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月下美人EXを実釣インプレ。ハイコスパロッドとは格が違いました(2ページ目)

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510UL-S・Q ~麗(REI)~ をインプレ

月下美人EX 510UL-S・Q ~麗(REI)〜

510UL-S・Q ~麗(REI)〜は、軽量ジグヘッド専用モデルです。

“超軽量リグを的確に操作し、違和感なく食い込ませ、シャープに掛ける。”と、コンセプトが記されています。

月下美人EX 510UL-S・Q のティップ

こちらは先径0.7mmのソリッドティップ部分。

トップと1番ガイドのスレッドがオレンジで、視認性を高めています。

ティップを曲げてみると、そこそこ張りの強いカーボンソリッドを用いており、かなり操作性を重視している印象です。

月下美人EX 510UL-S・Q は軽い

まず手に持って感じたのは、「とんでもなく軽い!」ということ。

それもそのはず、自重はわずか43g

なおと
ちなみに、チューブタイプのカラシとほぼ同じ重さです(笑)

月下美人EX 510UL-S・Q の重心位置

16セルテート2004chをセットしてみると、重心位置はスプールの真上ぐらいになりました。

エステル0.2号で1gのジグヘッドをキャストしてみましたが、超シャープなキャストフィールです。

ハイレスポンスなブランクと軽いAGSの恩恵か、振り抜きが良く、キャスト後のブレの収まりも文句なし。

月下美人EX 510UL-S・Q のガイド

また、ティップ部分には4mm径のガイドを用いているせいか、収束の速さとも相まって糸抜けが非常に良い!

ジグ単専用ロッドは軽量化や高感度化のために3mmや3.5mm径のロッドも多いんですよね。

これだけ軽い上に4mm径のガイドをセッティングできるのは、“AGSだから成せる技”かもしれません。

ジグヘッドをアクションさせてみると、ほどよい張りのあるティップが効いていて、緩急のある動きや細かいシェイクがしやすいですね。

また、アクションした後に穂先がピタッと止まるので、すぐにアタリを取れる体勢になります。

なおと
さて、ここからは実釣です!

エステル0.2号でアンダー1g前後のジグヘッドを使ってアジを狙います!

月下美人EX 510UL-S・Q で実釣

季節柄、春に生まれたアジが15〜20cmほどに成長しているので、彼らがターゲットです。

普段使っているジグ単ロッドよりも張りが強いので、内心「乗りが悪いのでは?」と、やや不安です。

月下美人EX 510UL-S・Q でライトゲーム

デイゲームでアジを狙いましたが、この日釣れたのはキュウセンだけでした。

キュウセンは口が小さくて口周りも硬いため、「よく掛けたな〜」と自画自賛(笑)

本命ではありませんが、フッキング力とフッキングレスポンスの良さは確認できました。

なおと
意外と、こーゆー外道が“竿の良さ”を教えてくれるんですよね。

とはいえ、アジを釣らずに6万円の竿を語るわけにはいかないので、ナイトゲームで狙ってみました!

月下美人EX 510UL-S・Q でナイトアジング

日中は沖にいたアジが回遊しているであろうと、セオリーの常夜灯周りにやってきました。

510UL-Sの操作性を活かし、0.4gのジグヘッドで豆アジや中アジを狙います。

月下美人EX 510UL-S・Q で釣ったアジ

流れが出てきたタイミングで底の流れに乗せてフワフワさせていると、コンッと微かなバイトが。

ラインが流れに乗って少し糸フケが出ていたのですが、フッキングがバッチリ決まりました!

20cmほどの本命をキャッチ。

月下美人EX 510UL-S・Q でジグ単アジング

またしても同じパターンで連発。これぞアジングの醍醐味です。

ここで気付いたのですが、ティップの張りが強いため、流れに乗ったファットタイプのワームにもしっかりとアクションを伝えられています。

さらに感度が良いので、流れの中でも0.4gのジグヘッドを見失いません。

月下美人EX 510UL-S・Q はティップの視認性が良い

常夜灯周りでは、ティップの視認性も良いですね。

目感度でアタリを捉えることも難なくできます。

なおと
ここからは 510UL-Sの使用感を振り返りながらまとめます!

感度の良さに感動

月下美人EX 510UL-S・Q は高感度

とにかく声を大にして言いたいのが、「笑っちゃうほど感度が良い」ってこと!

アジは反転せずに居食いすることも多々ありますが、そんな捉えづらいバイトもしっかり伝わってきました。

バイトだけでなく、軽量ジグヘッドを使った時の抵抗感が手元に伝わってくることもGOODです。

なおと
そこそこ張りがあるのに、抜け感度も文句なしでした!

軽さは正義だった

月下美人EX 510UL-S・Q は軽すぎる

とにかく軽くて、ルアーの動きに全神経を集中できたことも高評価ポイント!

例えば自重が重い竿や先重りする竿は、アクションやステイさせる時にロッドを持つ手に余計な力が入り、操作性や人間側の感度が悪くなってしまいます。

そのため、ロッドが軽くて脱力してホールドできることで、人間が竿の操作性や感度を活かせる状態になるわけですね。

なおと
とくに超軽量ジグヘッドを使った豆アジングやアミパターンの時に痛感するはずです!

しっかり曲がる

月下美人EX 510UL-S・Q のベンドカーブ

ここまで読んでいただいた方の中には「パッツン系の竿なの?」と思った方もいるかもしれません。

しかし、魚が掛かった後はしっかり曲がることも510UL-Sの特徴です。

豆アジでもブランクが曲がっており、掛かった後にも“竿としての仕事”をしてくれますよ。

なおと
硬い竿と柔い竿の“良いとこ取り”ですね。

この辺のバランス感はさすがです!

粘りもある

試しに500mlのペットボトルをリフトしてみたところ、浮きそうなレベルでした。いや、エステル0.2号じゃなかったら浮いていたかもしれません(笑)

もちろん「クラスなりに」という前提ですが、軽いロッドにありがりなスカスカ感はありません。

なおと
20cm後半のメバルやカサゴが来ても余裕でキャッチできそうです!

軽量ジグヘッドを意のままに操れるロッドでした!

月下美人EXで釣った豆アジ

510UL-Sを総括すると、まるで指先の延長のように動かせる繊細なロッドでした。

近年は中級グレードのロッドも高性能化していますが、やっぱりすべての面で1ランク上、トータルバランスとなると2ランクか3ランク上に感じるレベルです。

今まであやふやだった超軽量級の世界が、よりクリアになると思います!

なおと
トータルバランスが高いので扱いやすい1本です!

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