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バリバスのショアレコードショックリーダー

ショアレコードショックリーダーをインプレ。「完璧に近い」と唸らされました

ソルトルアーフィッシングに使うショックリーダーとしては、完璧に近い出来。

そう断言できるのが、バリバスのショアレコードショックリーダー!

がっつり使い込んだのでその使用感をインプレします。

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目次

すごいショックリーダーが出た

2025年の4月、バリバスからマジですごいフロロカーボン製ショックリーダーが発売になりました。

その名も「ショアレコードショックリーダーフロロカーボン 」。

レコードの名を冠する、フロロカーボン製ショックリーダーのフラッグシップです。

正直、初めは疑っていた

ハイクラスなショックリーダーと言っても大して変わらないんじゃない?

数値的には差があるかもしれないけど、体感できるほどではないだろう……。

なんて、初めは完全に疑っていました。

しかし、今となってはショアレコードじゃないと不安を感じるほどに、他のリーダーとの差を実感ています

SUU

今回は、ショアレコードショックリーダーの使用感を包み隠さずお伝えいたします。

ショアレコードの謳い文句

耐摩耗性が非常に高い

ショアレコードショックリーダーの1番のウリが、高い耐摩耗性です。

一般的なフロロカーボンラインと比べてワンランク上の耐摩耗性を持っています。

しなやかなフロロカーボン

一般的なフロロカーボンラインと比べ、しなやかなことも特徴のひとつ。

とは言っても、フロロなのでふにゃふにゃに柔らかいわけではなく、“芯のある柔らかさ”と言ったところでしょうか。

結束強度がワンランク高い

3つ目の特徴が、結束強度も高いという点。

硬いラインは結束強度が低下する傾向にあるため、しなやかさの副産物と言えるかもしれません。

SUU

さて、ここまでがカタログに表記されている内容でした。

ここからは、ぼくが感じたショアレコードをお話しします!

ショアレコードショックリーダーを本音で語ります

じつは、みなさんより一足先に使わせていただいており、2024年はほとんどショアレコードショックリーダーで釣りをしてきました。

後にも先にも、これほどリーダーに注目して釣りをする1年間は無いでしょう(笑)

その結果、初めて使った時は「しなやかなぐらいで、他は何が違うん?」と思っていましたが、約1年間使い込んだ現在は明確な差を感じています。

SUU

この1年間、いろんな場所で、いろんな魚を釣ってきたので、その実釣経験に基づいて本音でお話しします!

耐摩耗性が抜群だった

耐摩耗性が著しく高いのを実感したのは、一日中サーフで釣りをした後のこと。

従来のフロロカーボン製ショックリーダーの場合、サーフである程度の時間釣りをすると(魚を掛けなくても)リーダーの先端付近がザラついていました。

でも、ショアレコードは釣り終わりのザラつきが明らかに少なく、ツルツルのままなんです!

サーフフィッシングの性質上(狙うレンジ・地形・足場の高さ)、どんな糸であろうとザラつくのが当然だと思っていたので、これには本当に驚きました。

SUU

先端をカットして結び変え。

この動作がめちゃくちゃ少なくなりました!

結束強度も高かった

結束強度がワンランク高いと謳っているのなら、確かめてみようじゃないか。

ということで、実際にぼくが結束してドラグチェッカーを使って強度を計測してみました。

強度を10lbに揃え、一般的なフロロリーダーとショアレコードを用意。

ダブルクリンチノットで結束して切れるまで引っ張り、切れた時の強度を計測します。

SUU

これを5回繰り返し、その平均値を比較します。

計測結果

一般的フロロカーボンリーダー(10lb)

  • 1回目:3.9kg
  • 2回目:3.5kg
  • 3回目:4.0kg
  • 4回目:4.2kg
  • 5回目:4.0kg
  • 平均:3.92kg(結束強度86.5%)

ショアレコードショックリーダー(10lb)

  • 1回目:4.2kg
  • 2回目:4.7kg
  • 3回目:4.3kg
  • 4回目:4.5kg
  • 5回目:4.3kg
  • 平均:4.40kg(結束強度97.1%)

なんと、「ショアレコードの方が10%も結束強度が高い」という結果になりました!

正直、結束強度に差が出るのか疑っていた部分もあるので、本当に驚きの結果です。

SUU

「ワンランク高い」に嘘はありませんでした!

注意点

今回の計測はドラグチェッカーを用いた簡易的なものであり、計測環境によっては数値が変動する可能性があります。

また、ノットの種類や結び方次第で結果が変わる可能性も。

今回の結果はあくまで参考程度にお考えください。

ラインシステムが変わった

ショアレコードを使う以前、ぼくの基準となるサーフのラインシステムは、PEライン1号に対してフロロリーダー25lbでした。

PEの強度に対してリーダーが少し強めなのは、リーダーの先端がザラついて強度が落ちることを見越し、その時点でPEとのバランスが保たれるようにするため。

しかし、ショアレコードはザラつきにくく、結束強度も高いため、現在はPE1号に対して20lbか22lbを使うようになっています。

SUU

20lbと22lbのどちらを基準にするかは現在検証中。

ラインシステムって本当に奥が深いんです!

ルアーの動きを損なわない

みなさんは、リーダーが太ければ太いほど、硬ければ硬いほど、ルアーの動きを損なってしまうのをご存知でしょうか?

ルアーのサイズが小さいほど糸の影響を受けやすくなるため、小型ルアーを使う際はとくに無視できないポイントです。

そこで頼もしいのが、ショアレコードのしなやかな点、そして強いがゆえに細い番手をセレクトできる点

例えば、サーフでは時折マイクロベイトを偏食していることがあり、6〜7cmの小さなミノーやシンペンを投げざるをえない状況があるんです。

SUU

こんな時も、「ショアレコードならルアーがしっかり泳いでいる」と、信じて投げられます!

ラインナップが細かくて幅広い

ラインナップの広さ、そして細かさにも驚かされました。

ラインナップの幅は6〜35lbと広く、エギングあたりからライトショアジギングぐらいまでの、身近なソルトルアーフィッシングはほぼ全てカバーできます。

さらに14lbや22lbという絶妙な番手を展開しているのは、こだわり派にとっては嬉しいですよね!

SUU

ぼくは14lbと22lbのラインナップにバリバスの本気が見えると感じています(笑)

シーバスショックリーダーと比べてどうなん?

ショアレコードの評価をする際、長年使っているシーバスショックリーダー をベンチマークにしていました。

耐摩耗性や結束強度はショアレコードが上

糸質はシーバスショックリーダーの方が硬く、パリッとしていて“フロロらしいフロロ”と言えます。

「どちらが良いか?」と聞かれるとショアレコードなのですが、シーバスショックリーダーがダメな糸というわけではなく、実際に今まで数々の大物を釣らせてもらいました。

もちろん、ショアレコードはその分リーダーとしては高価なので、求める性能と価格の兼ね合いで合った方を選んでもらうのがベストだと思います。

SUU

例えば、「ここぞ!」という大切な釣行にはショアレコード、日常の釣行にはシーバスショックリーダー。

なんて使い分けもアリかもしれませんね。

ショアレコードの気になるところ

正直、非の打ち所がないんです。

いい部分ばかりをお伝えすると嘘っぽくなってしまうので、ぼくはインプレ記事を作る際、いつも何か気になるところを探してお伝えしているのですが……

正直なところ、ショアレコードショックリーダーに関しては、悪いところが全然見当たらないんです

SUU

ミドルクラス(太さ的な意味で)のリーダーとしては、完璧に近い出来だと思っています。

釣りを一段高みに引き上げてくれる。

ぼくはもうショアレコードなしでは不安に思ってしまうほど、ショアレコードに惚れ込んでいます。

単純に強いだけでなく、タックルバランスやアプローチへの恩恵も含め、釣りのレベルを引き上げてくれるアイテムだと考えています。

将来に期待をしたいので「完璧」とは言いたくありませんが、今の時点では「限りなく完璧に近い」と言えるショックリーダーです。

sponsored by 株式会社バリバス

撮影:Ricordo 鈴木孝寿(SUU)

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