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がま磯スーパープレシードを実釣インプレ!アテンダー2&マスターモデル2との違いも解説(3ページ目)

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アテンダー2&マスターモデル2との比較

アテンダー2の画像

価格帯・調子を考えると、スーパープレシードの比較対象となるのがアテンダー2とマスターモデル2でしょう。

マスターモデル2の画像

がま磯シリーズの中でも屈指の人気を誇る2モデルと、スーパープレシードを比較します。

アテンダー2との比較

アテンダー2の画像

tsuki
フラッグシップのインテッサ以上とも言える人気を誇った、名竿中の名竿ですね!
しみけん
125-50と175-53の2本を使ってるけど……

アテンダー2はデビューからもう10年が経ってるんやね。

tsuki
このポジショニングマップを見ると、スーパープレシードとアテンダー2はかなり使用感が近そうですが?
しみけん
まったく違います(笑)
tsuki
どこが一番違います?
しみけん
すべてが違うんだけど……

劇的に違うのが操作性(魚を掛けるまで)だね。

tsuki
そこはスーパープレシードが勝ります?
しみけん
操作時はスーパープレシードの方がシャープ。先調子感がある。

アテンダー2も当時は「粘りと操作性を両立」って感じだったんだと思うけど、今の竿と比べるとかなりポヨンポヨンする(笑)とくに低号数はね。

tsuki
ぼくはアテンダー2をしっかり使い込んだことはないんですが、たしかにスーパープレシードにダルさは感じませんでした。
しみけん
アテンダー2の1.25号は強い横風を受けるとけっこー曲がっちゃうんだよね。

だから、口太狙いの時でも風対策で1.75号を使ったりしてた。硬くなる分だけ曲がらないから(笑)

アテンダー2の画像

tsuki
魚を掛けてからはどうでしょう?
しみけん
アテンダー2はね、魚が掛かると一気に元竿まで曲がってくることが特徴。

魚の大小に関わらず、常にリールシートの上ぐらいでやりとりをする感覚かな。

tsuki
THE・胴調子って感じですね。

それに対してスーパープレシードは?

しみけん
スーパープレシードも大きな負荷が掛かると深い位置から曲がるんだけど、一気に胴まで曲がるって性格ではない。

負荷に応じて、段階的に曲がりの支点が手元に近付いてくる。アテンダー2よりもやりとりの時に使っている幅が広いね。

tsuki
小さい魚はやや先で、大きな魚は胴で。って感じですかね?
しみけん
比べてみると、30cmの魚を掛けた時はスーパープレシードの方が支点が先にあると思う。

けど、50cmの魚を掛けた時は両者とも似たような位置から曲がってるんじゃないかな。

tsuki
曲がりの最終到達点は近しいけど、そこに至るまでの“過程”が違うんですね。

ぶっちゃけ、両者で悩んでいる人にはどっちがおすすめですか?

しみけん
おすすめするのは、断然スーパープレシード!

10年間の素材・技術革新のせいなのか、竿としてのまとまりの良さは数段上に感じた。「アテンダー2も古くなったんだな〜」って感じさせられたよ(笑)

tsuki
どこか感傷的ですね(笑)
しみけん
ただ、アテンダー2の一気に胴まで曲げこむ感じは好きなんだよね。それは改めて感じた。

あのフィーリングはがま磯シリーズの中でも唯一無二だと思う。マスターモデル2とも違うしね。

tsuki
未だに根強いファンが多い竿ですもんね!
しみけん
結論、「アテンダー2が良い!」って決定的な理由がある人はアテンダー2を買えばいいと思う。

逆に、「悩んでる」ってレベルであればスーパープレシードをおすすめします!

マスターモデル2との比較

マスターモデル2の画像

tsuki
次はマスターモデル2との比較です。
しみけん
ちなみに自分で所有しているのは口太M53。

マスターモデル2は口太と尾長で調子が違うので、ここでは口太番手を前提に比較したいと思います。

tsuki
まず操作性についてはどうでしょう?
しみけん
この点はビックリした。ほぼ同等だと思う!

「若干マスターモデル2の方が……」って気もするけど、自分も含めてサンデーアングラーレベルだとほぼ差を感じないかも。

tsuki
整理すると、マスターモデル2≒スーパープレシード>アテンダー2ってことですね。
しみけん
おれは釣り竿の設計等にはまったく詳しくないんだけど、トレカ®︎T1100Gの登場が磯竿の転換期になってると思うんだよね。

がまの竿で言うと、2016年のファルシオンから。これ以前と以後の竿で大きく変わったと思う。

tsuki
業界内では「20年に1度の素材革新」みたいなことも言われてましたよね。
しみけん
2017年にマスターモデル2を始めて触った時は衝撃的だった。買う予定は一切なかったのに、その場で即決(笑)

これまでの胴調子系磯竿のネガな部分(操作時のダルさ)が、飛躍的に解消されたのは間違いないと思う。

tsuki
たしかに、2016年以降のがまかつのグレ竿はすべてトレカ®︎T1100Gを採用しています。

それだけ磯竿と相性が良い素材だったってことでしょうか。

しみけん
その中でも、胴調子系の磯竿はとくに相性が良かったんじゃないかな。

胴調子のネガな部分が一番出やすい低号数は、それが一番実感できると思う。マスターモデル2やスーパープレシードはとくにね。

マスターモデル2の画像

tsuki
魚を掛けた後はどうでしょう?
しみけん
スーパープレシードに比べると、マスターモデル2の方が胴に入ってくるのは早いね。

とは言え、アテンダー2ほどは早くない。

tsuki
胴への入りやすさを並べると、アテンダー2>マスターモデル2>スーパープレシードってことですね。
しみけん
これは胴への入り方(入るスピード)を表してるので、“胴の強さ”と勘違いしないようにしてください。

良いとか悪いとかではなく、ポジショニングマップから想像した使用感と実際の使用感は「かなり違った」ってのが正直な感想。

tsuki
では、スーパープレシードとマスターモデル2だとどっちがおすすめですか?
しみけん
マスターモデル2かな〜(笑)
tsuki
正直か!笑

その理由は?

しみけん
やっぱり、低負荷時と高負荷時のギャップが素晴らしい。掛ける前と掛けた後では別の竿に感じるレベル。

胴調子の竿としては現時点で“究極形”と言っていいんじゃないかな。インテッサも含めていろいろ使ったけど、1本選ぶならマスターモデル2以外の選択肢はない。要するに、好きってことだね(笑)

tsuki
溺愛ですね(笑)

スーパープレシードの良さはどんなところでしょう?

しみけん
アテンダー2やマスターモデル2みたいに、“極端な胴調子ではない”ってとこかな。

近年は胴調子ブームだと思うんだけど、必ずしもそれが正義ですべての人にマッチするわけじゃないからね。

tsuki
ということは、優等生というか、万人にウケるタイプの竿ってことですか?
しみけん
そうだね。

それでいて高い操作性や、がまかつらしさ(粘り強さ・やりとり中に竿が跳ねない等)をしっかり感じられるとこが魅力だと思う。

tsuki
初めてがまかつの磯竿を使う人にもおすすめできますよね。
しみけん
エントリー機種・中堅機種からのステップアップや、今まで他社の竿を使っていた人にとっては“間違いない選択”になるんじゃないかな。

ちょっと高いけど(笑)

「至極の本調子」に偽りなし。

スーパープレシードの画像

スーパープレシードは謳い文句通り、操作性と粘りを両立した至極の本調子でした。

10万円の価格にふさわしい仕上がりなので、気になった方はぜひ手にとってみてくださいね。

撮影:tsuki/TSURI HACK編集部
sponsored by:がまかつ

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