銀参郎アルティメイトで実釣!
筆者は今までエントリークラスのヘチ竿を使い続けていたので、銀参郎アルティメイトを見た瞬間に驚きました。そのお値段に(笑)
ヘチ竿に7万円を投資する意義があるの?
めちゃくちゃ軽いけど、パワーは大丈夫なの?
高弾性カーボンって魚が暴れるんじゃ……?

ちょうど梅雨入りした6月の中旬、大阪北港夢洲スリットにやってきました。
ここは大阪湾屈指のヘチ釣りスポットで、とても人気が高い釣り場です。
しかし、雨と強風予報だったためか釣り人は少なく、人気フィールドがまさかの半貸切状態。
「これは爆釣間違いなし」と思いきや、船頭さんから「朝イチは潮透けてて釣れんよ〜」とのこと……。
こちらが夢洲名物のスリット内側。たしかに、潮の透け透け具合が気になります……。
この中に大きなチヌがウヨウヨといるわけですが、連日沢山の落とし込み師に叩かれているので、そう簡単に喰わせられるわけではありません。
お察しの通り、四方を囲まれているので掛けた後も大変です!
……釣れれば(笑)
岸壁にはハイシーズンらしくイガイがビッシリです。
イガイを取り、早速MH270に仕掛けを通して、5:30頃に釣りスタート。
1時間後の6:30に満潮を迎え、水温は20℃。
朝イチは雨で、風裏ながら時折強い風が吹いていました。
広大なフィールドなので、まずは潮が当たる外側のケーソンの継ぎ目を釣り歩く作戦です。
数回探ったところでいきなり、スリットに吸い込まれていくイガイの動きに違和感が!
ゆっくり聞きあげると手元までコツコツとした魚信が伝わり、そのまま大きめのストロークでフッキング。
手元に伝わるアタリも鮮明です!
銀参郎アルティメイトをため込むと、ス〜ッと魚がスリットから離れたので「35cmぐらいかな」と思いきや……
海中でギラッと光った魚体を見てビックリ! 優に40cmを超える良型です。
しかし! 喰いが浅かったのか、まさかのハリ外れ。
でも、意外と活性が高いんじゃ!?
・・・
時は流れて昼ごろ。
あれから何も起こらないまま、いたずらに潮位だけが下がり続け、チヌは落としたイガイを見るなり電光石火のスピードで逃走する始末……。
潮位が低く、日が差してチヌからこちらを見やすそうなので、ここでリーチが長いMH300にチェンジ。
最後の最後まで諦めなかった筆者に神様が微笑んだのか、ここでラインテンションの抜けるアタリが!
反射的にアワせると、狭いマスの中で銀参郎アルティメイトが絞り込まれます。
一歩も譲れない状況なのでフルロックで耐えると、40cmちょっとの“まずまずサイズ”がスーッと浮いてきました!
想定外の釣れなさ(上手な常連さんでも数枚だったらしいです)に心が折れかけましたが、最後の最後に“ゼロをイチにできた”のは痺れましたね。
年無しを釣りまくって検証することはできませんでしたが、渋い状況ゆえに見えたアルティメイトの真価がありましたよ!
アルティメイトだから釣れたんだと!!