アテンダー2&マスターモデル2との比較
価格帯・調子を考えると、スーパープレシードの比較対象となるのがアテンダー2とマスターモデル2でしょう。
がま磯シリーズの中でも屈指の人気を誇る2モデルと、スーパープレシードを比較します。
アテンダー2との比較
アテンダー2はデビューからもう10年が経ってるんやね。
劇的に違うのが操作性(魚を掛けるまで)だね。
アテンダー2も当時は「粘りと操作性を両立」って感じだったんだと思うけど、今の竿と比べるとかなりポヨンポヨンする(笑)とくに低号数はね。
だから、口太狙いの時でも風対策で1.75号を使ったりしてた。硬くなる分だけ曲がらないから(笑)
魚の大小に関わらず、常にリールシートの上ぐらいでやりとりをする感覚かな。
それに対してスーパープレシードは?
負荷に応じて、段階的に曲がりの支点が手元に近付いてくる。アテンダー2よりもやりとりの時に使っている幅が広いね。
けど、50cmの魚を掛けた時は両者とも似たような位置から曲がってるんじゃないかな。
ぶっちゃけ、両者で悩んでいる人にはどっちがおすすめですか?
10年間の素材・技術革新のせいなのか、竿としてのまとまりの良さは数段上に感じた。「アテンダー2も古くなったんだな〜」って感じさせられたよ(笑)
あのフィーリングはがま磯シリーズの中でも唯一無二だと思う。マスターモデル2とも違うしね。
逆に、「悩んでる」ってレベルであればスーパープレシードをおすすめします!
マスターモデル2との比較
マスターモデル2は口太と尾長で調子が違うので、ここでは口太番手を前提に比較したいと思います。
「若干マスターモデル2の方が……」って気もするけど、自分も含めてサンデーアングラーレベルだとほぼ差を感じないかも。
がまの竿で言うと、2016年のファルシオンから。これ以前と以後の竿で大きく変わったと思う。
これまでの胴調子系磯竿のネガな部分(操作時のダルさ)が、飛躍的に解消されたのは間違いないと思う。
それだけ磯竿と相性が良い素材だったってことでしょうか。
胴調子のネガな部分が一番出やすい低号数は、それが一番実感できると思う。マスターモデル2やスーパープレシードはとくにね。
とは言え、アテンダー2ほどは早くない。
良いとか悪いとかではなく、ポジショニングマップから想像した使用感と実際の使用感は「かなり違った」ってのが正直な感想。
その理由は?
胴調子の竿としては現時点で“究極形”と言っていいんじゃないかな。インテッサも含めていろいろ使ったけど、1本選ぶならマスターモデル2以外の選択肢はない。要するに、好きってことだね(笑)
スーパープレシードの良さはどんなところでしょう?
近年は胴調子ブームだと思うんだけど、必ずしもそれが正義ですべての人にマッチするわけじゃないからね。
それでいて高い操作性や、がまかつらしさ(粘り強さ・やりとり中に竿が跳ねない等)をしっかり感じられるとこが魅力だと思う。
ちょっと高いけど(笑)
「至極の本調子」に偽りなし。
スーパープレシードは謳い文句通り、操作性と粘りを両立した至極の本調子でした。
10万円の価格にふさわしい仕上がりなので、気になった方はぜひ手にとってみてくださいね。