フリッジボックスがめっちゃ良さげ!

このバッカンのようなボックス……その名をフリッジボックスと言い、がまかつ「ラグゼ」の2024年新製品として登場しました。
商品名にある“フリッジ”は冷蔵庫という意味で、れっきとしたクーラーボックスであることは確かなようです。
まずは、その特徴からチェックしていきましょう!
あかねん
先に言っておくと、このフリッジボックス、かなり使い勝手の良いアイテムでしたよ!
弾力のある分厚い断熱材

中を開けてまず目を惹くのが、鮮やかなオレンジの内装。
外側のグリーンとの相性も抜群で、ミリタリー感を増幅させる絶妙な配色です。
そして、外見からは想像のつかない断熱材の分厚さ。
その厚さは2cmほどで、改めてクーラーボックスなんだなと感じるところです。
中には高密度断熱材が入っており、保冷力は十分にありそう。

握れば弾力のある素材ながら、上に物を置いても潰れる心配のなさそうな、しっかりとした作りです。
ソフトとハードが融合し、まさしく“セミハードクーラー”と言ったところでしょう。
外からの衝撃にも強そうなので、釣具の運搬としてもしっかりと中身を守ってくれそうです。

蓋に関しては、5cmほどの厚さがあります。
縁の部分をよく見てみると、凹凸形状になっていますね。
この形状のおかげで、閉めた時の密閉感が増して、水の侵入や臭い漏れをシャットアウトしてくれそうです。
あかねん
ちなみに容量は15L。
1日程度の釣りであれば十分な大きさです!
防水E.V.A素材で耐久性抜群かつ軽量

外側の素材は、退色に強く、耐久性に優れた防水E.V.A素材を採用しています。
水捌けも良く、汚れも取りやすいのでメンテナンスも簡単そうです。
あかねん
薄汚れ程度であればサッと拭き取れちゃいますよ!

また、E.V.Aは軽量な素材なので、自重は約2150gとのことですが、肌感ではそれよりもかなり軽く感じます。
このように指1本でも余裕で持ち上げられるほどです!
あかねん
軽さは正義!
気軽に持ち運べるのが良いですね。
取り外しができるショルダーベルト&ハンドル

ショルダーベルトとハンドルは、汚れや臭いが付きにくいTPUベルト仕様。
共に取り外しができる仕様なので、スタイルに合わせて見た目も使用感もスッキリさせることができます。

ショルダーベルトには滑り止め付きのクッションパッドが装着されていて、肩への負担も和らげてくれますよ。

ハンドルのグリップ部分には、LUXXE(ラグゼ)のロゴが入ったしっかりとした持ち手が付いており、負担がかかりにくくて持ちやすいです。
あかねん
それぞれ長さも自由に調節できるのが嬉しい!
他にも気の利く仕様が満載

底面はラバー素材の足が付いていて、滑りにくい仕様に。
濡れた岩場や船のデッキでも安心して使えそうです。

リールのノブのようなT字型の取っ手もしっかりと指に引っ掛かってくれるため、開閉しやすいです。
また、止水ファスナー仕様なので、浸水の心配もほとんどありません。
あかねん
細かい点まで気の利いた使い勝手の良い仕様です!
防水性も高そうで、あらゆるシチュエーションで使えそうなボックスですね!
使い方は自由自在!
クーラーボックスとして

まずは、文字通りクーラーボックスとして使用してみました。
実際にライトゲームで使用しましたが、アジやメバル、カサゴなど、10匹ほど釣ってももちろん十分なサイズ感。
高さがある形状なので板氷を入れても、ライトゲームには十分すぎる大きさで、尺アジサイズでも魚体を曲げずに入れられる横幅です。
他にもカワハギ釣りや、エギングなどにもちょうど良さそうな大きさですね。

もちろん、飲み物や食べ物の保管にも便利。
使い方にもよるとは思いますが、1日程度であれば問題なく冷やし続けられるでしょう。

500mlペットボトルが縦に12本入るサイズ感で、キャンプなどにも相性抜群ですね。
あかねん
カラーリングも相まって、キャンプにもマッチしそう!
保冷力に関しては、後ほど詳しく検証していきます!
タックルボックスとして

タックルボックスとしても使ってみました。
分厚い断熱材が中の釣具を守ってくれる役割も果たしてくれるので、乱雑に入れても不安なしです。

内寸は縦21.5cm×横31.5cm×高さ23.5cmと、個人的にはじつにちょうど良い大きさです。
目安として、メイホウのVS-3030番クラス(通常の深さのもの)であれば5個入るサイズ感。
「ルアーを種類ごとにケースを分け、ガバッとまとめてフリッジボックスに」のような感じで、ルアーボックスとして活用するのもいいかもしれませんね!
あかねん
もちろんルアーだけでなく、シンカーやフックなどの小物類など……
小分けのケースを上手く併用することで、どんなアイテムでも整理整頓できそうですね!
あかねん流「タックルボックスで行って、クーラーで帰る」

私の実際の使い方を紹介します!
釣れるか分からない調査も兼ねた釣りの時こそフリッジボックスの出番です。

小さめのタックルケースにルアーや小物類一式を入れ、氷や保冷剤と一緒にフリッジボックスの中へ入れて現場に向かいます。
もし釣れたら魚はフリッジボックスへ、タックルケースは外に出して持って帰ります。
あかねん
釣れなかった時の帰り道のクーラーってメンタル的にも邪魔だなって感じませんか?(笑)
私にとって、その時の状況によりクーラーボックスやタックルボックスとして使い分けられるのが最大の利点です!

今回はアジが釣れたので、タックルケースを取り出し、ジップロックに入れた魚を氷の上に置きました。
魚が釣れたらクーラーボックスに早変わりです!
あかねん
臭いとかが気にならなければ、魚もタックルケースも一緒に入れて持ち帰っちゃってもいいかもしれません。
【番外編】衣類や電子機器など

防水性が高いことから、濡らしたくないもの全般の保管にも良さそうです。
例えば、真夏の釣りであれば着替え用の衣類を入れておいて、ボートや車に積んでおくという使い方も良いかもしれませんね。

防水性に加え、衝撃にも強いということから、撮影機材などの電子機器の運搬にも良いでしょう。
私自身、釣行動画の撮影を行う機会があるのですが、機材運搬にはいつも悩まされます。
自重が軽いかつ持ち運びのしやすいベルトが付いているので、ある程度重い機材を入れても、楽に運搬できそうです。
あかねん
私の思いつく活用法はこんなところですが、フリッジボックスのポテンシャルはこんなものではなさそう!
自分なりのベストな使い方を編み出してみてください!
実際に使って分かった4つの魅力
①携行パターンが豊富なのが良い


ショルダーとハンドルがそれぞれ取り外せますが、これが本当に便利!
私の場合、ショルダーばかり好んで使っていたので、ハンドルは取っ払って使っていましたが、かなりスッキリしますね。
運搬時や車載時、ボックスを開ける時など……不要なベルトが干渉するといった煩わしさを解消できます。
②積載しやすい


このセミハードクーラーは、一般的なバッカンに分厚い断熱材が入ったイメージで、潰れにくい仕様です。
それ故、上に物を重ねてしまってもOK!
車載時などは、フラットな上蓋も相まって、ついつい他の道具を載せてしまいます。
あかねん
極端に重いものでなければ、どんなものでも上に積めるのでは……?
と思えるほどの安心感があります。
③全てが洗えてメンテナンスしやすい

水捌けの良いEVA素材なので、サッと洗えてサッと拭き取れるのがGOODですね。
乾きも早くメンテナンスもしやすいと言えるでしょう。
薄汚れ程度であれば、軽く擦ってあげればすぐに取れます。ベルト部分も汚れが付着しにくい素材なので、同様にサッと洗い流せばOKです。

内側も開口部が大きいかつシンプルな構造なので、ガバッと洗えます。
釣行後のメンテナンスってなかなか腰が重い作業ですが、これだけ簡単であればそこまで億劫にもなりません。
細かく水洗いしてあげれば、汚れや臭いの付着も抑えられて、より長く使用できるということにも繋がりますね。
あかねん
常に清潔に保てるのは、ポイント高いですね!
④保冷力も結構高い

正直、保冷力に関しては甘く見ていた部分もあったのですが……
最高気温23℃前後の春日和が続いた4月中旬。
上の写真の氷は夜18時頃に購入した板氷ですが、翌日の20時頃に確認したところ……

ほとんど解けずに残っていました。
24時間以上経ってこんなに氷が残っているのは、正直予想外でしたね。
あかねん
あとどのくらい行けるのか、気になりますね。
フリッジボックスの保冷力を検証してみた
ということで、どのくらい氷が持つのか!?
その保冷力を実際に検証してみます!
検証スタート!

時期は4月末の快晴日(最高24.8℃/最低14.1℃)。
午前8時半に検証スタートです。
フリッジボックスに板氷1枚(1.7kg)のみを入れて、一定時間ごとに溶け具合をチェックしていきます。
3時間後

3時間後の午前11時半の様子を確認してみます。
気温は26.5℃と上がっており、4月末らしい暖かく爽やかで過ごしやすい天気です。

まだこの時点では、氷はまったくと言ってもいいほど溶けていません。
6時間後

6時間後の午後14時半頃。日中の中でも一番暑い時間帯です。
途中車で移動する用事があったため、温度39℃という過酷な環境に2時間放置することになりました。
あかねん
4月末とはいえ、車内の温度がこんなに暑くなるとは……。
真夏を想定した検証ができてラッキー、ということにしておきましょう(笑)

氷はかなり溶け出して、二回りほど小さくなりました。
それでも7、8割ほど残っていて、過酷な環境に放置していた割には十分残っているという印象です。
9時間後

9時間後の午後5時半過ぎ。
日が落ち始め、気温は21.5℃と急激に下がっていました。

氷はさらに溶け出してはいますが、十分残っています。
冷え込んだ影響なのか、6時間後の時点と比較すると意外にも氷はあまり溶けていませんでした。
12時間後

開始から半日が経過した午後8時半。
風がないからか、気温は夕方のまま下がっていませんでした。

ゆっくりとジワジワ溶けて、氷の形もいびつになり始めています。
この時点で残り5割といったところです。
24時間後

スタートからついに24時間が経ちました。
天気や気温は昨日とほぼ同じ。氷はというと……

まだ2、3割ほど残っていました!
溶けた水もキンキンに冷えている状態でした。
検証してみて……

最終的には、26時間後までは氷が残っていることを確認できました。
当日は日陰になる時間も多かったので、氷が持ちやすい条件ではあったかもしれません。
しかしながら、車内で39℃という過酷な環境をも乗り越え、結果的に24時間以上氷が残っていたのは、正直驚きでしたね。
いずれにしても、1日程度の釣行なら十分な保冷力だと言えるでしょう。
あかねん
真夏でも夜のライトゲームなんかには十分な保冷力でしょう!
どう使うかは……あなた次第です!

1点だけ気になる点があるとすれば、カラーラインナップが1色のみと言うこと。
あかねん
このミリタリー調のグリーンというかカーキも今風でカッコ良いんですが……
がまかつさん、ぜひ女子向けのカラーもお願いします!
軽くて防水性能も高い、そして保冷能力も十分。さらには、丸洗いできてメンテナンスも容易。
クーラーボックスを持っていない人はもちろん、既に持っているという人にも、全釣り人に自信を持っておすすめできるアイテムです!
1つ持っていれば、色んな場面で活躍してくれること間違いなしですよ!
記事内画像:あかねん
sponsored by:がまかつ
今回紹介したアイテムはこちら
がまかつ フリッジボックス 15L LE329
素材 | 〈本体〉E.V.A 〈断熱材〉PEフォーム |
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サイズ | D270×W370×H330mm |
重量 | 約2150g |