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全ての人を“濡れ”から救う。釣り用のレインウェアは防水力が違うってホント?(2ページ目)

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まずはゴアテックスについて知ろう

お答えいただいた方

黒田 優 さん

グローブライド㈱ アパレルマーケティング部・主任。ダイワのウェア全般を統括する。デザインから生産管理までなんでもこなすため、レインギアの知識もピカイチ。釣り人を濡れから守っているのは、彼女と言っても過言ではない?

 

それは「呼吸する生地」

☝まずは超基本中の基本から。そもそも、どんな素材なん?

 

編集部 N
さっそくですけど、GORE-TEX(※以下、ゴアテックス)について教えてくれますー? いわゆる、ふつうの雨ガッパと何が違うんでしょうか?

 

黒田さん
すごーく簡単に説明すると、水の侵入を防ぐこと以外に、蒸れない&冷えないといった機能がプラスされていると思ってください。イメージとしてはこんな感じです。

 

提供:日本ゴア株式会社

 

黒田さん
よく「呼吸する」と喩えられます。運動したりすると、体から汗による水蒸気が発生しますよね?

ゴアテックスは水蒸気(ムレ)は逃がしながらも、なおかつ雨などの水分は通さない。そんな器用さがあります。

 

編集部 N
たしかに。高校生のころ通学で使っていた安い雨ガッパは、内側が妙にムレて暑苦しかった思い出が。(セピア)

 

☝黒田さんが見せてくれた、ファブリックのサンプル。一口にゴアテックスと言ってもさまざま。奥が深いっす。

 

黒田さん
低価格のレインギアに採用されている透湿防水の素材は、だいたいがポリウレタン。

しかし、スニーカーのソールと同じく加水分解(空気中の水分を含んで劣化する現象)するので、寿命は2~3年くらいです。

それに対して、ゴアテックス生地は半永久的に劣化しないと言われている「ePTFE」というフッ素系のフィルムを使っています。だから、寿命はもっともっと長いんです。

 

☝「まぁまぁ、着てみてください♪」と、いわれるがままに試着。いいのはわかる。わかるのだけど、もうちょい背中を押してくれる理由がほしいっす。

 

編集部 N
へぇ~、なるほど。つまり機能的であることに加えて、長く使える物持ちの良さも備えているんですね。

じゃあ、登山のウェアブランドが出している、ゴアテックスから選んでみてもいいかもなぁ。←ひとでなし

 

黒田さん
あっ、やっぱりそうなっちゃいましたか? でも釣り人が買うなら、ぜったいに釣り用がおすすめなんです。

そのわけを聞いたら、きっと欲しくなりますよ~♪(ニヤリ)

 

 

おや? 黒田さんのエンジンがかかったぞ(笑)

 

【次ページ:釣りのレインは防水力がちがう?】

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