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全ての人を“濡れ”から救う。釣り用のレインウェアは防水力が違うってホント?(3ページ目)

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“過酷なテスト”をくぐりぬけたレインウェア

☝パッと見は、何の変哲もない「ゴアテックスウェア」。ところがどっこい。そこには、釣り具メーカーとしてのノウハウがぎっしりだったのです。

 

編集部 N
どうして、釣り用のゴアテックスウェアがおすすめなんでしょーか?

「胸元にDマークが入ってるから」なんて理由じゃあ、納得できませんよ?

黒田さん
いえいえ(笑)そんなことではなく。じつは審査が厳しいんですよ、「釣り」は。

 

編集部 N
はて? 審査?

 

黒田さん
そーう!(キリッ)じつはゴアテックスって、なんでもかんでも製品化できるわけじゃないんです。

 

編集部 N
と、言いますと?

 

黒田さん
その名前(ゴアテックス採用)を掲げるためには、レインギアとしての性能や品質の高さも必要とされます。

しかも、それは私たち(レインウェアメーカー)が判断することではなく、ゴアテックス生地を供給しているゴア社さんによってテストされるんです。

 

編集部 N
へぇー! めっちゃ初耳です。それ。

 

提供:日本ゴア株式会社

☝こんなレインテストを何度も繰り返し、防水性を認定されたアイテムだけが市場へ。ただ単に、「ゴアテックスのファブリック(生地)を使えばいい」ということではないみたいです。

 

黒田さん
しかも、釣りの場合、「横方向からも上方向からも雨が浸水しない」というテストを通らないといけないんです。

登山用だと、これが上方向からのテストをクリアするだけで良いウェアもあります。

 

 

☝何度もテストを繰り返し発売される。そう聞くと、一気に特別な一着に見えてきた。釣り人って単純です(笑)

 

☝ゴアテックス採用のレインウェアにぶらさがっている“タグ”。じつは幾多のレインテストをパスした証だそう。とくに釣り用は ――。

 

黒田さん
釣りはほかのアクティビティ(登山など)にくらべ、レインウェア自体の「防水性の高さ」が求められます。

登山が用途の場合、気を付け(直立)のポーズをした状態で濡れなければOKだったりするんですけど、釣りだとそうはいかないんです。

 

編集部 N
そうか。腕を上方向に向けている時間が長いからですね。ロッドを構えると、手首の部分から水が浸入してきたことがありました。

 

黒田さん
はい、その通りです。それはほんの一例なんですけど。

そんなわけで、フィッシングウェアに対する、ゴア社の審査はとっても厳しいんです。

 

☝「たとえば」といいながら、胸ポケットのファスナーをめくる黒田さん。こういう場所にかなり神経を使い、防水処理をしているそう。すべては「濡れ」から守るため。

 

☝袖口を二重にし、インナー部分にもゴアテックスを惜しみなく。ロッドを上に構えた際、手首から伝って浸入してくる、不快な雨水をシャットアウトしてくれます。

 

☝「雨どい」の役割を果たすフード部分。雨水により視界が遮られないように考慮されている。徹底的にアングラー目線でブラッシュアップされていることが、最大の持ち味でありアドバンテージ。

 

編集部 N
なるほどなぁ~。たしかにスポーツ用品店で見たゴアテックスレインは、ここまでしっかりと防水処理をしていなかったかも。

とくにリブの部分はマジックテープだけで、こんな風に「釣りで使うこと前提」に処理されていなかったな。

 

このような釣りに特化したノウハウは、登山メーカーや低価格品には見られないこと。

 

いろんなメーカーから、レインウェアが発売されている昨今。同じように見えても、過酷な環境を再現したテストを潜り抜けたのが、釣り用のゴアテックスレインウェアというわけです。

 

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