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がまかつスタンダードトレブルS-SP

500円台でこの性能は反則やわ…3ヶ月使い込んで「トレブルの勢力図が変わる」と確信した新作フック

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目次

こりゃ、トレブルフックの勢力図が変わるぞ。

あの高級鈎メーカーが、とんでもなくハイコスパなトレブルフックを出したらしい!

釣具の新製品といえばロッドやリールが花形ですが、2026年は“あるフック”が話題となりました。

それが、がまかつが発売した「スタンダードトレブルS-SP」

今までハイエンドな領域をメインとしていたがまかつが、遂に普及価格帯へと本格的に参入してきたのです。

なおと

話題のスタンダードトレブルS-SPを、3ヶ月ほどがっつり使い込んできたのでレビューします!

スタンダードトレブルS-SPのラインナップ

▶︎スタンダードトレブルS-SP MH

▶︎スタンダードトレブルS-SP XH

なおと

ラインナップは、シーバスなどに適するMHと、青物やビッグゲームに適するXHの2種類です!

スタンダードトレブルS-SPの特徴

がまかつの鈎といえば、性能はもちろん凄いのですが、価格がネックになっていた方も多いのではないでしょうか。

正直、既存のトレブルSP MHは800円〜1,000円(一箱)ほどしますが、筆者は釣行頻度が高いのでお財布事情的にかなり厳しかったです。

しかし、なんとスタンダードトレブルS-SPは500〜650円と、非常に手に取りやすい価格!

なおと

「ただの廉価版でしょ〜」と思った方は大ハズレです(笑)

まずは、その特徴をトレブルSPと比較しながら紹介します。

粘りのある素材

トレブルSPとの最大の違いは素材です。

トレブルSPがトーナメントグレードワイヤー(特殊合金)なのに対し、トレブルS-SPはスタンダードグレード素材(高炭素鋼)を採用。

端的にいうと、トーナメントグレードワイヤーはとにかく硬いのに対し、スタンダードグレード素材には粘りがあります。

なおと

以下にそれぞれの特性をまとめてみました。

コスト強度
(壊れにくさ)
剛性
(曲がりにくさ)
硬度
(傷つきにくさ)
靭性
(粘り強さ)
トーナメントグレードワイヤー高い
スタンダードグレード素材低い

トーナメントグレードワイヤー

がまかつのみが使える素材を用いた、特別仕様の線材。他に類を見ない高硬度と耐摩耗性を誇り、過酷な環境でも高いパフォーマンスを発揮。

スタンダードグレード素材

ほとんどの鈎メーカーが採用している汎用素材。 一方で、がまかつならではの独自
技術によって画期的な強度と粘りのバランスを実現している。

鈎先角度はやや内向き

素材の硬度が下がると、貫通力やホールド力が低下するというデメリットがありますが、それを解消しているのがスタンダードトレブルS-SPの凄さです。

まず鈎先角度に注目すると、トレブルSPは鈎先がシャンクとほぼ平行なのに対し、スタンダードトレブルS-SPは鈎先がやや内傾しています。

左:スタンダードトレブルS-SP 右:トレブルSP

鈎先角度が小さくなると貫通力とホールド力が高まるため、しなりがある素材のデメリットを、構造によって解決しているわけです。

ただし、誤解してはいけないのは「スタンダードトレブルS-SPの鈎先角度は一般的なものである」ということ。

つまり、「トレブルSPの鈎先角度が普通のフックに比べて大きい」ということなんです。

なおと

トレブルSPの鈎先角度は、トーナメントグレードワイヤーの驚異的な硬度と耐摩耗性によって成り立っているそうです。

バーブは“普通サイズ”

バーブ(カエシ)は、トレブルSPがマイクロバーブなのに対し、スタンダードトレブルS-SPはノーマルバーブです。

これは、ファイト中にフックがしなって鈎先が開き気味になったとしても、バーブによってフックアウトを防ぐことを目的としています。

バーブが大きいと貫通力が下がってしまうところですが、この点も内傾した鈎先によってカバーされているというわけです。

なおと

汎用素材を、がまかつのノウハウで昇華させたフックといえるかもしれませんね!

“設計の妙”というやつです。

センターバランス

もちろんセンターバランスアイなので、ルアーに対して左右対称の状態でセッティングができます

そして、MHモデルとXHモデルではアイの仕様が異なります。

MHモデルは一般的なラウンド形状ですが、XHモデルはスプリットリングに取り付けやすい平打ち仕様のマジックアイです。

なおと

ちなみに、トレブルSPはMHモデルもマジックアイです。

同じフックケースで保管する場合、アイで見分けるとわかりやすと思いますよ。

ハイパーシールドによる防錆

表面の防錆処理については、トレブルSPシリーズと同じハイパーシールドを用いています。

なおと

防錆のための皮膜が極限まで薄くされており、それによって鈎先が非常に鋭いこともハイパーシールドの特徴です。

重さはトレブルSPとほぼ同じ

トレブルSPとフォルムやバーブの大きさは異なりますが、重量はほぼ同等です。

ルアーの動きはフックの重さでかなり変わるので、トレブルSPと同等なのは◎。

「ルアーの動きが変わるかも……」って心配がないので、トレブルSPユーザーの方はそのままの感覚で併用が可能です。

なおと

この通り、トレブルSPの“ただの廉価版”ではありませんよ!

スタンダードトレブルS-SPをインプレ

実釣期間は約3ヶ月間、主にシーバス狙いでMHモデルを使い込んで参りました!(XHモデルも青物狙いに投入しましたが釣れず……)

季節は3月から6月初旬だったので、バチやマイクロベイトパターンといったフックに対してシビアな釣りだったので、検証の場としてはもってこい。

バチ抜けやマイクロベイトパターンは基本的に細軸フックが有利であり、筆者も今まではトレブルRB MやトレブルSP Mを使うことが多かったです。

そこにスタンダードトレブルS-SP MHを使うと、果たしてどうなのか──

ボトムとのコンタクトが多くなる、サーフのフラットフィッシュではどうなのか──

シーバスに比べて口が小さく、外掛かりが多くなるチヌにはどうか──

なおと

フックは、ちょっと釣っただけでは語れないことばっかりなので、数はめちゃくちゃ釣りました(笑)

刺さりは「さすが」の一言!

バイトからフッキングに至るまでは、「さすが、がまかつ」という刺さり具合

マイクロベイトパターンなので#8や#10をメインとしましたが、この時期特有の弱いバイトもしっかり拾ってくれます

なおと

個人的に最大の懸念点であった“ノーマルバーブによる貫通力不足”ですが、デメリットを感じるには至りませんでした。

このようにトレブルSPと比較すると、形状的にフッキングパワーが伝わりやすいのがよくわかりますね。(わかりやすくいえば、赤線と青線の角度が小さくなるほど貫通力は上がるということです)

力の伝達に優れるため、遠投や大型狙い、ラインがフケるドリフトとも相性がいいですね!

なおと

逆にいうと、トレブルSPは素材の圧倒的な硬さによって、この角度を補い、貫通力を確保しています。

鈎って本当に奥が深い世界ですねぇ。

ホールド力も高い

チヌを釣ってわかったのは、「外掛かりでもしっかりホールドしてくれる」ということ。

むしろ外掛かりの場合、一旦刺さってしまえば、ノーマルバーブと内傾した鈎先ゆえにすごく安心感があります。

今まではバーブは“小さいに越したことはない”と考えていましたが……

なおと

貫通性能が確保されているならば、刺さった後はメリットも大きいんだと学ばされましたね。

“しなる”ことはデメリットだけじゃない

トレブルSPに比べて、“しなる”ことがスタンダードトレブルS-SPの特性ですが、これにはメリットもあることに気付かされました。

というのも、ドラグで糸を出せないシチュエーションで#6〜#12サイズを使うと、強引なファイトに耐えられずにフックが折れるという経験を多くしてきました。

スタンダードトレブルS-SPの場合、しなるがゆえに折れにくいため、小さい番手でもある程度強引なファイトが可能です。

なおと

綺麗に掛かると折れないのですが、浅掛かりなどになると局所的に負荷がかかり、けっこー折れるんですよね。

こちらは外掛かりになって曲げられたスタンダードトレブル S-SP。(靱性が低いフックだと折れていたかも……)

折れたらバラしてしまいますが、多少伸ばされてもノーマルバーブが引っかかってくれるおかげで、この時は無事キャッチできました!

なおと

粘る素材・内傾した鈎先・ノーマルバーブ、すべてが上手くバランスされている印象です!

ちなみに、「曲がる」ということは「戻せる(戻しやすい)」ということでもあります。

もちろん金属疲労があるので繰り返すと破損に至りますが、現場での応急処置がしやすいのは強みです。

なおと

硬いトレブルでやろうとすると、かなり強い力が必要だったり、無理に戻そうとすると折れたりすることも多いんですよね。

鈎先の強度も合格点

鈎先の耐久性についても不満はなく、フックを交換することなく10本以上のシーバスを釣っても問題なし。まだまだ使えるレベルでした。

トレブルSPより硬度が低いとはいえ、表層や中層の釣りにおいてはあまり差を感じないと思います。

しかし、その差を明確に感じるのがストラクチャーとコンタクトする釣りです。

バイブレーションやシャッドをリップラップ(石積み)にガンガン当てる釣り方や、ボトムタッチが多くなるサーフフィッシングでは、トレブルSPよりも鈎先が鈍りやすくなります。

なおと

決してスタンダードトレブルS-SPが弱いのではなく、「トレブルSPが異常に強い」というのが正しいでしょう。

ただし、「鈍りやすい」ということは「研ぎやすい」ということでもあります。

鈍りにくいトレブルSPを使うのか、研ぎやすいスタンダードトレブルS-SPを使うのか──

ここはアングラーの考え方によって意見が分かれるところかもしれませんね。

なおと

ちなみに、研ぐとコーティングが剥がれるので、そこから錆びやすくはなります。

防錆性能は文句なし

こちらは、3ヶ月間、一度も交換せずに使い続けたフックです。(釣行後はぬるま湯で塩抜きを行っています)

表面こそ変色しているものの、錆はほとんど出ていません

なおと

とくにフックの結合部は赤錆が発生しやすいのですが、ハイパーシールドによるコーティングが行き届いているようです。

もちろん、どんなに錆に強いといえど、魚とのファイトや根掛かりで傷が入ればそこから錆びてきます。

どんなフックも、釣行後は洗って塩抜きすることが大切です。

なおと

やはり、がまかつのハイパーシールドは安心できます。

交換が苦にならない

既存のがまかつ製フックよりも安価なので、精神的に交換しやすいのも魅力です(笑)

今まではコストが頭をよぎって「まだいけるやろう」と、交換せずに痛い思いをしたことも……。

なおと

一箱500円とはいえ、そんなにポイポイ交換できるものでもありません。

釣行後は洗って乾燥させ、鈍ったら研いで、鈎にも愛情を注ぎながら使います(笑)

間違いなく、新たな定番になり得る名品です。

信頼のがまかつから、こんなにハイコスパなトレブルフックが発売されたことは、正直めちゃくちゃ嬉しいですね。

スペックを見ても、実際に使ってみても、すごく作り込まれたフックであることがよくわかります。

近年は物価も上がり、釣具の価格も高騰する一方。なんとかしてコストは抑えたいけど、魚に最も近いフックには拘りたい──

なおと

そんな方には、絶対に使ってもらいたいトレブルフックです。

撮影:ちゃったTV なおと

Sponsored by GAMAKATSU PTE LTD

がまかつ スタンダードトレブルS-SP MH #12

号数 #12
線径(mm) 0.72
重量(g) 0.21
入数(本) 6
希望本体価格(円) 500

がまかつ スタンダードトレブルS-SP MH #10

号数 #10
線径(mm) 0.76
重量(g) 0.26
入数(本) 6
希望本体価格(円) 500

がまかつ スタンダードトレブルS-SP MH #8

号数 #8
線径(mm) 0.92
重量(g) 0.42
入数(本) 6
希望本体価格(円) 500

がまかつ スタンダードトレブルS-SP MH #6

号数 #6
線径(mm) 0.99
重量(g) 0.57
入数(本) 6
希望本体価格(円) 500

がまかつ スタンダードトレブルS-SP MH #5

号数 #5
線径(mm) 0.99
重量(g) 0.60
入数(本) 6
希望本体価格(円) 500

がまかつ スタンダードトレブルS-SP MH #4

号数 #4
線径(mm) 1.07
重量(g) 0.74
入数(本) 6
希望本体価格(円) 500

がまかつ スタンダードトレブルS-SP MH #3

号数 #3
線径(mm) 1.16
重量(g) 0.91
入数(本) 6
希望本体価格(円) 600

がまかつ スタンダードトレブルS-SP MH #2

号数 #2
線径(mm) 1.26
重量(g) 1.2
入数(本) 5
希望本体価格(円) 600

がまかつ スタンダードトレブルS-SP MH #1

号数 #1
線径(mm) 1.35
重量(g) 1.5
入数(本) 5
希望本体価格(円) 650

がまかつ スタンダードトレブルS-SP XH #1/0

号数 #1/0
線径(mm) 2.00
重量(g) 3.8
入数(本) 4
希望本体価格(円) 1,000

がまかつ スタンダードトレブルS-SP XH #2/0

号数 #2/0
線径(mm) 2.14
重量(g) 4.6
入数(本) 4
希望本体価格(円) 1,000

がまかつ スタンダードトレブルS-SP XH #3/0

号数 #3/0
線径(mm) 2.28
重量(g) 5.6
入数(本) 4
希望本体価格(円) 1,000

がまかつ スタンダードトレブルS-SP XH #4/0

号数 #4/0
線径(mm) 2.44
重量(g) 6.8
入数(本) 4
希望本体価格(円) 1,200

がまかつ スタンダードトレブルS-SP XH #5/0

号数 #5/0
線径(mm) 2.59
重量(g) 8.7
入数(本) 4
希望本体価格(円) 1,400

がまかつ スタンダードトレブルS-SP XH #6/0

号数 #6/0
線径(mm) 2.77
重量(g) 11.0
入数(本) 4
希望本体価格(円) 1,700

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