体感自重はやっぱり軽い! コンパクトボディは操作系の釣りにうってつけ
手の小さめな筆者にもウルトラフィット。これがやみつきに
筆者のインプレ記事は、最終的に「こいつは操作系スペシャル!」のひとことで締めくくることが多く、マンネリを感じている読者も多いかもしれません。
ですが今回も言わせてください! スティーズCT SV TWは、その名の通りスーパーバーサタイルなコンパクトベイトリールですが、あえて強烈な個性を見出すとすれば、究極の操作系フラッグシップということに尽きます。
筆者は、ミドルクラスの撃ち物や底物といった操作系の釣りに、32mm~34mm径スプールを搭載したベイトリールを使用しています。底物とは、たとえばフットボールジグのような釣りです。
中でも信頼性の高い34mm径スプールの系統を使用する機会が多いのですが、こうしたレギュラーサイズのベイトリールの泣き所は、「もうこれ以上、小さくしたり、剛性感を残したまま軽くしたりできない」という、進化の限界を迎えつつあることです。
そもそもベイトリールはスプールという、とんでもなくかさばる物体を内包していることから、それ相応の“小型化できる限界”があり、必然的に現実的な軽量化にも限界が訪れます。
丁寧に、そして辛抱強く、操作し続ける釣りにベスト
操作系の釣りに“タックルの総合的な軽さ”と、パーミングした際にそれをより際立たせる“リールのコンパクトさ”が有利に働くことはもはや説明不要ですよね。
言うならば、ウェルター級の超絶技巧派ベイトリール(でもパンチ力はミドル級)の誕生です。
まとめ
抜群の機動性はおかっぱりにも◎
発売して長い間、不気味な印象が拭えなかったΦ30の極小スプールベイトリール、スティーズCT SV TW。
このリールを使用して感じたのは、「バーサタイルにもいろんな形がある」ということです。
汎用性の高い道具であっても、アングラーひとりひとりのスタイルや中心となるフィールドに応じて選ぶ必要があると、改めて気づかされました。
とくにフットボール、ヘビダンなど、操作する距離・時間が長く、それでいて集中力を切らすことができない釣りでは、現状右に出るリールはないと思えてしまうほどです。
カスタム次第で変幻自在にポジションを勝ち取るCT。まさにバーサタイルの化身
またメーカー純正、サードパーティともにカスタムパーツも充実しているので、自分好みにアレンジできるのもGOOD。
ダイワ スティーズ CT SV TW 700H
ダイワ スティーズ CT SV TW 700SH
ダイワ スティーズ CT SV TW 700XH