リールへのラインの巻き替えに“糸巻き機”を使おう
糸巻き機を使うメリット
▼ 時短・面倒な作業を快適に
▼ラインテンションをしっかりとつけられる
テンションを掛けずにラインを巻くと、釣り中にライントラブルを招く可能性があります。
ライントラブルを防ぐためには、ラインを巻く際、しっかりとテンションを掛けることが大切。
布でテンションかけて足でスプールを支える方法もありますが、しっかりとテンションが掛けにくかったり、慣れない作業に足の指を攣ってしまうケースも……。
ボビンを固定してくれる糸巻き機なら、苦労をすることなく綺麗にラインを巻けます。
糸巻き機の使い方
糸巻き機の使い方は製品ごとに異なりますが、筆者愛用の第一精工 高速リサイクラー2.0を例に、基本的な使い方を解説します。
▼ 作業台に本体を固定する
まず、クランプ部分をテーブルなどの縁に固定させます。
▼ ボビンを固定する部分をセットする
ボビンを装着するパーツを取り付けて、付属のプラスドライバーを使ってネジで固定します。
▼ リールから糸を巻き取る
糸を巻き取るための空ボビンなど、任意のボビンを設置して奥まで差し込みます。
続けて3つのパーツを装着し、ボビンをしっかり固定させましょう。
ラインの先端をボビンにテープなどで固定し、ラインをつまみながらリサイクラーのハンドルを回して糸を巻き取っていきます。
ラインをつまむと摩擦で熱を持つため、布を介すか軍手をはめるのがおすすめ。
▼ 新しいラインを巻く
ラインが巻き取れたらリサイクラーからボビンを取り外し、リールに巻くラインのボビンを装着します。
リールを手前に持ち、ラインを巻き取っていきましょう。リールを2ピースロッドやパックロッドに装着させて作業するのもおすすめ。
糸巻き機のおかけで、快適かつ、効率的にラインの巻替えが行えました。
糸巻き機11選
第一精工 高速リサイクラー2.0
リールに糸を巻く・リールから糸を巻き取るという作業を快適に行える、第一精工製の高速リサイクラー2.0品。
任意の場所に設置しやすい仕様で利便性が高く、造りもしっかりとしています。
作業の効率化はもちろん、ラインテンションを掛けながら奇麗に糸を巻けるため、リールパフォーマンスも向上すること間違いなし。
釣り場よりも自宅での使用に向いており、サブ機やオフシーズン中のラインメンテナンスにおすすめです。
第一精工 吸盤ラインマーキー
テーブルや窓ガラス、車のボンネットなどのあらゆる平面に取り付けられる、超強力吸盤タイプの糸巻き機。
スプールが回転して糸のヨレを防ぐため、細いラインやヨレやすいPEラインにも適しており、ラインを比較的長持ちさせられます。
スプール最大取付幅は80mmで、スピニング・両軸どちらにも使用可能です。釣り場でのライン交換にもおすすめ。
第一精工 スーパーラインマーキー
第一精工のスーパーラインマーキーは、ロッドのようなパイプシート仕様でリールをがっちり固定できる糸巻き機。
折り畳むと212x200x55mmになり、展開時のサイズよりコンパクトに携帯・持ち運びが可能で、釣り場での使用にもおすすめです。
吸盤ラインマーキー同様に回転式のため、糸ヨレによるライントラブルも防げます。10000番クラスの大型スピニングリールや両軸リールにも対応。
第一精工 リサイクラーDS
2本の軸にスプールをセットすることで、新品ラインの巻取りや巻替えが容易に行える第一精工製のハイエンドモデル。
高速4倍速ダブルハンドルと4ボールベアリングが内蔵されているのが特徴で、スピニングリール・両軸リール両方に対応します。
また、塩抜き伸縮スプールや脱水パックが付属しており、ラインの塩抜きや脱水まで行えてしまう高性能モデルです。
収納用バッグ付属で、持ち運びにも対応。せっかく購入するなら一生モノを、という方におすすめです。
DRESS マキシマムワインダー EVO
電動ドライバーで巻き取り可能な専用シャフトを搭載した、ガラス繊維強化ナイロン樹脂製糸巻き機。
超高速の4.5倍速シングルハンドル仕様で、スピーディーにラインの巻替えを行えるアイテムです。さらに、握りやすいラウンド型グリップを採用。
ラインの巻き取り、空スプールへの巻き替え作業が快適に行えること間違いなしでしょう。
ルミカ 日本化学発光 クイック糸巻き
ケミホタルなどで知られるルミカ製の糸巻き機。ロッドに設置して簡易的に使える、便利なモデルです。
幅55×高さ118×奥行65mmでコンパクトな点や、メーカー希望小売価格1,320円というリーズナブルさも魅力の一つ。
予期せぬライントラブルでリールへの糸巻きを釣り場で行いたい時など、クイック糸巻きを携帯していると安心でしょう。
製品レビューを見ると大きなボビンには対応しないようですが、「安くて十分使える」といった声も多く見受けられました。
Goture 釣りライン巻 糸巻き機
テーブルの縁などに設置して使用する、スピニング・両軸リール両用の糸巻き機。
作業を容易にするロッドのリールシートのような仕組みが採用された固定式のモデルのうち、比較的安価なアイテムです。
製品レビューには海外製で説明書が分かりにくいという声や、固定が弱いという声もありますが、「思いのほか良かった」など肯定的なレビューも寄せられていました。
大きめのボビンにも対応可能で、自宅でのラインメンテナンスに適しています。
オルルド釣具 ライン巻
大型ボビンの取り付けにも対応するスプール幅最大16.5cmの大サイズと、コンパクトな8.5cmの小サイズが展開されているコスパの良いライン巻き。
縦・横どちらの向きにも固定できるクランプ固定タイプで、椅子の背もたれ部分や机の縁部分などに設置可能です。
製品レビューには「しっかりラインテンションを掛けて巻ける」といった声や「コスパが良く買ってよかった」などの声が見受けられました。
SHADDOCK 釣りライン巻
ロッドのリールシートと同様の仕組みでリールを固定し、糸の巻替えが可能な直径65mm以内のスプールに対応する海外製のライン巻き。
スピニングリール・ベイトリール両方に対応しており、持ち運び可能な比較的軽量なモデルです。
freneci 釣り糸ワインダー
ステンレス鋼・ABS樹脂製の比較的シンプルな構造の釣り糸ワインダー。スピニング・ベイトどちらのリールにも対応しています。
クランプでテーブルの縁などに設置して使用するモデル。実売価格は約3,500~7,700円と幅があるため、購入店の選択には注意が必要でしょう。
ラインリムーバー3選
不要になったラインには、ラインリムーバーがおすすめです。
手でラインを巻き取る作業は手間が掛かりますが、電動式のリムーバーならあっという間!
ここで、各社から発売されているラインリムーバーをご紹介します。
シマノ ラインリムーバー LR-011X
ナイロンライン0.8~8号に対応するシマノの電動式ラインリムーバー(単3形乾電池2本で駆動)。実売価格は2,000円前後。
ボタンを押すだけの簡単操作で、50mのラインを約40秒で送り出し可能です。
テイルウォーク ラインリムーバー BK
0.8~8号までのナイロン、フロロカーボン、エステルライン専用の電動式ラインリムーバー (単3形乾電池2本で駆動)。実売価格は1,900円程度。
約22秒で150mのラインを抜き取れるスピーディーさと、スタイリッシュなデザインにもご注目。
シーズンオフ時・シーズンイン前のラインメンテナンス時など、複数台のリールのラインを一気に巻き替えたい時などはとくに重宝しそうですね。
ダイワ PEラインチェンジャー
PEライン専用の電動式ラインリムーバー(単3形乾電池2本で駆動)。
先端にPEラインを巻き取っていくため、150m以上の糸は複数回に分けて巻き取る必要がありますが、糸をまとまった状態で回収可能です。
製品レビューには「コンパクトで便利」などの声が寄せられていました。PEラインを用いてソルトゲームを楽しむ全ての釣り人におすすめのアイテム。
時間を有効活用できちゃいます
糸巻き機のメリットや使い方、おすすめ製品をご紹介しました。
糸巻き機やラインリムーバーは、ラインメンテナンスを効率化してくれる便利なアイテム。
効率化により空いた時間を有効活用しちゃいましょう!