ルーツ PEx8の使用感
ここからは、実際に使い込んで見えてきたルーツ PEx8の使用感をお届けします!
みなさんがPEラインを選ぶときに気にする項目ごとに、正直にお伝えします。
引っ張り強度が高い
じつは、ルーツ PEx8を実際に使ってみるまで強度に関してはかなり疑っていました。
表示されている最大強力はかなりの数値を示していますが、「ほんとに?」と思ってしまったのが正直なところ(笑)
でも実際に使ってみると、100m沖からドラグを出さずにタチウオをゴリ巻きした時や、根がかりを引っ張って回収する時などに、かなりの強度を実感しました。
コーティングは薄め
表面のコーティングはかなり薄めだと感じました。
これは好き嫌いが別れると思いますが、個人的には好印象で、コーティングが薄いことで釣行を繰り返してもずっと同じような使用感で使い続けることが可能です。
それと、ガイドがコーティングのカスで汚れないのも高ポイント。
トラブルレス・快適性は問題ナシ
ひとつのラインをずっと使い込んできましたが、高切れや糸絡みといったライントラブルは一度も起きませんでした。
ラインがしなやかで扱いやすいことがトラブルレス性能に繋がっているのではないかと感じています。
もちろん、リールの適正糸巻き量を守ることが大前提ですよ!
耐久性は普通
正直なところ、特別に耐久性が高いわけではなく、一般的なPEラインと同程度だと感じました。
というのも、丸一日使い込んだラインの先が1mくらい毛羽だっていたためです。
釣り場や釣り方によって劣化具合は違うと思いますが、釣行ごとにPEラインの先を数メートルカットして使用することをおすすめします。
また、PEラインの耐久性を示すひとつの要素として「色落ち」があります。
ルーツ PEx8は元々のコーティングが薄いためか、目立った色落ちは起きていません。
船釣りでは色落ちでタナを把握しにくくなることがありますが、ルーツ PEx8はそういった事態は起こりにくそうです。
ラインナップが多いのも魅力のひとつ
ルーツには8本撚り(PEx8)と4本撚り(PEx4)の2種類があります。
PEx8は0.6〜4.0号、PEx4は0.4〜4.0号とたくさんのラインナップがあり、ジャンルを問わずにぴったりなものを選ぶことが可能です。
ぼくも今回の記事で紹介したPEx8の0.8号以外に、PEx4の0.4号をSLS用に巻いています。
総合評価:使い手を選ばないPEライン
ルーツ PEx8はコンセプト通り、PEラインに求められる要素をバランス良く仕立てたクセのないラインでした。
初心者の方でも扱いやすく、中上級者以上の方でも安心して使えると思います。
PEラインを選ぶ時は、ルーツ PEx8を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。