LINE公式アカウント 最新の釣り情報をチェック! 友だち追加はこちら
海で“トラウト用ミノー”が火を吹くワケ。細身のシルエットが、想像以上にハマってる?

海で“トラウト用ミノー”が火を吹くワケ。細身のシルエットが、想像以上にハマってる?

トラウト用ミノーを海で使う。

少し変化球に見える選択ですが、ハマればその威力はなかなかのもの。

今回はスミスの名作ミノー「パニッシュ」を漁港や河口で実釣。

ヒラセイゴやチヌを相手に感じた、海用ルアーにはない魅力と使いどころを紹介します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

スミス「パニッシュ」を海で使ってみた

沈黙か、一撃か。

プラグはワームより反応がはっきり分かれます。

だからこそ、ハマったときの一発をもっと増やしたい。そんな思いでプラグの引き出しを探しているなか、今回試しに購入してみたのが、スミスのトラウト用ミノー「パニッシュ」です。

本流のトラウトを中心に、渓流や管理釣り場でも長く使われてきた定番で、トラウトアングラーからの信頼も厚い一本です。

KOBAYASHI

名作とは聞いていたものの、じつはこれまで使ったことがなかった一本。

実際に使ってみると、その評価にも納得のルアーでした。

KOBAYASHI

今回は、そのなかでもサスペンドモデルの「70SP」を中心に使ってみました。

70SP以外にも、タイプ・サイズともに展開が豊富です。

パニッシュ70SPの水中動画

メーカーが謳う「ローリング70%、ウォッブリング30%をミックスさせたスイミングアクション」のとおり、程よいきらめきが印象的。

水中では、かなりリアルなベイト感を演出しているのがわかります。

KOBAYASHI

月並みな感想ですが……これ、めちゃめちゃ釣れそうじゃないですか?

トゥイッチ時の動きは、魚を過度に驚かせない「激しすぎず、弱すぎない」絶妙な塩梅です。

ロッドワークに対して過剰に暴れすぎず、滑らかに身を翻すようなヒラ打ちを演出。

KOBAYASHI

自然なフラッシングで誘えるため、スレたトラウトやプレッシャーの高いフィールドでも食わせのきっかけを作ってくれそうな印象です。

パニッシュ70SPを持って、漁港などで試してみる

6月初旬、パニッシュの実力を試すべく、小さな漁港へ行ってきました。

ターゲットはヒラスズキ! と言いたいところですが、時期的にセイゴが寄っているのでヒラセイゴ狙いに出かけてみました。

すると、ものの数投で答えが返ってきました。

35cm程度のヒラセイゴ。どうやら明暗の境目に身を潜めていたようで、ただ巻きをしていたら下からギラリと体を反転してもんどり打って食ってきました。

「この場所で、この時期に、このタイミングで、このルアーを通したら釣れるよね」と、答え合わせの釣りができた感覚で最高に楽しい!

ランガンしながら狙っていくと、またしても明暗の境目でベイトを狙っていたヒラセイゴがヒット。完全に狙い通り。

掛かりきらないアタリも多く、楽しい釣行となりました。

KOBAYASHI

……が、その後、不覚にも沈んでいた木に引っ掛けてしまってロスト(泣)

ということで、すっかり気に入ってしまい、今度はフローティングモデルの70Fを購入。

別日に河口で試してみると、やはり釣れるパニッシュ

その後、漁港でもしっかり反応があり、初夏のヒラセイゴ釣りを存分に楽しめました。

さらに別日。トップチニングをしていたところ、トップでは食わせきれなかったチヌを発見。

そこで、パニッシュのトゥイッチで狙ってみると、ガツン! とバイトしてきました。

チヌは浮いていくルアーに反応することがあるため、じつはそれを見越してのフローティングモデルのチョイス。狙いがハマった瞬間でした。

KOBAYASHI

いや〜、パニッシュほんと最高です。

秋に向かうにつれて、シオや湾内のヒラスズキなどにも効いてくれそうなので、今後さらに使い倒していくのが楽しみです。

トラウト用ルアーをなぜ海で使うのか?

パニッシュに限らず、僕がトラウト用ルアーを海で使う理由は「釣れるから」に他なりません。

その鍵を握っているのが、海用ルアーにはない絶妙な食わせのシルエットだと感じています。

シーバス用ほど太くなく、ライトゲーム用ほど小さすぎない。本流ミノーらしい細身のボディは、カタクチイワシなどのマイクロベイトにもマッチしやすく、フィッシュイーターのスイッチを入れてくれるのではないかと考えています。

さらに、強い流れを想定して作られているため、海の潮流の中でもアクションが破綻しにくいのも魅力。フローティングやサスペンドといった浮力設定も、流れの中で使いやすい印象です。

KOBAYASHI

僕自身、ドリフトやトゥイッチで釣ることも多いため、こうした要素がうまく噛み合うことで、海専用ルアーでは届きにくい隙間を埋めてくれるのだと思います。

ヘビーシンキングミノーとの違

僕は渓流用のヘビーシンキングミノーも海で使うことがありますが、使い方はパニッシュとはまったく別物です。

ヘビーシンキングミノーは、少し沈めてからヒラ打ちでリアクション的に食わせるイメージ。

一方のパニッシュは、流れに乗せながら自然に見せて食わせるルアーだと感じています。

飛距離は伸びにくい

ただし、大きな弱点もあります。海用ルアーと比べると、飛距離は伸びにくい印象です。

重心移動システムは搭載されていますが、遠投性能を重視した海用ルアーと比べると、どうしても射程は限られます。

そのためパニッシュは、漁港内や小規模河川など、近距離戦で使うルアーとして位置づけるのが良さそうです。

KOBAYASHI

河川の広いエリアやサーフでは海用ルアーと使い分けることで、より活躍の場が見えてくると感じています。

トラウト用だからと侮るなかれ

トラウト用ミノーを海で使う最大のメリットは、海用ルアーにはない「絶妙な細身の食わせシルエット」と、「潮流の中でも破綻しにくいアクション」にあると感じています。

パニッシュは、まさにその強みを体現しているルアー。マイクロベイトに偏食する初夏のヒラセイゴに対しても、しっかり反応を引き出してくれました。

KOBAYASHI

弱点もありますが、漁港の明暗や小規模河川といった近距離戦に的を絞れば、かなり頼もしい武器になってくれるはずです。

撮影:DAISUKE KOBAYASH

I

関連記事