美女、“フカセ愛”を語る
ーーじつは僕(編集部)もフカセ釣りをします。女性からすると大変なことが多くないですか?
浦上:まず、道具が多くて重い。コマセ(撒きエサ)だけでも、10キロを超えることもあります。でも、1番しんどいのは道具を洗うことです。ハイシーズンが冬なので、冷たい水で道具を洗っていたら、指が赤くなってパンパンに腫れたことも(笑)
ーーこんな話を聞いたら、一向にフカセ人口が増えなそうな気が(笑)それでも浦上さんが、フカセに魅せられるのはなぜですか?
浦上:それこそ始めたころは、なかなか大きなメジナが釣れなくて。でも、隣で釣りをしている方は、良型のメジナをバンバン釣るんですね。なんで私には釣れないんだろうって(笑)「いつか自分の釣り方で大きなメジナを釣りたい!」って思ったら、もう夢中になっていました。同じ磯にいても釣果が分かれてしまう、そんなところに魅力と奥深さを感じますね。
ーーウキのチョイスが渋いですね(笑)
浦上:ウキはソルブレのアズールがお気に入りです。浮力をゼロにするか、オキアミの重さでジワジワとウキが入るようにセッティングします。このウキが見やすいように、偏光サングラスのカラーも選んで使うほどに溺愛してます。
ーーやっぱり針にもこだわりがありますか? 僕はチヌの場合、ほとんど変えることはないので(汗)
浦上:ええー!(驚)私は針選びって、とっても重要だとおもってて。最近は『エサ取り対策』に、軽くて光沢をおさえたモデルを選ぶことが多いです。エサ取りが少なくなったら、ケイムラの針でアピール力を上げたりもします。

ーーより多くの魚を釣るためには、細かい道具の使い分けが必要なんですね。
浦上:そうですね。その磯のコンディションを読みとって、針やウキをこまかく変えたり。潮の流れや風、状況変化に合わせて釣っていくことが、フカセの“おもしろみ”なんじゃないかと思います。
ーーなにかマインド(気持ちの面)で大切にしていることはありますか?
浦上:「釣りが上手くなりたい」という向上心はもちろんあります。でも、それは二の次です。共通の趣味を通して知り合ったみんなと、1日をいかに楽しく過ごせるかを大切にしています。
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