アルファスAIR TWと比較
ここからは『月下美人 AIR TW』と、これまでの愛機『アルファスAIR TW』を徹底比較していきます。
これまでソルトベイトフィネスにアルファスAIRを使っていた方も多いと思いますが、使用感は別物でした!
飛距離検証
まずはみなさんが一番気になるであろう、軽量ルアーの飛距離を実測して検証してみました!
どちらのほうが、飛ぶのでしょうか。
ロッド:ヤマガブランクス BlueCurrentⅢ 82/B、ライン:PE0.4号、リーダー:フロロカーボン 6lb
全体的に『月下美人 AIR TW』の方が飛んでいます。
とくにルアーが軽くなればなるほど、『月下美人 AIR TW』の方がより遠くに飛ばせることがわかりました。
ちなみに検証当日は、弱向かい風という状況。この状況でも、2g前後の軽いリグを20m以上飛ばせることに、衝撃を受けました。
『アルファス AIR TW』も非常に安定しているのですが、『月下美人 AIR TW』のほうが1〜2段程度ブレーキを弱められる印象でした。
スプールの構造が違う
わかりやすい違いとしては“スプール”です。
明らかに異なるものが、採用されていました。
注目すべきは『スプールの幅』です。
【 赤色:月下美人 AIR TW | 青色:アルファス AIR TW 】
『月下美人 AIR TW』には、ナロースプールが採用されています。
レベルワインダーを通過するラインは、より直線に近い角度となる。
これにより回転が安定し、スムーズにラインが送り出されたため、飛距離の向上に繋がったのでしょうか。
スプールの自重が違う
スプールの自重も異なります。
実際に測ってみたところ、『月下美人 AIR TW』の方が重かったです。
肉抜き形状の違いやナロースプール化による影響でしょうか。
スプールへの糸の巻かれ方が違う
『アルファス AIR TW』の場合、ラインは平坦に巻かれます。
対して『月下美人 AIR TW』に巻かれたラインは、綺麗な弧を描いている。
スプールの端にあるラインが放出されるとき、抵抗が少なくなりそうですね。
これも『月下美人 AIR TW』の飛距離やトラブルレス性能の秘訣なのではないかと思いました。