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冬は風を武器にすればもっと釣れる!?風向きに合わせたポイント選び(2ページ目)

向かい風

出典:pixabay

某男性ボーカルのミュージックビデオでよく見かける正面から吹き付ける向かい風。

画像の女性は安らかな表情をしていますが、強さによっては目も開けれず、釣りをするには決していい環境とは言えません。

しかし、海の中ではアングラーにとって嬉しい現象が発生している可能性もあります。

ベイトが岸に寄りやすい

出典:PIXTA

陸地方向へ吹く向かい風は、魚のエサとなるプランクトンやベイトが岸側に流され、“魚が一箇所に集まりやすくなる”のです。

さらには海中の酸素濃度も増えることから、“釣り場全体の活性が高くなる”嬉しいメリットが存在します。

つまり向かい風を加味して餌場をしぼることで、釣果にも繋がり易い。という、まさにI LOVE向かい風な図式が完成します。

しかし、捕食対象となっていたエサが風の影響により流されることで、今まで反応していたパターンが一気に通じなくなる場合もあります。

固定概念に縛られず、魚の反応を見ながら攻略を考えてみましょう。

向かい風の注意点

スピニングリールのサミングの画像

撮影:TSURI HACK 編集部

正面方向からこちらに向って吹く風ですので、ゴルフなどと同じようにキャスト飛距離が圧倒的にダウンするデメリットがあります。

風の影響を最小限に抑えるには、低弾道でのキャストが効果的。高い弧線を描きやすいオーバーヘッドキャストではなく、低弾道を出しやすいサイドハンドキャストをおすすめします。

また、ラインスラックがあるとトラブルに繋がる危険性も高まります。フェザリングをしっかり行い、余分なラインを最小限に抑えましょう。

追い風

出典:pixabay

釣り場では、背中から吹き抜ける追い風パターンもよくあるシチュエーションですよね。

強い風なら空も飛べそうな気がしてしまいますが、釣りに大きな影響を与えることは確かです。

ルアーの飛距離が伸びる

撮影:TSURI HACK 編集部

追い風最大のメリットと言えば、ルアーの飛距離が圧倒的に伸びることです。

飛距離が伸びれば伸びるほど魚との接点が増え、また普段ルアーが届かずプレッシャーが低い竿抜けポイントを独り占めすることだって出来ます。

潮の状況にもよりますが“沖に向って仕掛けを流す釣り”もやり易くなりますよ。

追い風の注意点

出典:PIXTA

キャスト後、ラインが風で持ち上げられ沈みづらいデメリットも存在します。

特に風の影響を受けやすく、水に浮くPEラインはルアーの自重がある程度ないと操作は困難を極めます。

安全面についてですが、足場の狭い防波堤などには立たないで下さい。特に追い風の場合、背中を押されているのと変わらない状態です。

転落事故に繋がりかねませんので、強風時のマナーとして意識し、安全第一の釣りを楽しみましょう。

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