鈴木斉インタビュー「いい道具は自分の腕をカバーしてくれる」すべての海と魚たちに愛される男が語った、釣りの成功哲学とは?

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プロアングラー・鈴木斉インタビュー。“あらゆる海のターゲット”に愛されている男。一匹を確実に獲るための道具への拘り、自らが「釣り」を職業とするために大事にしている哲学とは?

 

 

Chapter 1

「今、釣りにいきたい」という純真な衝動

 

ーー まずは鈴木さんのこれまでの半生について聞かせてください。釣りを始めたきっかけは?

きっかけかぁ……よく聞かれるんですが、答えに困ってしまうんですよね。なぜかというと、物心がつく前から釣りをしていたから。子どもの頃から、周りに釣りをする人が多かったり、釣り場が近かったりして。環境に恵まれていたというのはあるかもしれません。

 

 

ーー では、釣りを職業にしようと思ったきっかけについては、どうでしょうか?

「とにかく勉強よりも釣りがしたい!」という気持ちが強くて、高校を卒業してすぐに、アウトドアショップに就職しました。店舗で接客をしながら、釣りの基礎を(道具の知識など)身につけて、休みの日や仕事をしていない時間は、すべて釣りに費やしていましたね。

だいたい20年弱かな? そんな毎日を送っていたのですが、やっぱり会社員では釣りに行ける回数にも限界があります。「もっと釣りに行きたい」「釣りそのものを仕事にしたい」という思いが強くなり、フルタイムでプロを目指すことを決意しました。

 

 

ーー すべては鈴木さん自身から溢れる、釣りに行きたいという“衝動”から始まっているんですね。

当たり前の話ですが、雇われている立場だと、休みの日以外は店舗で働かなければいけないわけですよ。そうすると、リアルタイムで「フィールドの状況が良くて、すごい釣れているよ!」という、絶好のタイミングで釣りに行けない。「今釣れているのに、お店で働いている場合じゃないよなぁ」と(笑)。

プロの道を選んだのも、自分の中に立ち込めるフラストレーションと決着をつけるためでもありました。僕の場合は、会社員として店舗に立ちながら、個人でメーカー様と契約させていただいたり、製品開発やプロモーションのお仕事も受けていましたので、それが背中を押してくれたとも言えますね。

 

 

ーー その釣りに対する熱意は、もはや誰にも到達できないほどのレベルだと感じます。

ちょっとした隙間時間に、天気や潮の流れ、水温、風向きを絶えずチェックしています。1日の半分以上はそれで消費しているかもしれません。仕事(ロケ)の下調べをしながら、「次の休みにはマグロいくか〜」と、一人でスマホ片手にワクワクしてる。基本的には釣りをしていない時間も、ずっと釣りのことを考えていますね。

 

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