がま磯スーパープレシードを実釣インプレ!アテンダー2&マスターモデル2との違いも解説


アイキャッチ画像撮影:tsuki

がま磯スーパープレシードってどうなのよ?


2021年秋、がま磯シリーズの新作として登場した「スーパープレシード」。

かつての名竿「プレシード」の名が最新スペックで蘇り、がま磯のラインナップに戻ってきました。

今回は、そんなスーパープレシードを磯釣りファンの筆者が使ってきましたので、その使用感をお届けします。

後半では大人気のアテンダー2やマスターモデル2とも比較するので、磯竿の購入を検討している方はぜひ参考にしてください!

▼チヌ用番手のインプレもしています


オリジナルモデルのラインナップ

番手標準自重(g)モーメント継数先径(mm)適正ハリス(号)希望本体価格(円)
1-5321322.350.751-399,000
125-4720017.950.751-398,500
125-5021021.050.751-399,500
125-5322724.650.751-3100,000
15-5021721.850.751.25-4100,500
15-5323526.050.751.25-4101,000
175-5024024.750.81.5-4101,500
175-5325027.850.81.5-4102,000
2-5024525.650.81.5-5102,500
2-5325829.050.81.5-5103,000

ロングスペシャルのラインナップ

番手標準自重(g)モーメント継数先径(mm)適正ハリス(号)希望本体価格(円)
1-5823026.950.751-3102,000
125-5824329.850.751-3103,000
175-5826532.950.81.5-4105,000

スーパープレシードの細部&スペックを紹介


まずはスーパープレシードのスペック的な特徴から紹介します。

調子

スーパープレシードの画像
スーパープレシードの調子は先調子でも胴調子でもなく、本調子と表現されています。

曲がりしろの大きさと粘り強さを重視しつつも、操作時のシャープさを犠牲にしないことを目指したようです。


ポジショニングマップを見ると、“現行機種の中でもっとも柔軟な使用感”であることが示されています。

ブランク

スーパープレシードの画像
ファルシオンから続く近年のがま磯シリーズと同じく、ブランクには高強度かつ高弾性なトレカ®︎T1100Gを採用。

さらに、竿のタタキ・バタつきを抑えるために、衝撃吸収性の高い特殊素材を配置したイナシステムも導入しています。

スーパープレシードの画像
もちろん、ブランクの表面にはラインのベタつき防止処理が施されており、ゴールドに塗装されているのが特徴的です。

穂先

スーパープレシードの画像
穂先は信頼性の高いスーパートップ2。

巻き込み強度に優れ、ウキの巻き込み等による破損のリスクを軽減します。

ガイド

スーパープレシードの画像
ガイドはトップから元までIMガイド仕様です。

アルデナやデニオスに採用されているCIMガイド(CFRP製フレーム)とは異なり、穂先から元までチタンフレームのIMガイドを用いています。
※CFRP:炭素繊維強化プラスチック

グリップ周り

スーパープレシードの画像
タフライト(CFRP)製リールシートをラバーグリップと組み合わせた仕様です。

化粧リング等のディテールは異なりますが、リールシート自体はグレ競技SP4と同じものだと思われます。

スーパープレシードの画像
グリップエンドもラバーグリップ仕様で、竿尻を体に当てながらやりとりしても滑りにくくなっています。



15-53をインプレ

スーパープレシードの画像
ここでは王道番手の15-53の使用感をお届けします。

和歌山・見老津エリアと三重・紀伊長島エリアで実釣してきました。

操作性

スーパープレシードの画像
全体的な使用感としては、張りの弱い柔らかい竿ではありますが、必要十分な操作性が確保されています。

筆者は普段、他社の先調子気味の竿を使っていますが、仕掛けの投入からラインメンディングまでストレスを感じませんでした。

釣行時は正面および横方向から10m/sの風を受ける状況でしたが、3番ガイド辺りで曲がりが止まってくれ、強風下でも風を切って操作性をキープしてくれます。

やりとり中はよく曲がりますが、決してベロンベロンの扱いにくい竿ではありません。

掛け心地


仕掛けの操作時とは対照的に、魚を掛けてからはスムーズかつ綺麗に曲がります。

しっかりと竿を曲げ込んでやりとりすることで、ジワジワと魚を浮かせてくる印象です。

普段使っている他社の竿に比べ、手元にガンガンと伝わってくる衝撃が明らかに少なく、ハリやハリスに掛かっている負荷が一定に近いことを感じさせてくれます。

釣行時は口太に加えてサンノジやイスズミにたくさん竿を曲げてもらいましたが、1.5号は口太の50cm程度まで、尾長の40cm前半くらいまでなら難なく対応できそうです。

1.25号と1.5号で迷ったら

スーパープレシードの画像
口太グレをメインの対象魚として考えた時、頭を悩ませるのが“1.25号 or 1.5号問題”ではないでしょうか。

昔から王道といえば1.5号でしたが、近年は1.25号を使う人も多くなっていますよね。

そこで、磯竿マニアのTSURI HACK編集部のしみけんを交え、両号数について議論をしてみました。

tsuki
僕は1.5をメインに使いましたが、しみけんさんは1.25号をメインに使ってましたよね?


しみけん
1.25号がメインだったね。

普段からもアテンダー2の1.25号、マスターモデル2口太のM(1号相当)を使ってるので、あんまり1.5号を使わない派だね(笑)


tsuki
逆に、僕は普段から1.5号を使うことが多いです。

スーパープレシードに関しても、使ってみて「1本選ぶなら1.5号」って思ってます。


しみけん
その理由は?


tsuki
号数を落とすメリットは若干の操作性向上、細ハリスへの適性だと思うんですが、そこはあまり求めていないです。

それだったら少しでもやりとり中に余裕がある方がいいなと。40cm級の尾長や大型外道もしっかりキャッチしたいので!


しみけん
なるほど。おれの感覚的には、40cm超の尾長でも1.25号で十分だと思ってる(笑)

それはアテンダー2やマスターモデル2といったがまの磯竿を使い込んでわかったことでもあり、今回スーパープレシードを使って感じたことでもある。


tsuki
がまの磯竿に対する信頼がハンパないですね(笑)

あとは釣りのスタイルも関係してるかも。沈め釣りを多用するので、深ダナや根周りで良型が掛かることも多いので、1.5号の余裕が欲しいです。


しみけん
たしかに、沈め釣りは魚に先手を取られた状態からやりとりが始まるからね。

対象的に、おれは固定ウキを使った浅ダナの釣りが多いわ。


tsuki
それは大きな違いですね!



しみけん
あと、釣趣って要素もあるね。同じサイズの魚だったら1.25号の方がより曲げ込めるでしょ?楽しいでしょ?

竿を曲げ込むのは、がまの胴調子系の竿を使う醍醐味でもあると思うよ。


tsuki
そんなことはあんまり考えたことがなかったです(笑)

じゃあ、1.25号派のしみけんさんが「1.5号を使いたい」って思うシーンはどんな時ですか?


しみけん
大きい魚が数釣れる時やね。

例えば、45cmの口太がボコボコ釣れるとか、デカいサンノジやイスズミがたくさん釣れちゃう時とか。


tsuki
数が釣れる時は1.5号なんですね!


しみけん
低号数の竿で大きな魚をたくさん釣ると疲れるし、手返しが悪くなるんよね。

イメージとしては、ほどほどの釣れ具合だったら1.25号の操作性で楽をする、たくさん釣れるなら1.5号のパワーで楽をするって感じかな。


tsuki
目的が明確ですね!

で、スーパープレシードの号数で悩んでいる人はどっちを買えば幸せになれるんですかね?


しみけん
「1本でなんでもやりたい!」って人には1.5号がおすすめかな。

やっぱり、絶対的な汎用性は1.5号の方が高いと思う。


tsuki
じゃあ、1.25号はどんな人におすすめですか?


しみけん
「竿を曲げ込みたい!」って人かな。

アベレージサイズが口太の30〜40cmの場合、スーパープレシードの良さをより感じやすいのは1.25号と思う。今まで1.5号を使ってた人にも試してもらいたいね。




アテンダー2&マスターモデル2との比較

アテンダー2の画像
価格帯・調子を考えると、スーパープレシードの比較対象となるのがアテンダー2とマスターモデル2でしょう。

マスターモデル2の画像
がま磯シリーズの中でも屈指の人気を誇る2モデルと、スーパープレシードを比較します。

アテンダー2との比較

アテンダー2の画像
tsuki
フラッグシップのインテッサ以上とも言える人気を誇った、名竿中の名竿ですね!


しみけん
125-50と175-53の2本を使ってるけど……

アテンダー2はデビューからもう10年が経ってるんやね。



tsuki
このポジショニングマップを見ると、スーパープレシードとアテンダー2はかなり使用感が近そうですが?


しみけん
まったく違います(笑)


tsuki
どこが一番違います?


しみけん
すべてが違うんだけど……

劇的に違うのが操作性(魚を掛けるまで)だね。


tsuki
そこはスーパープレシードが勝ります?


しみけん
操作時はスーパープレシードの方がシャープ。先調子感がある。

アテンダー2も当時は「粘りと操作性を両立」って感じだったんだと思うけど、今の竿と比べるとかなりポヨンポヨンする(笑)とくに低号数はね。


tsuki
ぼくはアテンダー2をしっかり使い込んだことはないんですが、たしかにスーパープレシードにダルさは感じませんでした。


しみけん
アテンダー2の1.25号は強い横風を受けるとけっこー曲がっちゃうんだよね。

だから、口太狙いの時でも風対策で1.75号を使ったりしてた。硬くなる分だけ曲がらないから(笑)


アテンダー2の画像
tsuki
魚を掛けてからはどうでしょう?


しみけん
アテンダー2はね、魚が掛かると一気に元竿まで曲がってくることが特徴。

魚の大小に関わらず、常にリールシートの上ぐらいでやりとりをする感覚かな。


tsuki
THE・胴調子って感じですね。

それに対してスーパープレシードは?


しみけん
スーパープレシードも大きな負荷が掛かると深い位置から曲がるんだけど、一気に胴まで曲がるって性格ではない。

負荷に応じて、段階的に曲がりの支点が手元に近付いてくる。アテンダー2よりもやりとりの時に使っている幅が広いね。


tsuki
小さい魚はやや先で、大きな魚は胴で。って感じですかね?


しみけん
比べてみると、30cmの魚を掛けた時はスーパープレシードの方が支点が先にあると思う。

けど、50cmの魚を掛けた時は両者とも似たような位置から曲がってるんじゃないかな。


tsuki
曲がりの最終到達点は近しいけど、そこに至るまでの“過程”が違うんですね。

ぶっちゃけ、両者で悩んでいる人にはどっちがおすすめですか?


しみけん
おすすめするのは、断然スーパープレシード!

10年間の素材・技術革新のせいなのか、竿としてのまとまりの良さは数段上に感じた。「アテンダー2も古くなったんだな〜」って感じさせられたよ(笑)


tsuki
どこか感傷的ですね(笑)


しみけん
ただ、アテンダー2の一気に胴まで曲げこむ感じは好きなんだよね。それは改めて感じた。

あのフィーリングはがま磯シリーズの中でも唯一無二だと思う。マスターモデル2とも違うしね。


tsuki
未だに根強いファンが多い竿ですもんね!


しみけん
結論、「アテンダー2が良い!」って決定的な理由がある人はアテンダー2を買えばいいと思う。

逆に、「悩んでる」ってレベルであればスーパープレシードをおすすめします!

マスターモデル2との比較

マスターモデル2の画像
tsuki
次はマスターモデル2との比較です。


しみけん
ちなみに自分で所有しているのは口太M53。

マスターモデル2は口太と尾長で調子が違うので、ここでは口太番手を前提に比較したいと思います。


tsuki
まず操作性についてはどうでしょう?


しみけん
この点はビックリした。ほぼ同等だと思う!

「若干マスターモデル2の方が……」って気もするけど、自分も含めてサンデーアングラーレベルだとほぼ差を感じないかも。


tsuki
整理すると、マスターモデル2≒スーパープレシード>アテンダー2ってことですね。


しみけん
おれは釣り竿の設計等にはまったく詳しくないんだけど、トレカ®︎T1100Gの登場が磯竿の転換期になってると思うんだよね。

がまの竿で言うと、2016年のファルシオンから。これ以前と以後の竿で大きく変わったと思う。


tsuki
業界内では「20年に1度の素材革新」みたいなことも言われてましたよね。


しみけん
2017年にマスターモデル2を始めて触った時は衝撃的だった。買う予定は一切なかったのに、その場で即決(笑)

これまでの胴調子系磯竿のネガな部分(操作時のダルさ)が、飛躍的に解消されたのは間違いないと思う。


tsuki
たしかに、2016年以降のがまかつのグレ竿はすべてトレカ®︎T1100Gを採用しています。

それだけ磯竿と相性が良い素材だったってことでしょうか。


しみけん
その中でも、胴調子系の磯竿はとくに相性が良かったんじゃないかな。

胴調子のネガな部分が一番出やすい低号数は、それが一番実感できると思う。マスターモデル2やスーパープレシードはとくにね。


マスターモデル2の画像
tsuki
魚を掛けた後はどうでしょう?


しみけん
スーパープレシードに比べると、マスターモデル2の方が胴に入ってくるのは早いね。

とは言え、アテンダー2ほどは早くない。


tsuki
胴への入りやすさを並べると、アテンダー2>マスターモデル2>スーパープレシードってことですね。


しみけん
これは胴への入り方(入るスピード)を表してるので、“胴の強さ”と勘違いしないようにしてください。

良いとか悪いとかではなく、ポジショニングマップから想像した使用感と実際の使用感は「かなり違った」ってのが正直な感想。


tsuki
では、スーパープレシードとマスターモデル2だとどっちがおすすめですか?


しみけん
マスターモデル2かな〜(笑)


tsuki
正直か!笑

その理由は?


しみけん
やっぱり、低負荷時と高負荷時のギャップが素晴らしい。掛ける前と掛けた後では別の竿に感じるレベル。

胴調子の竿としては現時点で“究極形”と言っていいんじゃないかな。インテッサも含めていろいろ使ったけど、1本選ぶならマスターモデル2以外の選択肢はない。要するに、好きってことだね(笑)


tsuki
溺愛ですね(笑)

スーパープレシードの良さはどんなところでしょう?


しみけん
アテンダー2やマスターモデル2みたいに、“極端な胴調子ではない”ってとこかな。

近年は胴調子ブームだと思うんだけど、必ずしもそれが正義ですべての人にマッチするわけじゃないからね。


tsuki
ということは、優等生というか、万人にウケるタイプの竿ってことですか?


しみけん
そうだね。

それでいて高い操作性や、がまかつらしさ(粘り強さ・やりとり中に竿が跳ねない等)をしっかり感じられるとこが魅力だと思う。


tsuki
初めてがまかつの磯竿を使う人にもおすすめできますよね。


しみけん
エントリー機種・中堅機種からのステップアップや、今まで他社の竿を使っていた人にとっては“間違いない選択”になるんじゃないかな。

ちょっと高いけど(笑)

「至極の本調子」に偽りなし。

スーパープレシードの画像
スーパープレシードは謳い文句通り、操作性と粘りを両立した至極の本調子でした。

10万円の価格にふさわしい仕上がりなので、気になった方はぜひ手にとってみてくださいね。
撮影:tsuki/TSURI HACK編集部
sponsored by:がまかつ
ITEM
がまかつ がま磯 スーパープレシード 1号 5.3m
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tsuki

関西出身の元釣具屋。堤防釣りから船釣り、淡水の釣りまで守備範囲は広め。現在も近畿圏を中心にさまざまなエリアへ積極的に釣行し、日々面白い釣りがないか模索中。釣具店に勤務していた頃の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます。