15-53をインプレ
ここでは王道番手の15-53の使用感をお届けします。
和歌山・見老津エリアと三重・紀伊長島エリアで実釣してきました。
操作性
全体的な使用感としては、張りの弱い柔らかい竿ではありますが、必要十分な操作性が確保されています。
筆者は普段、他社の先調子気味の竿を使っていますが、仕掛けの投入からラインメンディングまでストレスを感じませんでした。
釣行時は正面および横方向から10m/sの風を受ける状況でしたが、3番ガイド辺りで曲がりが止まってくれ、強風下でも風を切って操作性をキープしてくれます。
やりとり中はよく曲がりますが、決してベロンベロンの扱いにくい竿ではありません。
掛け心地
仕掛けの操作時とは対照的に、魚を掛けてからはスムーズかつ綺麗に曲がります。
しっかりと竿を曲げ込んでやりとりすることで、ジワジワと魚を浮かせてくる印象です。
普段使っている他社の竿に比べ、手元にガンガンと伝わってくる衝撃が明らかに少なく、ハリやハリスに掛かっている負荷が一定に近いことを感じさせてくれます。
釣行時は口太に加えてサンノジやイスズミにたくさん竿を曲げてもらいましたが、1.5号は口太の50cm程度まで、尾長の40cm前半くらいまでなら難なく対応できそうです。
1.25号と1.5号で迷ったら
口太グレをメインの対象魚として考えた時、頭を悩ませるのが“1.25号 or 1.5号問題”ではないでしょうか。
昔から王道といえば1.5号でしたが、近年は1.25号を使う人も多くなっていますよね。
そこで、磯竿マニアのTSURI HACK編集部のしみけんを交え、両号数について議論をしてみました。
普段からもアテンダー2の1.25号、マスターモデル2口太のM(1号相当)を使ってるので、あんまり1.5号を使わない派だね(笑)
スーパープレシードに関しても、使ってみて「1本選ぶなら1.5号」って思ってます。
それだったら少しでもやりとり中に余裕がある方がいいなと。40cm級の尾長や大型外道もしっかりキャッチしたいので!
それはアテンダー2やマスターモデル2といったがまの磯竿を使い込んでわかったことでもあり、今回スーパープレシードを使って感じたことでもある。
あとは釣りのスタイルも関係してるかも。沈め釣りを多用するので、深ダナや根周りで良型が掛かることも多いので、1.5号の余裕が欲しいです。
対象的に、おれは固定ウキを使った浅ダナの釣りが多いわ。
竿を曲げ込むのは、がまの胴調子系の竿を使う醍醐味でもあると思うよ。
じゃあ、1.25号派のしみけんさんが「1.5号を使いたい」って思うシーンはどんな時ですか?
例えば、45cmの口太がボコボコ釣れるとか、デカいサンノジやイスズミがたくさん釣れちゃう時とか。
イメージとしては、ほどほどの釣れ具合だったら1.25号の操作性で楽をする、たくさん釣れるなら1.5号のパワーで楽をするって感じかな。
で、スーパープレシードの号数で悩んでいる人はどっちを買えば幸せになれるんですかね?
やっぱり、絶対的な汎用性は1.5号の方が高いと思う。
アベレージサイズが口太の30〜40cmの場合、スーパープレシードの良さをより感じやすいのは1.25号と思う。今まで1.5号を使ってた人にも試してもらいたいね。