アニサキスライトを試していく!
キッチンで準備をして、早速試していきます。
午前中に釣ってきたサバはピカピカで新鮮そのもの。
つまりアニサキスがいたら、そいつも新鮮そのものということになります……
包丁を入れると、身が締まったいいサバなのがすぐにわかります。
脂こそ乗っていないけど、食べたら間違いなく美味しいヤツ。
まずは目視で頑張って見つけてみる
身割れもなく、あっという間に3枚おろし完了!
さあいでよアニサキス! と眼に力を込めて凝視するも、とくに付いてることが多い腹膜付近にもそれっぽい姿が見当たりません。
あれ? これって全然虫が付いていないサバ?
アニサキスライト照射!
そう思ってアニサキスライトで照らすと、怪しげな影を腹膜の内側に発見!
あっ……巻いてますね。きれ〜にトグロ巻いてます。
知る限り、骨や血管がこんな形になっているサバは知りません。そして、よく見るとサバの体組織とは光り方も違います。
十中八九アニサキスでしょう。
腹骨をすきとって確認すると、とぐろを巻いたアニサキスがめり込んでいました。めちゃめちゃ青白く光っています。
なんならその下にもう1匹……
腹骨を取らないと見えなかったってことは、サバの可食部のかなり深いところまで居る可能性があるって事ですね。
なにより驚いたのが、明るい環境下でもしっかりアニサキスが光ること。
いわゆるブラックライトって、暗くないと発光がわかりにくいものですが、アニサキスライトは一般的な調理シーンがしっかり考慮されているようです。
照明を一部消して、周囲を暗めにして照らすとさらにクッキリ!
サバの筋肉を縫うようにアニサキスが食い込んでいるのが見えます。
身の中にも透過するくらいの光量があるので、切り口からある程度浅い部分までの判定なら問題なくいけそうです。
例えば、薄造りにした刺身程度の厚さなら、くまなくチェックできるでしょう。
刺身をよく食べる家なら、1本キッチンに置いておくだけで保険になる道具かもしれません。
釣ってすぐ内臓を抜いたサバはどうかな?
内臓付きのサバでアニサキスライトの実力がわかったところで、懸案の内臓抜きサバも捌いてみましょう。
同じく3枚におろして、腹膜部分を集中的に探してみますが、やはり目視ではアニサキスの姿を確認できません。
しかしライトを照射してみると……
はい、アウトー!
この写真を撮った後に腹骨を取り除くと、身にかなりめり込んだ状態のアニサキスが登場しました。
そもそも、アニサキスは素早く動ける生物ではないので、釣って間もない短時間で腹膜内側の筋肉まで移動したとは考えにくく、内臓を取る以前からここにいたと考えるのが自然でしょう。
つまり、釣ってすぐ内臓を取ったところで、このアニサキスに中る可能性があったということ。
アニサキスライトが、眉唾ものの噂を一蹴した結果になりました。
釣り場で内臓抜く方法は、サバくらい寄生率が高い魚ではアニサキス除去効果は薄いと言わざるをえません。
3匹捌いて出てきたアニサキスがこちら
内臓を釣り場で抜いたものを含め、3匹のサバを捌いて出てきたアニサキスは6匹。
ライトを当ててわかる範囲のものを取り出しただけなので、実際にはまだまだ潜んでいた可能性があります。
いやー、こんなに居るんじゃ生で食べてる場合じゃないですね。笑
というわけで、検証に使った釣りたてのサバは安全性重視で味噌煮に仕立てました。
予想通り脂はほぼ乗っていないけど、釣ってすぐだからか臭みも少なくて身の旨みが濃く、めちゃくちゃご飯が進むくんでした!
安全に魚を食べるための必携ツールになるかも
アニサキスライトさえあれば、アニサキス症ゼロ!
というわけにはいかないものの、目視では見つけられなかったアニサキスをかなり高確率で発見できるのは、今回の検証で明らかになりました。
皿に盛る前の切り身にライトをあてるだけと、使い手を選ばない簡単さもグッド。
発見精度の高さもあって、飲食店やスーパーの鮮魚コーナーでもアニサキスライトが導入されはじめているそうな。鮮魚のプロからもお墨付きが出てるってことですね。
魚の生食をより安全確実に楽しめる新たな道具を、一家に一本備えておいても損はなさそうです!
ハピソン アニサキスライト YF-980
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