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渓流ミノーの画像

渓流でミノーイングを楽しもう!上級者愛用ミノーと使いこなしテクニック

渓流のルアー釣りで昨今人気のミノー。そのスタイルは確立されてきており『渓流ミノーイング』とも呼ばれています。今回、これから渓流でミノーを使い始める方に向けて、種類や使いこなしテクニック、そして上級者が愛用するおすすめミノーをご紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:DAIWA Australia Facebook

渓流用のミノーについて

渓流ミノーの画像

撮影:TSURI HACK 編集部

渓流のトラウトフィッシングで用いられるルアーのひとつに、小魚を模様した『ミノー』が使われます。

従来までは、スプーンやスピナーが使われていましたが、フラッシングアピールによりスレてしたったトラウトに、ロッドワークを屈指して反応させるゲーム性の高いスタイル。

現在では主流になりつつあり、“渓流ミノーイング”とも呼ばれています。

浮力の違い

ミノーの浮力の画像

制作:TSURI HACK 編集部

渓流で用いられるミノーには、異なる4つの浮力があります。それぞれシチュエーション別に使い分けることで、釣果への近道となりますので、しっかりと特徴を把握しましょう。

フローティングタイプ

フローティングタイプ(表記:F)は、ボディに浮力があり水面に浮くミノー。

渓流では、使用頻度が低いタイプですが、浅瀬を攻める際や、狙ったポイントへ“流し入れる”シチュエーションで使います。

状況に応じた使い方をするので、ルアーボックスに1~2個ある程度で大丈夫です。

サスペンドタイプ

サスペンドタイプ(表記:SP)は、水深を維持して沈み込まず、浮き上がらないミノー。

渓流では、一定の水深を維持したいシチュエーションで使います。しかし水温変化により、浮いたり沈んだりしてしまうため、使用頻度は低くなります。

決まったフィールドであれば活躍することもあり、モノは試しの感覚で、1~2個ある程度で大丈夫です。

シンキングタイプ

シンキングタイプ(表記:S)は、川底に向かって沈み込むミノー。

渓流では、基本となるルアーです。浅く流れが速いエリアでは、流され過ぎずに狙ったラインを引いてくることができる他、水深が深く流れの緩いエリアでは、底をついばむ小魚の演出などが行えまので、ルアーボックスには、カラーバリエーションなど3~4個は持っておきたいでしょう。

ヘビーシンキングタイプ

ヘビーシンキングタイプ(表記:HS)は、ファストシンキング(表記:FS)とも呼ばれ、シンキングタイプよりも沈み込むスピードが速いミノー。渓流では、シンキングタイプに次いで使うことが多くあります。

急流エリアで狙ったラインを通す他、淵底に潜む大型トラウトを狙う際に効果的です。シンキングタイプ同様に、ルアーボックスには、カラーバリエーションなど3~4個は持っておきたいでしょう。

潜行深度の違い

ミノーの潜行深度の画像

制作:TSURI HACK 編集部

浮力の他に、潜行深度の違いがあります。見た目では、リップと呼ばれるアゴ下から伸びたプラスチック板の長さで別けられます。

状況に応じて使い分けることで、トラウトの居つく水深を効率的に攻めることができます。

ショートビルタイプ

ショートビルミノーの画像

撮影:TSURI HACK 編集部

ショートビルタイプは、良く目にするミノーのリップ。あまり深く潜らず、ルアーの持つ浮力+α程度ですが、細かなヴォブリングアクションをさせることができます。

ロングビルタイプ

ロングビルミノーの画像

撮影:TSURI HACK 編集部

ロングビルタイプは、ロングリップやディープダイバーとも呼ばれ、長いリップを持ったミノー。

少々動きは鈍いものの、深くまで潜らせることができます。石の多いエリアでは、リップが先につくため、根がかりがし難い特徴もあります。

渓流用ミノーの使いこなしテクニック

釣りの画像

渓流は、随時流れのある中で釣りを行います。他の釣りと比べると、狙うポイントに対して、リールを巻くスピード、流れの早さ、ルアーを通すラインなど、自然と釣り人が一体となって行う特徴があります。

基本はトウィッチ

トウィッチとは、ロッドのティップを小刻みに動かすアクション。

ロッドを立ている時は、手首を上に曲げる程度。ロッドを下げている時は手首を下に曲げる程度と、コンパクトかつリズミカルに行います。

アップストリームで巻く

アップストリームの画像

出典:PIXTA

アップストリームとは、下流側から上流側へキャストを行います。渓流釣りの基本となるスタイル。上流に居るトラウトに対して、警戒心を与えずに攻めることができますが、ミノーが流されないように、リールを巻く必要があります。

着水後、すぐにリーリングに移る必要があり、可能であれば右投げ・左巻きや、左投げ右巻きと、リールのハンドルはキャストを行う手と反対にして、動作に無駄がないようにしましょう。

ダウンストリームで流す

ダウンストリームの画像

出典:PIXTA

ダウンストリームとは、上流側から下流側へキャストを行います。活性が低い時などに試す方法のひとつで、遡上するイメージをしてしまいがちですが、流れに負けている魚をイメージして流すことのがおすすめ。

急流の中では、ミノー本来のアクションが行えず、浮き上がってしまうことや、水中で回転してしまうことがあるので、ヘビーシンキングタイプを使うと良いでしょう。

ロッドでミノーを通す位置をコントロールして、岩の裏へ送り込む方法や、フローティングタイプを使い『ドリフト』をさせてみましょう!

おすすめミノー7選

さまざまなメーカーが発売するミノーの中から、おすすめなものを7選に絞ってご紹介します。上級者は必ず持っていると言っても過言ではないアイテムですので、ぜひフィールドで試してみてください。

ラパラ カウントダウンアバシ CDA5

サイズ:50mm
自重:6g


イトウクラフト バルサミノー ボウイ 50S

サイズ:50mm
自重:4g



渓流ミノーは見たらダメ!?

渓流ミノーの画像

水の澄んだ渓流は、トラウトが追ってくる姿を見ることができますが、釣り人の不思議な心理で、アクションを止めてしまったり、違ったアクションをしてしまいます。トラウトはルアーを見切る能力が高いので、一定のアクションを続けることが、釣果への近道となります。ぜひ、お気に入りのミノーを見つけて、限られた期間のストリームライフを送ってください。