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【実釣検証】4万円オーバーの高級ウェーダーって、ぶっちゃけどうなのよ?

リバレイ(RBB)ZIPチェストウェーダーIIは、現場からの声を聞き、改良を重ねてより最適化された、プロスペックのウェーダー。そのお値段、なんと4万円オーバー。数字だけ見ると、「ただ高いだけ」と思ってしまいますが……ところがどっこい。履いて納得の一着でした。

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目次

 

釣りの可能性を拡張する“ウェーダー”というギア

サーフで青物、渓流でトラウト、河口や河川でシーバスやチヌを効率よく狙っていくためにも、ウェーダーの存在は欠かせません。

入水することで、今まで到達できなかった領域までが守備範囲となり、おのずと魚と遭遇できる確率が向上します。

小林
そんなウェーダーですが、釣具屋やネットで探して見ると、そのお値段もじつにピンキリ。

販売価格4万円オーバー。ハイエンドモデルをレビュー


筆者もウェーダーを用いた釣りはするものの、4万円を超えるような価格帯(ハイエンド)のモデルは、使ったことがありません。

そこで、今回は写真のリバレイ(RBB)「ZIPチェストウェーダーII」をお借りし、その実力を検証してみたいと思います。

河川ウェーディングゲームに最適化されていますが、ウェーダーを必要とする、幅広い釣りに使うことができる一着です。

小林
本記事では試着レビューをお届けします。価格こそ高額ですが、履いて納得のすばらしい一着でした。

 

RBB ZIPチェストウェダーⅡ の詳細を見る

リバレイ(RBB) ZIPチェストウェーダーIIの特徴

リバレイ(RBB)ZIPチェストウェーダーは、現場からの声を聞き、改良を重ねてより最適化された、プロスペックのウェーダーです。

※2023年3月に一部仕様変更されたものが新発売予定

基本的にウェーダーは、強度と快適性がトレードオフになってしまうもの。しかし、その相反する2つの要素を絶妙なバランスで共存させ、タフでありながら最上級の着心地に仕上げています。

実際に現場で着用するとこんな感じ。

僕は173cmの60kg。足のサイズは27cmで、Lサイズを着用。足の大きさは丁度良く、体周りの作りは、まだまだ余裕があります。

小林
「余裕がある」と書きましたが、シルエットは全体的にスリム。水中に入ったときには水の抵抗を受けにくく、動きを妨げない設計です。

 

そしてスリムフィットとは言っても、膝上からは立体裁断を採用しているため、ガッシリとした大柄な方でも、問題なく履くことができるでしょう。

屈伸しても突っ張りが少なく、体の動きに馴染みます。

小林
現場の声を活かしながら、数多くの実戦的なウェーダーを開発しているリバレイ。履いた瞬間から、“スッと馴染む”履き心地の良さは流石です!

透湿防水素材だから快適

メインとなる生地には透湿防水素材を採用。この時点で、エントリーモデルとは一線を画しています。

文字どおり、透湿性と防水性能を兼ね備えているため、ウェーダー着用時の不快な蒸れを極限まで減少させます。

ナイロン素材を用いたウェーダーは、裏地にメッシュを設けることで、蒸れを軽減していたりするのですが、透湿防水素材ならメッシュを設ける必要がそもそもありません。

サラッとした履き心地で、非常に快適でありながら、同時に軽量化も図れるのです。

小林
ウェーダー歴5年の僕。この素材の快適性を一度味わってしまうと、ナイロン素材には戻れません。

膝下は強度重視

透湿防水素材はナイロンに比べ、強度が落ちるという弱点が。それを補うためにも、膝下は、強度を重視した5レイヤー透湿防水生地を採用しています。

藪こぎなどの際にも、ウェーダーへの致命的なダメージ(穴があくなど)を防ぐ役割を果たしてくれるのです。

膝を曲げたり、ときには膝小僧をつくこともあるウェーディングゲーム。膝下部分の生地は分厚くしっかりとしており、“頑丈さ”を感じとることができます。

ブーツ接着部分から水漏れがはじまり、ウェーダーが使えなくなってしまった……そんな経験をお持ちの方もいると思います。

ブーツとウェーダー本体の接着部分は二重構造で、負担のかかりやすい箇所を効果的に補強

小林
同時に水圧による圧迫対策にも、一役買っているように感じました。

上部は軽量・快適性を重視

膝から上の部分は軽量・快適性を重視し、3レイヤー透湿防水生地を使用。

また、脚部と同じく、身体のラインに馴染む立体裁断を採用。スリムなシルエットでありながら、動きやすくゴワつかない着心地で、アングラーの動きをサポートします。

僕のような細身の人間にとって、基本、ウェーダーは生地が余り、ブカブカしてとても動きにくい。機動性も非常に悪くなります。

小林
透湿防水素材同様、一度この感触を覚えたら、立体裁断のないウェーダーには戻れませんね。

履きやすく脱ぎやすい、高強度フルジップ仕様

前面には、履きやすく脱ぎやすいように、高強度の防水フルジップを配備。

ジップは防水機能を持たせた、YKKのAQUASEAL®。写真でみると目の大きなジップですが、水の侵入を見事なまでにシャットアウトします。

この通り、前面は腰まで大きく広げられるので、とにかく着脱がスムーズ。ちなみに、大きく広げることができるので、釣行後の乾かす作業にも役立ちます。

下部にもファスナーが設置されているのでベスト、レインジャケットを着た状態でも開閉ができ、用を足すときに非常に便利です。

小林
一回一回脱ぎ着せずに、用を足せるなんて革新的。このまま近くのトイレへ駆け込みましょう!笑

ソールはオールマイティなフェルトピン

河川や河口部でのシーバスゲームを見据えた設計で、ソールはサーフでも岩場でも使える、汎用性の高いフェルトピンを採用

この小さなピンがあるだけで、苔の生えた岩場でも滑りにくいのです。

止水ジッパーポケットなども完備

前面の胸部分には、止水ジッパーが採用されたポケットが2つ完備。

スマートフォンを入れるには適していませんが、車や自宅のキーなどを入れておくと、濡れることなく釣行することができます。

小林
ただあくまでも止水ジッパー。防水ポケットとは異なるため、胸まで浸かる際には注意が必要です。

 

胸部内側にはスマートフォンにピッタリなポケットが。魚が釣れたときには、サッと取り出し、写真を撮ることができますね。

釣りにおいては、なにかと便利なDカンも完備。釣行時に小物をぶら下げるだけなく、ハンガーにS字フックを引っ掛けて乾かしたりするため、使用後のお手入れの際に重宝しそうですね。

腰部分のベルトループは、強度を持たせるために、やや太めの設計をしています。

小林
ベルトループが破れてしまい、ウェーダーを泣く泣く引退させたこともあるので、こうした細かな配慮は、さすがハイエンドといった具合です。

 

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