LINE公式アカウント 最新の釣り情報をチェック! 友だち追加はこちら
サンラインのVハードをインプレ。根ズレを回避できるだと!?

サンラインのVハードをインプレ。根ズレを回避できるだと!?

釣り人のみなさんは、多かれ少なかれラインブレイクで魚を逃したことがあるはずです。

ストラクチャーに走られて根ズレしたり、ハリを飲まれて歯にスレたり……。

そんなスレを“弾いて回避できる”と謳うハリス(リーダー)があるのをご存知でしょうか!?

SPONSORED

目次

リーダー・ハリス、何を使ってます?

リーダーとハリス

どうも、編集長のしみけんです。

みなさんはどんな基準でリーダー&ハリスを選んでいますか?

とにかく安いのを使う人。安心感のある高級品を使う人。とくにこだわりがない人。

みなさんいろいろだと思います。

絶対条件は、強いこと。

ショアジギング

筆者が第一条件にしているのは強さ、切れないことです。

たしかに価格も大切な要素なのですが、強さと価格の優先順位が入れ替わることはありません。なぜなら……

切られてデカい魚をバラしちゃったけど、安いリーダーだから仕方ないか〜。

しみけん

とは絶対に思えないから(笑)

ここ10年で一番使っているのが……

サンラインVハード

そんな筆者がここ10年で一番よく使っているのが、サンラインの「トルネード Vハード」です。

ちなみに、二番目によく使うのは同社の「トルネード松田スペシャル ブラックストリーム」。

現状、ルアー釣りもエサ釣りも、陸も船も、どちらかを使う状態になっています。

しみけん

今回は、メインリーダー&ハリスとなっているVハードについて紹介します!

Vハードとはどんな糸なのか?

新旧Vハード
左:旧Vハード 右:現行V ハード

Vハードの歴史は古く、じつは今売られているのは2代目Vハード。

初代の発売から23年が経った2022年にリニュアーアルが行われ、最新テクノロジーのプラズマライズが導入されました。

まずはVハードのスペック的な特徴から解説します。

しみけん

ちなみに、2014年から愛用しているので旧モデルからのファンです!

糸質は硬調

Vハードのスペック

出典:サンライン

そもそもフロロカーボンラインはPEやナイロンに比べて硬い糸ですが、そのフロロの中にも硬いものや柔らかいものがあるのをご存知でしょうか?

Vハードは、フロロカーボン製ハリスの中でも硬い(張りが強い)タイプの糸です。

もちろん、単純に「硬い=良い」というわけではなく、硬い糸にも柔らかい糸にも良さがあります。

しみけん

ブラックストリームは、対極に位置する柔らかいハリスです。

表面がポリマー層になっている

プラズマライズ

出典:サンライン

冒頭でも少し触れた、プラズマライズが導入されており、糸の表面がガラスのようなポリマー層になっています。

これによって糸の滑りが格段に良くなり、根擦れを弾くように回避でき、糸に傷が入るリスクを軽減できるそうです。

ちなみに、プラズマ処理はコーティングを載せているわけではなく、表面そのものを改質しているので糸を太くすることなく根ズレへの耐性を高められているとのこと。

しみけん

車のボディーコーティングに近いイメージですかね。

使い込んでわかったVハードの魅力

Vハードで磯釣り

Vハードというと、良くも悪くも“磯用ハリス”というイメージが強いと思います。

正直、ルアーマンの方は知らない方も多いのではないでしょうか?

筆者の使い道は磯釣りオンリーでは無く、ほぼオールジャンル

グレ釣り

磯のグレ釣りはもちろん、

エギング

ショアのルアーフィッシングにも使いますし、

タイラバ

オフショアのルアーフィッシングにも使っています。

しみけん

ということで、いろんな釣りに使ってわかった、Vハードの魅力をお届けしましょう!

とにかく擦れに強い

根ずれに強い

どんな釣りでも、ラインが切れる理由は擦れが大半だと思います。むしろ、「擦れ以外に切られる要因はない」といっても過言はないぐらい。

針を飲まれて歯で擦れたり、ストラクチャーに突っ込まれて根擦れしたり、ボトムを攻めていて気付かぬうちに擦れていたり……。

筆者がVハードを愛用する最大の理由はコレ。“擦れに強い”を実釣において何度も経験しているからです

根ズレ

磯に擦られてザラザラ状態になった1.5号でも……

ヒブダイの釣果

こんな凶暴な魚を取り込めるんですよ。

これが1回や2回なら「まあそんなラッキーなこともあるよね」って感じですが、こんな経験を山ほどしているので、そりゃもう信頼度はMAX!

針飲まれ

歯で擦られたり、噛まれて潰されたりして切れにくいのも美点。

「飲まれても獲れる」と頭の中にあれば、アワセを遅らせて意図的に飲ませたり、飲まれやすい小さなルアーも躊躇なく使ったりできます。

チヌ

直近だと、メバリング中に0.8号リーダーをザラザラにされながらも、50アップの重たいチヌを上げられたのには関心しましたね〜。

傷が入ったとしても、そこからの残存強度が高いのもVハードを信頼している理由です。

しみけん

弱いハリスは擦るとすぐに切れるので、逆にザラザラ状態をお目にかかれないと思います。

擦れに強い≒アタリを増やせる

Vハードでチヌ釣り

擦れへの強さゆえに、“細号数を躊躇なく使える”ことも魅力だと感じています。

糸の存在そのものが薄くなる、仕掛けの馴染みが良くなる、ルアーの動きが良くなるなど、糸を細くするメリットは言わずもがな。

「太くても釣れる」ことはありますが、「太い方が釣れる」なんてことはほぼありませんよね。

タチウオジギング

わかりやすい例を挙げると、タチウオジギング。

10号以上の先糸(バイトリーダー)を結ぶのが一般的だと思いますが、渋い時には4号直結まで落とします

ぜひ試してみてください。アタリの数はびっくりするぐらい増えますよ(笑)

もちろんがっつり噛まれるとブレイクは避けられませんが、ちょっと擦れた程度なら堪えてくれるのでかなり釣果は伸びます!

しみけん

ギリギリの勝負ができるのは信頼があってこそ。

もちろん直線強度も◯

直線強度

もちろん直前強度も文句なし……

なのですが、正直に言うと、他のハリスと比べて一番差を感じにくい部分です。

なぜなら、単純な引っ張りで切れるハリスはほぼないから(笑)

今まで高いのから安いのまでいろいろ試してみましたが、魚との引っ張り合いっこで切れるのはまずありません。(よっぽどのものじゃない限り)

つまり、ハリスが切れるのは傷ついた部分 or 結び目ということ。それゆえに、“この2点がどれだけ強いか”の方が圧倒的に重要なわけです。

しみけん

もちろん、確実なノットを組むこと、傷チェックを習慣化することはめっちゃ大切です!

ノットの組みやすさもまずまず、結束強度も十分

リーダーとの結束部

硬いフロロカーボンには、ノットが組みにくい、結束強度が弱いという弱点があります。

PEラインと結束する際、PEがリーダーの上を滑ってやりにくい……。という経験がある方も多いのではないでしょうか?

Vハードに関しても、「柔らかい糸に比べればちょっとコツがいるかな」という印象はありますが、慣れてしまえば何ともありません。

また、PRノットやFGノットで結束していれば根掛かりを切った時にもリーダーが残るので、結束強度も十分です。

ルアーとの結束部

ハリやルアーと結束する際は、糸の反発が強いので、ジワ〜っと力を掛けながらしっかり締め込むのがおすすめ

表面がツルツルなので糸同士の滑りが良いせいか、一般的な硬いハリスよりも括りやすいと思いますよ。

しみけん

余談ですが、ブラックストリームは表面がゴムのようになっており、PEの食い付きが良いのでめちゃくちゃノットを組みやすいです!

ラインを張った状態にしやすい

フロートリグ

Vハードはパシっと張っているので、ラインを直線状態にしやすいのも美点です。

柔らかいハリスはフワッと緩みやすいため、釣り人が意図的に張りを作ってやらないと、アタリが出にくいといった難点があります。

そのため、ハリスが緩みやすいフロートリグやオモリグといった中オモリ系の仕掛けとは非常に好相性

例えば、フロートリグって巻いていないとアタリが分かりにくいイメージかもしれませんが、ハリスが張れているとフォール中でもしっかりアタリが出ますよ!

しみけん

ウキ釣りで洗濯機みたいな潮を釣る時にも良いですね。

絡みにくい

糸が張っているので、仕掛けが絡みにくいこともメリットです。

ジギングとかジグヘッドリグのような単体系仕掛けはまず絡みませんが、ウキ釣りやフロートリグ、胴付き仕掛けなんかは注意していても絡むことがありますよね。

心当たりがある方はVハードを試してみてください(笑 かなり減ると思います。

カワハギ

とくに胴付き系仕掛けの場合、カワハギにしろバチコンにしろイカメタルにしろ、喰い渋った時はエダスを長く取るのがセオリーです。

でも、エダスって長くすればするほど絡むんですよね……。エダス同士が絡んだり、幹糸に巻きついたり。

そんな時にVハードを使っていれば、絡む頻度が少なくなるので渋い時にも釣果を伸ばしやすくなりますよ!

しみけん

中オモリ&胴付き系仕掛けを自作する場合は、ほぼ100%の確率でVハードを使っています。

ダイレクトな操作感

ジギング

限られた状況ではありますが、低伸度ゆえに操作感が強いこともメリットです。

その状況というのが、5ヒロ(約8〜9m)ぐらいの長いリーダーを組む時

崖のような駆け上がりを攻める青物ジギングや、タチウオジギングの時はこんな長いリーダーを組みます。

両シチュエーションとも、高い位置から擦れることが多いので、リーダーが3ヒロ程度だとあっという間に短くなってしまうわけです。

フロロカーボンの伸度が20〜25%と言われるので、5ヒロのリーダーならMAX1.6〜2mぐらいは伸びていることになります。

ジグを操作している段階ではここまで伸びていないと思いますが、それでも操作性や感度の違いを実感できます。

しみけん

負荷に対して細いラインほど伸びるので、細いリーダーに重たいジグを結ぶと差が顕著ですよ。

ブラックストリームとの使い分け

Vハードとブラックストリーム

最後に、Vハードとブラックストリームの使い分けについて紹介します。

擦れへの強さは両者共通なので、使い分けのポイントは硬いか柔らかいかです。

エギング

ショアのルアーフィッシングの場合、リーダーを柔らかくするメリットがあまり無いと思っているので基本的にはVハードを使います。

ただし、太号数になるとかなり固くなるので、ガイド抜けや結束のしやすさを優先して8号以上の時はブラックストリームを選ぶことが多いですね。

青物ジギング

オフショアフィッシングの場合も、同様の理由で6号まではVハード、8号以上はブラックストリームがメイン。(7号はどちらも使ったことがありません)

オフショアはリーダーを長く取るケースが多いため、「糸が柔らかい方がルアーがよく動くのでは?」と思って太号数はブラックストリームを使っているところもあります。

考え方によっては、「硬いリーダーでジグの動きをセーブする」という使い方もあるかもしれませんね。

磯釣り

フカセ釣りの場合、ナチュラルに潮に馴染ませたいので、使用頻度はブラックストリームの方が高いですね。

とくに潮が緩い状況では、ハリスが硬いと存在感が際立つような気がしていて、馴染み重視のブラックストリームを好んでいます。

逆に、ハリスの存在感を消しやすい速い潮の中や、サラシや跳ね返る潮に揉まれる磯際はVハードを使うことが多いです。

バチコン

前項でも紹介した通り、胴付き系の仕掛けなんかはVハード一択ですね。

とにかく、絡む系・ハリスを緩めたくない系の仕掛けはVハード!

Vハード、それは間違いのない選択。

Vハードおすすめ

もし仮に、擦れのリスクが一切ない状況で釣りをできるなら、たとえどんなに魚が大きくても高いハリスは使わないと思います。

でも、実際にはそうはいきませんよね。

良い釣果を得ようとしたら、際どいポイントを攻めたり、細いハリスを使わざるを得なかったり。

悔しい思いをしたくない方は、ぜひVハードを使ってみてください。

10年の経験から、おすすめできるアイテムです

撮影:TSURI HACK編集部

Sponsored by:サンライン