釣れなきゃ意味ない!実釣で検証
飛距離が出ることはわかりましたが、いくら飛んだからって魚が釣れなきゃ意味がありません。
ということで、TGベイト縛りでショアジギングに挑戦してきました。
幸先よく朝一にヒットしたのはサバ!
TGベイトを底まで落とし、深い所を探ったらくってきたようです。
太陽が昇り気温が上がってきたタイミングで、45グラムのブルピンにヒットしたのはソウダガツオ!
夏のサーフと言ったらこのシイラですよね!
TGベイトの表層引きにガッツリ食ってきました。
SUUもシイラをキャッチ!
沖の潮目沿いに回遊しているようで、遠投しないと釣れない状況でした。
沖の潮目で明らかにメーターオーバーのシイラがヒット!
……しましたが、ジャンプとヘッドシェイクで無念のフックアウト。
自分のやらかし具合にヘコんでます(笑)
特大のバラシをやらかしたSUUとは裏腹に、しっかりと魚をキャッチするハヤマ氏。
シイラを次々にヒットさせていました!
TGベイトのここがすごい
☝︎サーフに打ちよせられるベイト「カタクチイワシ」とマッチ・ザ・ベイトのサイズ感。
TGベイト縛りで釣りをしたことで、このジグの特徴や優れているところなど色々と感じることができました。
飛距離が出しやすいこと以外に、どんなところが優れているのか皆さんにご紹介します。
抜群の飛距離
ショアジギングにおいて遠投性能は釣果に直結する部分です。
遠投ができるだけで、魚との出会いの確率は格段にアップするし、実際に飛距離が出ないと釣れない状況にも何度も遭遇しました。
「飛距離は正義だ」なんて言われるほど、ショアジギングにおいては釣果に大きく関係する性能です。
フォール(沈み)が速い
コンパクトで抵抗が少ないため、フォールがとてつもなく速いです。
狙いのタナまですぐに到達するので、釣りの効率が上がったり、潮が速くて流されやすい状況でもしっかりと沈んでくれます。
動きの“キレ”が抜群
コンパクトなフォルムにセンターバランスが相まって、ジャークでの動きがキレッキレです!
まるで小さなベイトが逃げ惑うようなパニックアクションを演出することができます。
小さなベイトに合わせられる
ショアジギングでは「小さいジグしか食わないのに、小さいジグじゃ軽くてポイントまで届かない!」なんていう歯がゆい状況がよくあります。
そういった状況ではTGベイトの独壇場!
小さいフォルムで遠くまで飛ばすことができるので、TGベイトじゃなきゃ釣れないなんて状況もあるはずです。
TGベイトの気になるところ
いい所が多いTGベイトですが、もちろんいい所ばかりではありません。
ルアーを使いこなすには、良いところも悪いところも理解して使ってあげることが大切です。
フォールの釣りには不向きかも
TGベイトはフォールが速いため、ゆっくりしたフォールに反応がいい状況は得意ではありません。
ジャカジャカ巻きからの急なフォールなどのコンビネーションは有効ですが、フォールをメインとした釣りでは他のジグに軍配が上がるでしょう。
塗装がもう少し強ければ
TGベイトはぶつけたりして塗装が剥がれ始めると、そこからベリベリと剥がれていってしまいます。
使う際はできる限りぶつけないように注意しましょう。
TGベイトの出しどころ
具体的にTGベイトの出しどころとはどういった時なのか。
ぼくが考えるTGベイトの良さを活かせる状況をご紹介します。
青物狙い=○ 根魚狙い=△
TGベイトは圧倒的に青物狙いに向いているジグです。
特に早い動きに反応のいいときがTGベイトの出番でしょう。
根魚狙いなどフォールがメインの釣りでは沈むのが速すぎるため、そこは他のジグに任せた方がいいかもしれませんね。
ベイトが小さいとき
上でも解説していますが、やはりベイトが小さい状況がTGベイトの良さを活かすことができる時です。
静岡県中部では9月以降ベイトが極端に小さくなり、鉛製の30~40グラムのジグでは釣れない状況が多くなります。
ベイトが小さいときほどTGベイトの真価が発揮されますよ!
サーチベイトとして
TGベイトは釣り場についてまず初めに投げる“サーチベイト”として非常に優秀。
大遠投ができてフォールが速いので、その日の魚の位置やヒットする距離などの情報をいち早く集めることが可能です。