RBB ZIPチェストウェーダーIIで実釣
さて、秋も深まってきた11月初旬。今年は例年と比べ水温が非常に高いこともあり、落ち鮎シーズン真っ盛り。ということでZIPチェストウェーダーを履いて実釣です。
日中ということもあり、橋脚まわりを中心に狙います。
腰まで浸かる程度でも、水圧や水流を多分に受けるのがウェーディングですが、膝下の5レイヤーの強度によって、圧迫される感覚が少ないのも特筆すべき点です。
しっかりと胸まで覆われていることで、より深い水深まで侵入することができます。
ウェーダーがなければ確実に狙えないスポットも、ルアーを届けられるようになるのです。
ときに長い距離を歩くこともある、ウェーディングという釣り。ここで立体裁断という特徴が生きてくるのです。
ルアー交換や魚のランディングなど、釣りでは無理な姿勢をとることも多いですよね。
このとおり。片膝立ちなども難なくできます。
新たにポイントを探して、藪こぎ。膝下は5レイヤーによってしっかりと強度が保たれているため、臆せず侵入することができました。
とはいえ、「藪こぎした先にパラダイス!」……とは必ずしもいかないのが、釣りの難しいところ(笑)
車を使ってランガンするときには、胸元からバッと広げ、スムーズに脱ぐことができます。
ブーツ部分にはもちろんキックオフ機能も搭載。着脱がとにかくスムーズです。
ウェーディングゲームの本番は、「夜」と言っても過言ではありません。(正直、日が落ちるのを待っていました)
昼間のうちにポイントを見ておき、「この立ち位置で食わせる」という具体的なイメージをふくらまし、ナイトウェーディングに突入。
すると、まさかの一投目で、83cmのランカーヒラスズキがヒット。そして2投目にも70cmのヒラスズキと好調。落ち鮎を待ち伏せしていたようで、戦略がハマりました。
その後は、こちらも鮎を食いまくったであろう、“年無し”53cmのチヌに……
ライトタックルに持ち替えれば、かわいいサイズのヒラセイゴは入れ食い状態。
ゲストには巨大なナマズやウグイも登場。これはこれで河川ウェーディングゲームらしくて楽しいのです。
そんなこんなで、落ち鮎パターンが堪能できたナイトウェーディング。この日は魚を探すために12時間を超える釣行時間となったのですが、釣行終了後におとずれる、ウェーダー特有の疲れが、いつもよりはるかに少ないという印象を受けました。
長期の保管の注意点
夏のオフシーズン、もしくは冬の極寒期には、長期間にわたり使用しないタイミングもあるかと思います。
そんなとき、保管方法によってウェーダーの持つ寿命が大きく変わってくるため、覚えておきましょう。
- ・折りたたみは柔らかく、折りじわが付かないようにする
- ・肩ベルトが伸びない程度に吊るす(Dカンで吊るすのも良し)
- ・高温多湿の車内での保管は避ける
最後の「高温多湿の車内での保管を避ける」理由は、生地もしくはシームテープの劣化が早まるためです。
とくにシームテープは接着剤で熱圧着しているため、高温⇔冷えを繰り返すと粘着力が弱まる原因となります。
まとめ
その後も、何度かナイトウェーディングをしていますが、あまりの着心地の良さにウェーダーであることを忘れてしまうほど快適です。
本格的に河川ウェーディングを始めたいと思っている方はもちろん、今ご使用のウェーダーに不満がある方にも最高のアイテム。おすすめ度は「★★★」(三つ星)です!