「正直、これ売れてます」な人気アイテムを教えてください!
決して安くはない釣具たち。できれば「買って失敗した~!」は、避けたいですよね。
そこでTSURI HACK編集部が釣り具メーカーに突撃取材。
社員の方に“正直、これ売れてます”な「ぶっちゃけランキングベスト5」を教えてもらいました! 自他ともに認める人気製品は、見逃せないアイテムばかり!
ランキングと一緒にメーカーならではのオススメ理由や、使い方もお届けします。もしかすると、あなたが持っているギアも登場するかも? 今後の釣り具選びの参考にどうぞ。
今回は、「株式会社天龍」の舟木さんにぶっちゃけてもらいます。一体どんなランキングが飛び出るのでしょうか!
ランキングの発表者、株式会社天龍の舟木さんです!
株式会社天龍 釣具事業部 営業企画リーダーの舟木です。
TENRYUブランド全てのロッドの企画に携わっているので、ルアー全般からフライ・テンカラまで季節に応じて釣りを楽しんでいます。
天龍はロッド専門のメーカーでして、長野県の自社工場にてオリジナルブランドの生産・販売から、他社製品のOEM等も請け負っております。
50年以上の歴史を持っており、これまでに培われたノウハウや国産としてのクオリティが自慢のメーカーです。
「ランキングベスト5」をチェックしよう!
第5位「ジグザム・ドラッグフォース」
「ジグザム・ドラッグフォース」は、オフショアでの大物を狙ったジギング向けロッドシリーズです。
同じ青物でも地域別に狙い方は変わり、そのエリア別にスペシャルなモデルばかりを集約したシリーズとして作り込んでいます。例えば、千葉県の外房でのヒラマサ狙いのモデルではカーボン素材を主体に作った機種や、瀬戸内海の激流下に潜むブリを狙ったモデルではグラス素材をメーンに使ったモデルなど個性が光るロッドばかりです。
そうした地区別のエキスパートの方々から支持を受けているシリーズです。ブランクにはC・N・T(カーボン・ナノ・チューブ)といったナノ系素材をコンポジットしてあり、通常のロッドに比べてネバリ強さをアップさせているのも特徴ですね。
第4位「ブリゲイド・フリップ」
エギングロッドの汎用性を引き上げて、エギングだけでなく軽量なジグを使ったジギングや、ソフトベイトの様々なリグを使ってロックフィッシュやタチウオなど、1本で色々と遊べるシリーズに仕上げたのが「ブリゲイド・フリップ」シリーズ。
エギングをしていると沖の方でボイルが発生! そんな時にメタルジグに付け替えて狙ってみるなど、軽装で色々遊びたいというアングラーに支持されています。
ティップには“マグナフレックス製法”というチューブラ状のブランクのまま、低弾性→中弾性→高弾性に移り替わる特殊性を採用してあり、ティップは繊細なのに強いバットパワーを持たせることができるのが特徴です。
更にバット部にはC・N・Tをコンポジットしてあり、通常のエギングロッドにはない軽くてネバリ強いロッドに仕上げています。
第3位「ホライゾンLJ」
オフショアでのライトジギング向けのシリーズで人気なのが「ホライゾンLJ」です。
2018年にフルモデルチェンジをして、2代目ホライゾンLJとしてリリースしました。近年ですと、スーパーライトジギングの流行で同シリーズの専用モデルに人気が集中しています。
このシリーズは、ティップ部がマグナフレックス製法を活用して、グラス素材のチューブラティップとカーボン素材のバットを併せ持たせることによって、喰い込みの良いソフトティップがバイトを弾き難く、ヒット後は安心のバットパワーでファイトできるのが特徴です。
今作からバットにC・N・Tを採用しており、他のシリーズ同様にネバリ強いブランクなので大物が掛かったとしても安心してファイトできます。
第2位「レイズ」
2020年1月にフルモデルチェンジしたトラウトロッド「レイズ」シリーズ。前作から数えて8年になりますが、“細く、軽量で、ピンとした本調子”といった要素は踏襲して作り込んだシリーズです。
本調子とはレギュラーテーパーの事で、少ない力で曲がってくれるのでキャスト時に素直に曲がり、安定してピンスポットにキャストが決まるのが特徴です。レイズの名前の由来は、Ray(光の集合体)とz(最後)の意味を合わせた造語です。
ネームの由来は知っている方が少ないと思うので、お仲間に自慢するのも面白いかもしれませんね。
第1位「ルナキア」
「ルナキア」はメバルやアジ向けの、ライトゲームロッドシリーズです。
2018年の秋に短いモデルから先行発売をして、昨年にはロングレングスモデルも追加発売をしてきました。ライトゲームを深く追求するアングラーから熱い支持を頂いており、発売からずっと受注に対して生産が追い付かない状況が続いていまして、今現在でもバックオーダーを抱えています。
ルミナスシリーズは、ソリッドティップモデルの2機種と、チューブラティップの3機種で構成しており、全てのモデルにマグナフレックス製法や、C・N・T素材など最新の製法を盛り込んでいます。
また、グリップ部にはカーボン繊維で織り込んだ西陣織をパイプ状に加工した物をリールシートに採用してあり、軽量化と感度アップだけでなく日本製らしいデザインに仕上げています。
ちなみに、舟木さんのイチ押しは?
「ティップカバー」
2ピースロッド等の持ち運びの際に、リールを付けたまま車に乗せたりしますが、その際にティップがどこかに引っ掛かって破損してしまう恐れがあります。そんな時にティップ部を保護することを考えて作ったのがティップカバーです。
片手でワンタッチで取り外しができるのが特徴で、アジングロッド、トラウトロッド、シーバスロッド、ショアジグロッドなどサイズに合わせて3タイプ用意しているので、どんなロッドにも合わせる事ができます。
別売のエンドベルトと合わせて使って貰うと、更に安心してロッドの持ち運びができる様になると思います。
ユーザとの距離が近いからこそできる製品たち
“正直、これ売れてます”な「ぶっちゃけランキングベスト5」+オススメアイテムを紹介していただきましたが、どれもオリジナリティー溢れるアイテムばかりでしたね!
汎用性の高いモデルから、地域に合わせたロッドまで、今すぐにでも欲しくなってしまう天龍のラインナップ。是非チェックしてみてください!