検証を振り返り

対決は泳がせの見事な勝利で終わりましたが、単純に「エサだからたくさん釣れた」というわけでもありません。
検証を通じて気付いた、エサとルアーの特性を考察します。
エサはピンスポットに強い

今回の釣行は、終始青物が底にベッタリ張り付いて、釣れるタナが狭い状況でした。(追ってきても底から5mまで)
そんな状況ゆえに、一定のタナをキープしたまま誘えるエサの強みが発揮されたと思います。
対してルアーは、誘うのに移動距離が必要なので、そこで効率の悪さが出てしまったはず。
しみけん
広範囲に反応が出ていたり、追う距離が長かったら、もうちょっと差が小さくなったかもな〜。
大型はエサの方が釣りやすい

数はもちろんのこと、泳がせは大型を揃えられたことも印象的でした。
通説通り、「賢い大物はエサの方が騙しやすい」だけではなく……
エサのサイズを大きくすることで、ある程度小型を避けられていました。
対してルアーはリアクションバイトの要素が強いせいか、ジグを大きくしてもサイズを選べないという結果に。
tsuki
個体数やベイトの種類によっても変わりそうですが……
船長も「ジグでサイズを選ぶのは難しいな〜」と言っていましたね。

ちなみに、ディレクターとして同行していた編集部タナカは、ジグでブリをしっかりキャッチしていましたよ。
しみけん
あのバラシが悔やまれる……。
ルアーは“アノ魚”を取り込みやすい

青物を釣る上で見逃せないのが、「ルアーはサワラを取り込みやすい」という事実。
泳がせはアタリがあったとしても、十中八九ラインブレイクしてしまいます。
実際、今回の釣行ではタナカがジギングでサワラをキャッチしたものの、泳がせのtsukiはサワラカッターを喰らいました。
ワイヤーハリスを用いたサワラ用仕掛けもありますが、サワラ以外のアタリが極端に減ってしまうのが難点です。
tsuki
ハマチやブリを狙いつつ、サワラも釣れる。
というのはルアーの大きな魅力ですね!
究極に活性が下がると……

「活性がめちゃくちゃ下がって、喰い気がゼロに近づいたら、ジグでしか釣れん魚が出てくるよ」
というのは、今回の船長談。
エサは低活性に強い一方で、超低活性になるとリアクションバイトを狙えるルアーが有利になるそうです。
しみけん
ちなみに、トータルの釣果でジギングが泳がせに勝つことは……
船長曰く、“稀に”あるそうです(笑)
どっちも楽しい(超重要)

最後に一番お伝えしたいのは……
ルアーフィッシングもエサ釣りも、どちらもめっちゃ楽しい! ということ。
どちらが楽しいか、奥が深いかは、甲乙付けられるものではありません。
しみけん
じつはワイも泳がせが大好きやで。
あの“アタってから掛かるまでのハラハラ感”は、ジギングにはない楽しさ!
針のシステムでも1日中悩めるしね。
tsuki
僕もマグロや深海までやるぐらいジギングが大好きです。
操って喰わせた時の喜びは、いつになっても変わりません!
ぜひ、エサもルアーもやってみてほしいですね。
今回使ったロッドは……

今回の釣行で使っていたのは、「剛樹」というメーカーのロッドです。
剛樹は神奈川県茅ヶ崎市に拠点を置く、日本のロッドメーカーですが、知らない方も少なくないかもしれません。
しみけん
「でも、知らずに剛樹のブランクを使っている人は多い」
という、じつはアジングロッドからマグロ竿まで自社で作っている、非常に優れたロッドメーカーなんですよ!

泳がせで使っていたのは、マジックバイトRR17。
泳がせ用としてはライトな仕様で、小さなエサの挙動がクリアにわかる一方で、なんと50kgクラスのカンパチにも対応可能!
tsuki
「これぞ剛樹」というグラスソリッドロッドです!
これだけハイパワーで頑丈なのに、小アジの動きが明確に伝わってビックリしました(笑)

魚が掛かると、大きく曲がりつつも粘って、竿がグングン起きてきます。
tsuki
カーボンとはまったく違うけど、普通のグラスソリッドとも違う、独特の粘りと戻り。
今まで体感したことのない、底知れぬトルクと強度を感じましたね。

剛樹といえば、仕上がりの美しさも特筆すべき点です。
なんとこのロッドはフロントグリップが本革巻き!

そしてグリップはジュラルミンの削り出し。
さらに、ガイドやカラー、スレッドなどを細かくオーダーでき、「この竿で釣りたい」と思える妥協のない1本を作ることもできます。
tsuki
剛樹は大物竿のイメージが強いかもしれませんが、近海でカジュアルに使える竿も意外と多いですよ。
ちょっと(?)高価ではありますが、ぜひ使ってもらいたいですね。

ジギングで使っていたのは、エフィシェント SLW #4。
カーボンフルソリッドのスロージギングロッドです。
しみけん
フルソリッドのメリットは、チューブラーとは比べ物にならない圧倒的な強度。
それゆえに、曲げられるということですね!

曲げることでショックアブソーバーとして機能するため、バラシが少なくなります。
さらに、竿を大きく曲げるのは釣りの醍醐味。釣り味も最高です。
しみけん
船際で魚が走った際に、ロッドを突き出して対応できるのも◎。
ロケの時は大事をとってタモ入れしましたが、メジロぐらいなら引っこ抜けそうでしたよ!

フルソリッドの難点といえば、曲がるがゆえに出力が低く、ジグが動かないこと。
しかし、エフィシェント SLWは復元力が強く、ジグをしっかり動かせるのが特徴です。
しみけん
ジグを飛ばさないと喰わない状況だったので、ロングジグをスライドさせられる復元力が釣果につながりました!
使うとフルソリッドのイメージが変わるはずです。
そんな剛樹のロッドが「ふるさと納税」で手に入ります!

ここまでその魅力を力説してきた剛樹のロッドですが、なんと茅ヶ崎市のふるさと納税返礼品になっていることをご存知でしょうか?
しみけん
高品質な剛樹の竿をお得にゲットできるチャンス。ぜひ下記のリンクからチェックしてみてくださいね!
茅ヶ崎市について

茅ヶ崎市は神奈川県・湘南地域中部に位置するビーチタウン。人口は約24.5万人。温暖な気候、緑と海に恵まれた自然豊かな都市です。
都心から電車で1時間と通勤アクセスにも優れ、コロナ以降リモートワークが浸透した現代においては、都心からの移住先としても人気を集めています。

「サザンオールスターズ」の聖地(Vo.桑田佳祐が茅ヶ崎出身)であり、他にも加山雄三、徳光和夫、松坂桃李など、数多くの著名人を輩出。サザンオールスターズはゆかりの観光地、店舗なども多く、それを目当てに多くのファンが訪れます。
ハワイ州ホノルル市・群と姉妹都市
遡ること今から80年以上前、ハワイ製のサーフボードが茅ヶ崎に伝来したことをきっかけに、ハワイ州ホノルル市・郡と姉妹都市締結を結んでいる茅ヶ崎市。
関連したイベントも開催しており、特に人気の高い「ホノルルミーツ」ではウクレレ体験、ボーンカービング、ハワイアンキャンドルづくりなどのワークショップを中心に、多彩なハワイアンフードやグッズに触れることができます。
また、毎年春に開催される「茅ヶ崎アロハマーケット」は、両日で延べ約4万3千人が来場(2024年実績)するほど人気のイベントです。
会場ではアロハシャツ、ハワイに関する飲食物・ハワイアン雑貨・ジュエリーの出店がされる他、ハワイアンミュージック、フラダンス、ワークショップの開催など、会場全体が姉妹都市ホノルルさながらの様相となります。
4大まつりとは?
江戸時代の名奉行大岡越前守忠相公の遺徳を偲んで行われる春祭り「大岡越前祭」。スポーツ・飲食等の様々な催しが行われる「湘南祭」。神輿が砂浜を乱舞し、茅ヶ崎に夏を告げる「浜降祭」。
そして、茅ヶ崎海岸の夜空を彩る「サザンビーチちがさき花火大会」と、異なる4つの祭りを開催している茅ヶ崎市。
先に紹介したホノルルに関連する2つのイベントも然り、地域に住む人たちが楽しめるイベントが多数開催されているのも、茅ヶ崎市の大きな魅力です。
2025年7月には道の駅「湘南ちがさき」がオープン予定

平成27年3月のさがみ縦貫道路全線開通により、茅ヶ崎市はまちの活力・にぎわいにつながる環境の変化に対応すべく、今までにない“あたらしい道の駅”をオープン予定。
観光情報の発信、地産地消の推進となる農畜水産物等の物産販売など、従来の道の駅としての役割を果たしながら、災害復興支援活動の拠点としても機能するように整備を整えています。

しみけん
海が近く、釣り場へのアクセスも良好。サーファーだけでなく、釣り人の移住先としてもおすすめですよ!
sponsored by:茅ヶ崎市
Photo:Fumihiko Ikemoto