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ダイワ「20ルビアス」をエキスパートが辛口インプレ!サーフで酷使してみたら…(2ページ目)

20ルビアスの短所とは

20ルビアスLT4000C-XHのボディ

20ルビアスの短所は“価格なりの出来栄え”という所でしょう。

折角のモノコックボディも、右側は金属のエンジンプレートではなくザイオン製のセットプレートです。

ここはセルテートと同じ両側エンジンプレートか、せめてイグジストのような金属製セットプレートにして欲しかった……。

セットプレートとエンジンプレートの差なのかは分かりませんが、やはりセルテートに比べると巻き上げトルクは明らかに劣ります。

また、上位機種と比較すると巻き心地・巻き感度が若干悪いです。

おそらく理由はギアで、20ルビアスはタフデジギアを搭載しており、マシンカットタフデジギアではありません。それゆえにギアの精度が少し低いのか、巻き感は明らかに劣ります。

個人的には、価格が上がっても良いからエンジンプレートとマシンカットタフデジギアは装備して欲しい所でした。

ミドルクラスリールとの比較

ルビアスの購入を検討する際に候補になるであろう、ダイワのミドルクラスリールとの使用感を比較してみました。

19セルテート

  1. 19セルテート

実売価格で約1万円高い19セルテート。今の私のメイン機になっています。

20ルビアスに比べると軽快さは劣りますが、剛性・巻き心地・巻き感度・巻き上げトルクが1ランク上のリールです。

サーフの場合だと、根周りや青物まで視野に入れるならセルテート、通常の砂浜や砂利浜ならルビアスで十分だと思います。

19バリスティック

19バリスティック

実売価格がほぼ同じ19バリスティックですが、使用感として1番大きな差が出るのは巻き心地と巻き感度です。

19バリスティックはマシンカットタフデジギアを搭載しており、回し比べたら巻き感の差が一目瞭然でわかります。

ただし、ボディ剛性やギア強度は間違いなく20ルビアスが上なので、どちらを選ぶかは悩ましい所です。

総合評価は……?

20ルビアスLT4000C-XHで釣ったヒラメ

さて、少々辛口のインプレッションになりましたが如何でしたでしょうか。

実際に使ってみると、20ルビアスは従来のルビアスに比べて大幅に進化したことがよく分かりました。

実売価格が3万円を切るリールでは驚きの軽快さと強度を兼ね備えたリールに仕上がっていると思います。その反面、上位機種と比較すると“価格なりの差”が明確にあるのもまた事実です。

エントリーモデルからのステップアップを考えている方や、軽快な操作感を求める方には最適なリールと言えるでしょう。

画像提供:目黒毅久

筆者の紹介

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目黒毅久

サーフのフラットフィッシュがメインですが、シーバス・ライトロック・トラウト ・オフショア等も楽しんでいます。

サポートメーカーはBuddyWorks・GOSEN・ADUSTA。宮城県在住。

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