使ってわかったダーティンジグの良さ
では、ここからは実釣を通して感じたダーティンジグの強みをお伝えします!
大きなスライド幅&ローリングフォールがいい
やはり、売り文句通りにスライド幅はかなりのものでした。とくに青物はスライドするジグが大好物で、アピール力も高そうなのでパイロットルアーとしても最適なアクションだと思います。
さらに、ダートの頂点で横を向いた状態からローリングしながらフォールするため、フォール中のアピール力と喰わせ力も良好なはずです。
とくにブリ・カンパチはフォールで喰ってくることも多く、上げと下げの両方で誘えることは大きな魅力でしょう!
引き抵抗が少ない
フォルムとディンプル加工が効いているのか、引き抵抗はかなり少ないです。
実釣時は、水深30m近いポイントで40gをメインに、シーバスロッド(適正ウエイト10-50g)でシャクリ続けましたが、1日中楽にジャークすることができました。
あくまでも私感ですが、30/40gならばシーバスロッド、30gだけならエギングロッドでも十分に扱えると思います。
ロッドとジグのバランスによっては「投げられるけど、シャクリが厳しい」ということも多いため、ショアジギングロッド以外でも快適に釣りができるのは大きな魅力です。
純正シングルアシストがGOOD
多くのショア用ジグはリアにトレブルフックが付いていますが、個人的に青物狙いでリアフックは不要だと思っています。
妙な掛かり方をしてバレてしまったり、ハリを外すのが面倒で手返しが悪くなったり、根がかりのリスクが増えたり、エビ(テーリング)になったり……。
青物の喰い方を考えるとシングルアシストで十分掛かりますし、しっかり刺さり込んだシングルフックはまずバレる心配もありません。
実際、実釣時には30cmほどの小さなカンパチもガンガン掛かった上に、バラシはゼロでした。
「掛かりが心配」という方も多いかもしれませんが、いざ使ってみると、掛かる、バレない、トラブル少ない、手返し良いと、メリットしか感じないと思いますよ!
かなり頑丈そう
上の写真は3日半使い込んだダーティンジグです。
カンパチに加えてエソ(歯が鋭い)などもたくさん釣りましたが、塗装の剥げはかなり少ないと思います。
たしかに、魚の噛み跡や底に当てた傷はついていますが、その傷からペリペリと塗膜が剥がれる様な状態にはなっていません。
ただし、いくら頑丈なフレームが採用されているといっても、堤防に思いっきりぶつけると少し曲がったので、過信して不注意になるのは禁物です。
でも、全能なわけじゃない
ダーティンジグを使ってみると優秀なジグだということがわかりましたが、決して全能な訳ではありません。
短所として挙げられるのが、強風に弱いということです。
無風時や弱風時は綺麗な姿勢でしっかり飛んでくれますが、強い向かい風や横風に煽られるとクルクル回ってしまいました。そのため、低い弾道でキャストしたり、飛距離重視のジグやタングステン系のジグと使い分けたりすることが必要です。
また、シルエットとアクションに関しても、コンパクトなシルエットでスライドし過ぎないアクションが好まれることもあるため、他のジグと使い分けるようにしましょう。
青物特化型のジグだ!
ショアジギングはいろんな魚が釣れることも魅力ですが、中には「青物にこだわりたい」という方も多いでしょう。
ダーティンジグはそんな方におすすめのメタルジグです。
タックルボックスに入れておけば、青物との距離が間違いなく縮まるはずですよ!
ダイワ ショアスパルタン ダーティンジグ