【名作】シマノ『10ステラ』の魅力に迫る!18ステラとの比較検証も交えてご紹介します

2021/11/01 更新

10ステラは2010年にシマノからリリースされたスピニングリールのフラッグシップモデルです。そのでデザイン性の高さとダイレクト感のある巻き感は現在でも愛用するアングラーが多いです。今回はリールメンテナンスショップを営むリールのプロと一緒に、10ステラの魅力や実釣性能を現行機の18ステラと比較しながら検証してみました。


アイキャッチ・記事内画像撮影:すなっち

プロが唸る名作『10ステラ』

2010年に登場『10ステラ』。

今現在も現役リールとして、多くのアングラーに愛されている名機ではないでしょうか。

今回はリールメンテナンスのプロに『10ステラ』の魅力を語っていただきます。

大野さん


北海道で、中古車販売業を営んでいる大野さん。

釣り歴は21年のベテランアングラーで、中古車販売をしながら、リールメンテナンスショップ『ZEROTUNE』も営んでいます。

現行モデルはもちろん、各メーカーの名作リールを単数所持し、現在でも愛用しています。
『ZERO TUNE』大野さんのインスタグラムはこちら

発売当時は不人気だった10ステラ

今でこそ名作リールと名高い10ステラ。

じつは発売当時は、前作である07ステラのほうがデザイン面の評価が高かったのです。

確かに07ステラのデザインもなかなかですね。

いまではその評価も変わり、10ステラのデザインだからこそ愛用している人も多いです。


大野さんは、そんな10ステラに魅了された一人です。

3年程前に状態の良いモデルを入手し、現在はトラウトフィッシングなどを中心に愛用しているとのこと。

大野さん
私の10ステラは『夢屋』のカスタムパーツを導入しているので、少し見た目が異なります。





3点ギア仕様ならではの巻き感度


10ステラには、現行モデルとは異なる3点ギアが搭載されています。

14ステラ以降はマイクロモジュールギアが搭載されているため、3点ギアが採用された最後のステラというわけです。

3点ギアとマイクロモジュールギアは何が違う?


シマノの現行リールは、5点のギアを使ったマイクロモジュールギアという機構を採用しています。

マイクロモジュールギアのほうが、シルキーな巻き感で心地良いことは確かです。

しかしながら、ギアの数が多いため、巻き感度は落ちてしまう傾向にあります。

巻き感がダイレクトに伝わる!


3点ギアはギアの数が少ないことから、巻き感がダイレクトに伝わってきやすいという特徴があります。

巻き感がダイレクトに伝わるということは、手元に伝わりにくい魚のアタリを見逃しにくくなるということに繋がるので、潮流の変化やヨレといった変化はもちろん、引き抵抗が少ないルアーや自重の軽いルアーの操作性も良くなります。

大野さん
ショートバイトをかけていくエリアトラウトやライトゲームでは、3点ギアのメリットが最大限に発揮できると思います。

また、海に比べると流れを感じにくい湖の釣りでも、僅かな流れの変化を感じやすいです。

『10ステラ vs 18ステラ』比較検証


10ステラと18ステラの性能を比較してみました。

検証で使うタックルは、同じロッドとラインを使用。

現行機種にどの程度、迫ることができるのでしょうか。

大野さん
検証してみても、さすが『10 ステラ』と思わされる結果でした。

以降の内容を読んでもらえれば、名実ともに名作リールであることがわかると思います。

巻き感


2台のステラを巻き比べると、はっきりとわかるほどの巻き感の違いがあります。

ダイレクトで高感度な巻き感を求めるのであれば、10ステラに軍配があがるでしょう。

止水の湖でも、流れの変化や違和感をしっかりと感じ取れます。


ノイズが少ないシルキーな巻き感であれば、18ステラに軍配があがります。

また全体的なバランスもよく、より等速で巻きやすいのは18ステラという印象です。

自重


同じ『2500S』での自重比較。

18ステラが205g、10ステラが220gでした。同番手でも約15gの差があります。

タックルの軽量化が進む昨今。最新ロッドとの組み合わせだと、少しタックルバランスを合わせづらくなってきそうです。

遠投性能


現行機である18ステラは、ロングストロークスプールが採用されています。

10ステラのAR-Cスプールに比べると、飛距離の向上が期待できるようです。
18ステラ10ステラ
1回目:83m1回目:72m
2回目:81m2回目:82m
3回目:75m3回目:88m
4回目:77m4回目:79m
5回目:74m5回目:68m
平均:78m平均:77m
20gのメタルジグにて飛距離の比較を行いましたが、そこまで大きな差は感じられませんでした。

ルアーのウエイトやタックルによっては違いが出るかもしれませんが、釣果に影響するほどの大きな差はなさそうです。

『10ステラ』を中古で購入するときの注意点


最後に10ステラを購入するときの注意点を紹介します。

入手方法が限られる10ステラ。購入検討時は、ぜひ参考にしてください。

未使用に近いものを探そう

10ステラは発売から年数が経っているリール。それゆえパーツに欠陥がある中古品も多いです。

購入後のパーツ交換は、高額になることも多いので、高くても未使用に近いものを選びましょう。

ネジ山の状態をチェック

経験上、ネジ山が傷んでいるリールは、内部の状態が悪いことが多いです。

購入前は内部の確認ができないため、ネジ山の状態を一つの判断材料として選んでみてください。

内部の異音には注意

中古ショップで購入するときは、シャリ感とゴリ感の少ないものを選びましょう。

とくにボディ内部の異音に注意してください。ギア周りの不良に関しては、購入後のメンテナンスでは直せないことが多いです。

ただし、ラインローラーやハンドルノブのベアリングは、簡単に交換できます。これらの異音に関しては、さほど気にしなくても問題ありません。

シマノの名作『10ステラ』で極上の釣りを楽しもう!


シマノの名作リール『10ステラ』。

18ステラと比べても、遜色ないほどの完成度でした。

唯一無二のデザインはもちろん、ダイレクト感のある巻き感は、現代のルアーフィッシングでも十分に通用するでしょう。

中古ショップで状態のいい10ステラに出会ったときは、ぜひ購入を検討してみてください。

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北海道在住の道産子アングラー。ロックフィッシュ、トラウトフィッシュなどを中心にさまざまなルアーフィッシングを楽しんでいます。豊富な釣りとライターの経験を活かして、全国のルアーフィッシングや道具の解説記事などを執筆しています。自分の経験を活かして釣りの魅力をより多くの人に知ってもらえるライターを目指しています!