初めてのヒラスズキタックルはこう選べ!プロが語るロッド&リールの選び方

2020/05/25 更新

ヒラスズキに欠かせない条件『サラシ』。ただし、『サラシ』が出やすい時は、高いうねりや強風などの悪条件もセットとなります。そのためロッドやリール に求められる性能もそれ相応のもの。今回は初めてのヒラスズキタックルの選び方を『高橋 優介』が解説します。


記事内画像提供:高橋 優介

ヒラスズキは専用タックルが望ましい


ヒラスズキを狙うときは、磯場かつ『サラシ』と呼ばれる砕けた波によって生まれる白い泡を狙うのが定石です。

ただし、『サラシ』が出やすい時は、高いうねりや強風などの悪条件もセットとなります。

このような状況でも、安定した釣りを行うためには、ヒラスズキ専用に発売されているタックルが必要となるでしょう。

今回はこれからヒラスズキ釣りを始める方に向けて、タックル選びの基本をご紹介したいと思います。

筆者について



高橋 優介

房総半島出身。東京都在住。幼少から釣りの魅力にどっぷり。

現在は海のルアーフィッシングのプロとして活動中。

シーバスからオフショアのビッグゲームまで様々な釣りを行う。 ルアーメーカー「BlueBlue」のテスター


ロッドの選び方1:レングス

11フィートが基準


ヒラスズキロッドは10〜12フィートの物がよくラインナップされています。

もちろんポイントによって最適な長さは変わってきますが……初心者の方がはじめに選ぶのであれば、短すぎるロッドは選ばないようにするのがおすすめです。

ヒラスズキ釣りでは、安全面から出来るだけ水辺から距離を取った立ち位置を選ぶ必要があります。水辺から離れても、ルアーを泳がせきるために、長めのレングスが必要となるわけです。

ただし、12フィートを超えるようなロッドの場合キャスト自体が難しくなってきますので、11〜12フィートの間で選ぶのがおすすめです。

ロッドの選び方2:固さ

表記だけでなくルアーウェイトもチェック


ヒラスズキロッドでよく見かける固さ表記は「MH(ミディアムヘビー)」や「H(ヘビー)」クラスだと思います。

しかし表記が一緒でも、メーカー毎に固さが大きく違うことも。大型青物等が混じって釣れる場所では、テストされたロッドは少し硬いセッティングになっていることも多いです。

固さの表記だけで無くルアーウェイトもチェックしましょう。

硬い竿と柔らかい竿、どちら利点を選ぶ?

硬い竿の利点


風速10mを超える強風時は硬い竿の方が、振り切りやすくキャスティングで優位です。

また青物がかかるポイントでは、強引なファイトが硬い竿の方が望ましいです。

そのかわり、フック、リング、ラインなど道具全体の強度も上げないと意味が無く、特にフックは硬い竿ほど伸びやすくなります。

柔らかい竿の利点


柔らかい竿の利点はなんといっても「魚を掛けた後の優位性」です。

ヒラスズキは口が小さく外掛かりも多く、その状態で無理なファイトをすると身切れをしてバラします。

柔らかい竿は衝撃を吸収してくれるため、身切れを防ぎフックが伸びるのも防ぎます。

リールの選び方

番手は4000番以上


ロッドのレングスが10フィート以上なので、4000番以上を選びましょう。そして……できれば『頑丈』と銘打っている剛性、耐久性に富んだリールを選ぶのが良いと思います。

ボディーが大きくなるとギアも大きくなるので青物が混ざるポイントでは、巻き取りの強い5000番以上を使う場合もあります。デメリットは重くなる事ですね。

ギア比は断然、ハイギアがおすすめです。強風時ほど糸フケがで易いので、ハイギアの使いやすさを実感すると思います。

ラインの太さの選び方


私の基準は基本的にPE1.5号、青物等が混ざる場所では2.0号を使用します。

磯は知らずのうちにPEが痛んでいることもあるので、まめにチェックを行い、痛んでいたらすぐにカットして詰めていきましょう。このようなことも考慮して、200メートルの以上の巻き量を使用することが多いです。

ちなみに磯にタックルを置いたときに不意に気づつけてしまうこともあるので、注意してください。


結論:最初の1タックルは?


ヒラスズキのタックル選びで、もっとも重要になってくるのは『竿』です。

初心者の方は少しハリのある、ヒラスズキ向けに作られたものが扱いやすいでしょう。

気を付けたいのは青物兼用で硬すぎる竿や、中弾性の柔やかめのロッドは上級者向きです。

まずは、王道ど真ん中の一本を選びましょう。

基準が分かれば成長していく中で「もう少しこうだったらな…。」と要求が明確になってきます。

リールも番手さえ間違えなければ、大手メーカーの製品であれば、実釣ができなくなるほどの差はありません。

気に入ったものを選んでみてください。

理想は竿は固さ違いで2本あると良い

強風時は、ライナーキャストしやすい硬いロッド。

反対に風の弱い日は、柔らかいロッドの方が掛けてから断然キャッチ率が上がるのでおすすめです。

またサラシが弱く繊細な誘いがしたい時や、小さいルアーを多用する際も柔らかいロッドが良いです。

ちなみに今の私の愛用ロッド

ロッドはエイムス ブラックアロー11MH モンスターヒラスペシャル


もう10年近く前のロッドになりますが、今でも現役で活躍中。

ヒラスズキロッドにしてはティップが柔らかく「バイトを弾かない、バラシにくい」点がとても気に入ってます。

1本を使い込んで体にロッドの特性を染み込ませるのも大事です。

リールはダイワ セルテートHD3500&4000


頑丈さと巻きトルクの強さがお気に入り。

このリールで7kgのヒラマサや20kgオーバーのアカメもキャッチしているので、信頼度は抜群です。

弱点は少し重い所なので、新たに発売されたセルテートLT5000番が気になるところ…。

編集部おすすめのヒラスズキタックル

最後にTSURIHACK編集部がおすすめするヒラスズキタックルをご紹介したいと思います。

AIMS ブラックアローアンリミテッド BAUー110H

高橋さんも愛用しているエイムスから発売されている大型青物にも対応できるほどのパワーを持つヒラスズキロッド。

10g台のプラグから、青物向けの大型トップウォータープラグやメタルジグまで投げることができます。

ヒラスズキだけに照準を絞るのであれば、同シリーズのBAU-110MHもおすすめです。

ITEM
AIMS ブラックアローアンリミテッド BAUー110H
全長:3.40m
自重:315g
継数:2本
仕舞寸法:171cm
ルアー重量:15−130g

Gクラフト セブンセンス モス MS-1102-SR

ランカークラスのヒラスズキにも対処できるパワーがありつつ、小型のヒラスズキにも柔軟に対応できる懐の深さを持つロッド。

ルアーのベウェイトは21グラム(プラグ)なので、まさにヒラスズキ狙いでパイロットルアーとなりうる12センチクラスのミノーが扱いやすいです。

また、TRシリーズと比較して、安価なSRシリーズなので、これからヒラスズキを始める人でも選びやすい一本でしょう。

ITEM
Gクラフト セブンセンス モス MS-1102-SR
全長:11ft
自重:197g
継数:2本
ルアー重量:MAX45g

ダイワ 19セルテート LT5000D-XH

高橋さんも使用していたセルテートの19年モデル。

16セルテートHDと同様にモノコックボディーを採用しているため、同番手のリールよりも大型ギアを採用しています。エクストラハイギアでありつつ、大型ギアによるトルクフルな巻き。

さらにモノコックボディーによるたわみの少なさが魅力のモデルです。

ITEM
ダイワ 19セルテート LT5000D-XH
自重:295g
ギア比:6.2
巻取り長さ(ハンドル1回転):105cm
実用ドラグ力:12kg
糸巻量ナイロン(lb-m):20-170
糸巻量PE(号-m):2.5-300

シマノ 20ツインパワー C5000XG

ツインパワー待望の最新モデル20ツインパワー。

金属パーツを採用したローターや各所のパーツにより、剛性感と耐久性を追求したモデルです。

さらに旧作よりも軽量化という面でも大幅に改善されていることにも目が離せません。

ITEM
シマノ 20ツインパワー C5000XG
自重:260g
ギア比:6.2
巻取り長さ(ハンドル1回転):101cm
実用ドラグ力:11kg
糸巻量ナイロン(lb-m):20-150
糸巻量PE(号-m):2-300

安全第一でヒラスズキ釣りを!

ヒラスズキ 可能であればベテランの方と釣行を共にする、少しでも危険だと感じた場合は釣りをやめましょう。

過去の記事にタックル以外の「ヒラスズキに必要な道具」も書いてあるのでそちらも見てください!

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高橋 優介

房総半島出身。東京都在住。幼少から釣りの魅力にどっぷり。現在は海のルアーフィッシングのプロとして活動中。シーバスからオフショアのビッグゲームまで様々な釣りを行う。 ルアーメーカー「BlueBlue」のテスター

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