アメトラ的スポーツウェア<チャンピオン>を再考。
アメリカを代表するスポーツアパレルブランド「チャンピオン」。確かな品質と優れた着用感から、日本でも世代を問わず愛され続けている定番ブランドです。
昨今では、トレンドの必須アイテムとして再熱の兆しを見せ、数々のブランドとコラボレーションするなど、人気はとどまることを知りません。
その歴史は産業の街・ロチェスターから始まった
1919年、ニューヨーク州ロチェスターで誕生したチャンピオン。創業者はサイモン・フェインブルーム。
当初はセーター、Tシャツ、靴下、下着などの販売を手がけていました。後に、スウェットシャツがミシガン大学に採用されると、高い品質が評価され、徐々にその知名度を上げていきました。
アメリカの学生を中心に浸透したカルチャー
屋外労働者向けに開発したウール下着が米軍の目にとまり、運動用ウェアとして採用されます。
これをきっかけに、大学生アスリートたちがカジュアルウェアとして注目し始めると、その人気はアメリカ中の若者にたちまち浸透。
キャンパスライフのみならず、アメリカンカルチャーとして広く認知されるようになりました。
チャンピオンのものづくり『リバースウィーブ』とは?
チャンピオンの魅力を語る上で、欠かせないのが『Reverse Weave(リバースウィーブ)』です。
従来のスウェットシャツは、”洗濯後に激しく縮む”という欠点がありました。この原因となる縫製を「タテ織り」から「ヨコ織り」にすることで縮みの解消に成功。
さらに両脇部分にはリブを採用し、伸縮性も向上させることで、快適な着心地を実現しました。1938年に特許も取得している、チャンピオン屈指の技術です。
チャンピオンの2つの象徴的なタグ・“青と赤”
各年代によってデザインが異なるチャンピオンのタグ。一見、同じアイテムのように見えても、付されたタグにより、それぞれ特徴やディテールに違いがあります。
ここでは、数あるタグの中でも代表的な“青タグ”と“赤タグ”の違いについてご説明します。
青タグ(通称:青単)とは?
青タグの製品は、日本人の体型に合わせて作られています。生地は11.5オンスとなっており、サラッとした軽い風合いが特徴です。
また、あらかじめ洗い加工が施されており、購入直後から体に良く馴染みます。生産を国外に移すことで、価格が抑えられていることも魅力です。
赤タグ(通称:赤単)とは?
糸から縫製まで、一貫して「MADE IN USA」にこだわった赤タグ。伝統直系の最高峰として、チャンピオンの魅力を存分に味わえるラインです。生地は厚めの12.5オンスで、重厚感のある仕上がりが特徴。
赤タグならではの、ゆったりとしたサイズ感と、しっかりとした着心地がコアなファンを虜にしています。
次のページでは、『アウトドアマン必見。タフな作りが特徴のUSA製(赤タグ)のチャンピオンウェア』を厳選してご紹介します。
リバースウィーブ クルーネックスウェットシャツ
チャンピオンが「キング・オブ・スウェット」と呼ばれる由縁となったスウェットシャツ。コットン100%使用、裏起毛の仕上がりで滑らかな肌触りを実現しています。頑丈で動きやすい作りはアウトドアに最適。春秋の釣りではトップスとして、肌寒いシーズンの釣りではインナーとして活躍する、言わずと知れた不朽の名作です。
リバースウィーブ クルーネックスウェットシャツ
・製造国:アメリカ
・サイズ:S,M,L,XL
リバースウィーブ スウェットパンツ
リバースウィーブ製法で、贅沢に仕上げられたスウェットパンツ。ウェスト調整紐とゴムで絞られた裾により、アクティブな場面でもしっかりとした着用感を得られます。裏起毛でぬくもりのある風合いが、快適な履き心地を実現。釣りの休憩時や、車中泊のナイトウェアにもピッタリな一枚です。
リバースウィーブ スウェットパンツ
・製造国:アメリカ
・サイズ:S,M,L,XL
リバースウィーブ ジップスウェットパーカー
チャンピオン伝統直系のスウェットパーカー。12.5オンスの生地により、フード部分も型崩れしにくく、いつまでもキレイなシルエットを保ちます。釣りで肌寒さを感じた時に、サッと羽織れる手軽さも魅力的。一枚持っておけば、あらゆるシーンで重宝するアイテムです。
リバースウィーブ ジップスウェットパーカー
・製造国:アメリカ
・サイズ:S,M,L,XL
どうせ買うなら最上を。赤タグが似合う、拘り派へ
世界中で愛され続けてきたチャンピオン。衰えない人気の裏側には、他社には真似できないモノづくりの姿勢を感じることができます。
拘りを感じるウェアの中から、自らのスタイルを彩る一着を見つけてみてはいかがでしょうか?
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