ゴムボートで釣りを始めてみませんか?
ボートフィッシングの中でももっとも手軽に始められるゴムボートでの釣り。
一定の条件を満たしていれば免許を必要とせず、誰でも水上での釣りを楽しめます。
今回はゴムボート初心者が知っておくべきメリットやリスク、おすすめ製品から必要な道具までまとめました。
ゴムボート釣りのメリット
ゴムボートで釣りをしてみると、陸っぱりでは得られないメリットがたくさん得られます。どんなメリットがあるのか、以下で見ていきましょう。
▼狙えるポイントが増える
ゴムボートのメリットはなんといっても狙えるポイントが増えること。
陸っぱりでは狙えなかった対岸や、どんなに遠投しても届かない深場等も、ゴムボートがあれば狙えます。狙えるポイントが増える事で、釣果アップすること間違いなしです。
さらにゴムボートは持ち運びしやすいので、バスボートやアルミボートでエントリーできないフィールドでも釣りがでこるのも魅力です。
▼保管や運搬がしやすい
保管や運搬がしやすい事もゴムボートの大きなメリット。使用しない際は空気を抜き、折りたためるので、自宅での保管スペースをあまりとらず、運搬時も車の中に乗せて運ぶことができます。
バスボートだと大きな車や牽引免許が必要、アルミボートだとカートップにする必要等ありますが、ゴムボートではそういった事が不要です。
▼出費が抑えられる
例えばレンタルボートだと一度に数千円かかってしまいますが、釣行回数や長い目で見るとゴムボートのほうが出費が抑えられることも見メリット。
陸っぱりよりも根掛かりした場合の回収率を高められるので、ルアーや仕掛けをロストした際の購入費も浮かせやすいです。
ゴムボート釣りのデメリット
様々なメリットがあるゴムボートですが、もちろんデメリットもあります。以下のような事が大きなデメリットになるようであれば、アルミボートやプレジャーボートの利用を考えると良いでしょう。
▼スペースが狭い
ゴムボートは空気室を必要とするため、全長に対して乗れる人数や荷物を置くスペースが狭くなりがち。大人数での釣りや荷物が多い釣りにはちょっと不向きです。
▼強度面の不安
強度の高い素材を使ったり、空気室を区切ったり等の工夫がされているゴムボートですが、アルミボートやプレジャーボートと比べると、どうしても強度面で劣ります。
フックが刺さって穴が開いてしまったり、保管時の折り目がだんだんと劣化したりしてしまうこともあるので、強度面に不安がある場合は他のボートを検討する必要があるでしょう。
▼走破性や安定性が悪い
ゴムボートは船底がフラットで喫水が浅いため、波が立っているような状況では決して走破性が良いとは言えません。また安定性が高くないため、立って釣りをするのは困難です。
水面が穏やかで、座ってゆっくりと釣りを楽しむような状況での使用が前提です。
ゴムボートでの釣りを始めるときの注意点
手軽に水上での釣りを楽しめるゴムボートですが、始める時にはちょっとした注意点も。以下でご紹介する必要な道具や選び方の注意点を参考にしてみてください。
ゴムボート釣りを始める時に必要な道具
ゴムボートで釣りを始める時には、以下でご紹介する道具が必要です。またあると釣りを快適に楽しめる便利な道具もあわせてご紹介します。
▼必要な道具
■ライフジャケット
■携帯電話
■オール
■安全フラッグ
■アンカー
■ロープ
■発煙筒
■エアポンプ
■排水用バケツ
▼あると便利な道具
■魚群探知機
■船外機・ガソリン携行缶
■ドーリー(タイヤ付きのキャリー用品)
■ロッドホルダー
■電動エアポンプ
ゴムボートを選ぶときの注意点
ゴムボートを選ぶ際には以下のポイントに注意しながら選びましょう。
▼船外機をつける?つけない?
船外機をつける場合は、ボート後方に船外機の取り付けマウントがついたものを購入しましょう。
マウントがついていてもエレキにしか対応しないものもあるので、船外機に対応しているかチェックして購入するようにしてください。
▼収納スペースや重さ
ゴムボートは折りたためるとはいえ、折りたたんでも大きなキャリーバッグ以上のサイズになります。そのため収納スペースがしっかり確保できるかどうか、事前に確認しておいてください。
重さに関してはボムボートの大きさによって10キロ程度から40キロ近いものまで様々です。乗る人数や、車・釣り場までの運搬を考えて選ぶようにしましょう。
▼ゴムボートの素材
ゴムボートの素材はPVCをはじめ、各メーカー独自のゴム素材が使用されています。できるだけ価格の高いものを買っておいたほうが、強度面で安心でしょう。
知らないと怖い、ゴムボートのリスク
ゴムボートには転覆のリスクがあります。転覆した際に備え、ライフジャケットの装着はもちろん、ゴムボートを正位置に戻すための方法を覚えておいたり、オールが流されないようにロープを取り付けたりしておく必要があります。
再搭乗の際は、体を真っ直ぐにし勢いをつけて乗り込むようにします。再搭乗したら排水用バケツでボート内に溜まった水を出すようにしてください。
船舶免許不要で乗れるおすすめのゴムボート
ここからはおすすめのゴムボートをご紹介。まずは船舶免許不要で乗れるおすすめのゴムボートをピックアップしました。
アキレス EC2-521
様々なゴムボートを販売しているアキレスの人気モデル。重量が軽く、持ち運びやすいのが特徴です。ウッドフロア仕様で座れる板があり安定感も◎。
1~2名で使いやすい製品です。
アキレス EC2-521
アクアマリーナ モーション255 BT-88821
ゴムボートとハンドエレキがセットになっています。手漕ぎとエレキの両方が使えるため、手漕ぎだけと比べて必要な体力が少なく済みます。エアクッション付きで座り心地も良いです。
アクアマリーナ モーション255 BT-88821
船外機搭載できるおすすめのゴムボート(2馬力以上)
船外機を使う場合には、専用のマウントがついたゴムボートを購入しましょう。船外機がつけられるゴムボートは重量が増す傾向があるので、その点は注意して購入するようにしてください。
アクアマリーナ デラックス250 BT-88810
アクアマリーナ デラックス250は、船外機取り付け可能なゴムボートでは比較的お手頃な価格。オールやキャリーケースもセットなので、あとは船外機と必要な道具を揃えれば、すぐに船外機を使った釣りが楽しめます。
アクアマリーナ デラックス250 BT-88810
ジョイクラフト レッドキャップ265(JRC-265)
ゴムボートながら安定した走破性を見せる製品。アルミのオールや安全フラッグもセットになっているのは嬉しいポイントです。船舶免許があれば最大5馬力まで使用可能。
ポイントへ早く移動したい方や走破性の高いゴムボートが欲しい方におすすめです。
ジョイクラフト レッドキャップ265(JRC-265)
人数で選べるおすすめのゴムボート
ゴムボートには定員数が1~5名まで、様々な大きさがあります。釣りをする人数や荷物のことを考えて大きさを選びましょう。
アクアマリーナ クラシック300
手漕ぎタイプのゴムボート。最大4名まで乗ることができ、モーターマウント付きなので別売りのエレキモーターを搭載することも可能。合計3つの気室で高い安定性を実現しています。
アクアマリーナ クラシック300
ジョイクラフト ココナット275
最大3名まで乗れるゴムボート。2重のチューブで耐久性が高く、障害物が気になる釣り場でも安心感が高いです。楽に膨らませられる超高圧電動ポンプがセットになっている点にも注目です。
ジョイクラフト ココナット275
ゴムボートで釣りの幅を広げよう!
ゴムボートがあれば、これまで狙えなかったポイントを狙え、釣果がアップするはず。さらに水上で休日を楽しめばリフレッシュできること間違いなしです。
くれぐれも安全に配慮しながら、ゴムボートで釣りの幅を広げてみてください。