれるポイントも大きなメリットといえるでしょう。
メタルジグと言われて抱く疑問
根魚メタルは根魚専用といってもメタルジグであることに変わりありません。
一般的なメタルジグのイメージをお持ちの方であれば、使用の疑問を抱く方もいらっしゃることでしょう。
最も危惧される?根掛かりについて
メタルジグでロックフィッシュを狙うと聞けば、根掛かりの多さを危惧される方も多いのではないでしょうか?
根魚メタルに採用されている専用オリジナルフックはフッキング率向上の他に根掛かりの軽減を図った設計がされています。
スローフォールゆえにボトム感知が遅く、海底にメタルジグを放置してしまうと根掛かりの可能性はグッと高まってしまいます。
ボトム着底後はすぐにアクションを開始することや、メタルジグのウエイトを軽くするなど、根掛かりする確率を減らす対策を意識し、実行してみましょう。
根魚以外のターゲットは?
根魚専用とはいえ、メタルジグであることは変わりありません。
根魚メタルも例外なく、青物やヒラメ・マゴチといったフラットフィッシュもカバーが可能なようですよ。
音を奏でてターゲットを一網打尽
『左右非対称のスロー&イレギュラーアクション』『グローアイ』『オリジナルワイドゲイプ』そして最大の特徴である『60デシベルラトル内臓』と根魚メタルは長年に渡り根魚ゲームを研究した結果の末に生まれた、根魚ハントの集大成と言えます。
生みの親であるプロアングラー金丸氏の現場主義スピリッツが宿った根魚メタルは、今までの釣果の壁を打ち壊す強力な味方となってくれます。