シャクリが気持ちいい
ガイドが無い分だけジャーク時に受ける空気抵抗が少ないのか、シャクリ感が凄く気持ち良かったです!
使う前は「ラインを内部に通すのでロッドがゴツいかな〜」と心配していましたが、むしろ非常にシャープな印象。
後からスペック表を見て、アウトガイドの同番手(MX 86ML)と比べて2g軽いことを知り、妙に納得しました。
また、糸がブランクの下側に位置するアウトガイドに対し、インターラインは“糸の位置=ブランクの位置”なので、まるで糸そのものを操作しているようなリニアな感覚がありますね。
ワイヤーを忘れた時の糸の通し方

ここまで「ワイヤー忘れたら釣りできないやん」って思っていた方も多いのではないでしょうか?
そんな時のために、ワイヤー無しで糸を通す手順を紹介します。
まずは、ロッドを継いでいない状態でエントランスガイドからリーダーを入れてください。リーダーが無いと後々糸が出ないので、必ずリーダーを結んでから行いましょう。
継ぎ目部分からリーダーが出てきたら引っ張ります。

次はティップ側の継ぎ目から、リーダーを入れ込める分だけ入れ込んでください。
目安として、リーダーの結び目まで入っていればOKです。

そして、PEラインやリーダーを噛まないように竿を継ぎます。
継が緩すぎると次のステップで穂先側が飛んでいくので、しっかりと継ぎましょう。

後はリールのベールを閉じて、ロッドを振るだけです。
リーダーの重さと遠心力によって、ラインがティップから出てきます。
無くても通せるとはいえ、ワイヤーを使った方が格段に早いので忘れないようにしましょう!
メンテナンスが必要

インターラインは釣行後のメンテナンスが大切です。内部で塩分が結晶化したり、糸が拾ったゴミなどが溜まったりするとトラブルの元。
釣行後はぬるま湯で内部をしっかりと流し、洗った後は振って水を切り、日陰で乾燥させましょう。
また、メンテナンスをしていても長く使うと汚れが堆積するので、2〜3年ほど使ったらメーカーでクリーニングサービスを受けるのがおすすめです。
ダイワ製インターラインロッドのクリーニングサービスについては、下記のリンクからご確認ください。
現在のインターラインロッドはメリットだらけ!

実際に使ってみるとメリットが多く、デメリットはメンテナンスがちょっと面倒な程度。
とくに糸が見えない夜間、風が強い冬や春には相性抜群。また、トラブルが少ないので、初めてのエギングロッドにはインターラインがイチオシですね。
筆者も今までアウトガイド派でしたが、次に買うならインターラインで決まり。
もちろん、アウトガイドでしか表現できない調子もあるのでアウトガイドにも魅力はありますが、ぜひインターラインロッドも使ってみてください。
昔のイメージがある人ほど、驚かされるはずですよ!
おすすめのインターラインロッド
最後に、“初めてのインターライン”としておすすめのロッドを2機種紹介。
手に取りやすい価格ながら、インターラインの醍醐味を味わえるのでぜひ手にとってみてください。
ダイワ エメラルダス X IL 83ML
| 全長 | 8ft3in |
|---|---|
| 自重 | 107g |
| 継数 | 2本 |
| 仕舞寸法 | 130cm |
| エギサイズ | 1.8~3.5号 |
| PEライン適合 | 0.5〜1号 |
エメラルダスX ILは、実売1万円台前半で購入できるエントリーシリーズ。
ブレーディングXによるブランクの補強や、ダイワ独自のリニアインターライン構造や撥水加工を導入しており、実釣での使用感も申し分なし。
上位機種のMXシリーズやストイストシリーズと比較するとやや重たいですが、エントランスガイドなどは上位機種と同形状なので、ビギナーの方でもストレスフリーなエギングを楽しめます。
ダイワ エメラルダス MX IL 86ML
| 全長 | 8ft6in |
|---|---|
| 自重 | 93g |
| 継数 | 2本 |
| 仕舞寸法 | 134cm |
| エギサイズ | 1.8~3.5号 |
| PEライン適合 | 0.4号~1号 |
エメラルダスXのワンランク上に位置するのが、今回筆者が実釣を行なったエメラルダスMX。
リニアインターライン構造や撥水加工はもちろん、HVFナノプラスカーボンやX45によって軽量かつ高強度、ねじれにも強いブランクスに仕上げられています。
シリーズ全機種がアンダー100gの軽さを誇る一方、実売価格は2万円台とコスパの良さも光ります。
