アジングビーム FATの基本性能
『アジングビーム FAT 1.5inch』は、ボディーが太く、テールが細い形状をしたワーム。
ずんぐりとした見た目ですが、素材が柔らかくしなやかなので、深いバイトが出やすい印象でした。
次に見ていただきたいのは、ボディーフォルムとリブの深さ。
リブにより極微細な波動が出るため、ワームをしっかり見てくる低活性のアジにも効果があります。
さらにボディーの浮力とリブによる水抵抗で、フォール速度が遅くなります。
このような形状のワームであれば、若干重めのジグヘッドでもレンジキープやスローフォールがやりやすいですよ。
“月下美人 アジングビームシリーズ”には、非常に柔らかい素材が採用されています。
そのため、細めに設計されたテールは、常にふわふわと動き続けてくれるのです。
細かな流れを受けるだけでも、オートマチックに魚を寄せ、食わせられるというわけ。
驚きの耐久力
普通のワームであれば、数匹釣っただけでボロボロになってしまいませんか?
一晩、釣り続けようとすると、数パックなくなってしまうことも。
『アジングビーム FAT』なら、1パックで5時間も釣り続けることができました!
1色1個ずつしか入っていませんが、このワームなら、1パックあれば十分なくらい釣り続けることが可能です。
柔らかいのに強い
ここまで伸びているのに、切れる気配がありません。
“月下美人 アジングビームシリーズ”で使われている独自の素材。柔らかさに加え、高い強度も併せ持っています。
これにより、長時間釣り続けることが可能です。
少しのロッドアクションや流れに反応して、微細な波動を出せるのです。
▼ フグに噛まれても切れにくい
強度テストのため、フグに噛ませてみました。
結果はご覧の通り。数回噛まれても、食いちぎられることはありません。
これなら短い時合いを逃すことなく、釣り続けられそうです!
だからこそ“アソートパック”が活きる
極め付きは“アソートパック”が販売されていること。
「今日めっちゃ濁っている……。濁りに効くカラー持ってないじゃん!」となることも多いですよね。
全10色の中から最適なカラーを選べるのも、このワームの良さだと思います。
また、普段買わないカラーを試すのにも良いと思いますよ。
アジングビームFATのちょっと気になる点
刺し方にコツがいる
一つだけ気になる点があります。
慣れないうちは、ジグヘッドに刺しづらいかもしれません。
どうしても真っ直ぐ刺せないときは、以下を参考にしてみてください。
刺しやすいフックを選ぶ
筆者が持っているフックの中で、最も刺しやすかったのは『月下美人SWライトジグヘッド SS』です。
このフックはSaqSas(サクサス)という表面処理が施されていて、従来のフックよりも貫通力が上がっています。
魚への刺さりだけではなく、ワームへの刺さりも良いので、『アジングビーム FAT』も真っ直ぐ刺しやすいです。
綺麗に刺す方法
▼手順1:ワームとフックの位置合わせ
ワームとフックの位置を合わせ。
アジングビームファットの場合は、リブを目印にするのがおすすめ。
この場合であれば、(5)の右端で針を抜くようにしましょう。
▼手順2:真っ直ぐ刺していく
利き手でフック、反対の手でワームを持ちます。
ワームだけを動かし、フックの先端から真っ直ぐ刺していきましょう。
▼手順3:最初の決めた位置へ抜く
これで完成です。慣れれば感覚だけでも、綺麗に刺せるようになります。
コツは「ここかな?」と思った場所より、少しだけ後ろ側へ刺すことです。
真っ直ぐ刺すことは非常に重要です。
現場で真っ直ぐ刺す自信がないときは、自宅で刺しておくようにしましょう。