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アユ

アユ|その生態や釣り方をご紹介【TSURI HACK 釣り物図鑑】

アユは友釣りをはじめ、独自の進化を遂げた釣り方が多い魚です。毎年の解禁を待ちわびる釣り人はとても多く、時期になれば多くのアユ釣り師が所狭しとポイントに集まり、竿を曲げる姿が見られます。今回はアユの生態から釣り方までご紹介していきます。

目次

アイキャッチ画像出典:photoAC

アユ

アユ

出典:PIXTA
学名Plecoglossus altivelis
分類アユ科アユ属
特徴最大30センチ程度まで成長する。

体色は背が灰緑色、腹部に近づくにつれ白っぽくなり、エラの後方に黄色の斑紋がある。

とても縄張り意識が強く、おとりを使った友釣りが高い人気を誇る。

分布北海道からベトナム北部までの東アジア一帯。
生息環境成魚は主に河川の中流域に生息。

卵から孵化したばかりの稚魚は、河川を下り海の沿岸部で過ごし、大きくなると河川に戻ってくることが知られている。

例外として琵琶湖などの流入河川に生息しているアユは、海の代わりに湖を利用している。

食性稚魚の時期はプランクトンや昆虫。成魚になるにつれ歯が櫛のような形に変化し、岩に付着したコケを主な餌とするようになる。
その他スイカのような独特の香りを持つ。

漢字では「鮎」が一般的だが、独特の香りがすることから「香魚」、1年で寿命を迎えることから「年魚」など、様々な漢字表記がある。

産卵期を迎えると体側に黒、エラから腹部にかけてオレンジの婚姻色が出る特徴がある。

主な食べ方1.塩焼き
2.甘露煮
3.天ぷら
味わい白身で加熱すると柔らかく食べやすい。

生食も可能ではあるが、寄生虫が付いていることがあるので注意が必要。

アユの主な釣り方

アユ

縄張り意識の強い性格を利用するなど、アユは独自の進化を遂げた釣り方が多いです。

しかしその釣り方は、いずれも理にかなったものとなっています。

 

友釣り

鮎の友釣り仕掛けの画像

制作:TSURI HACK 編集部

アユで最も有名な友釣り。おとりアユを泳がせ野生のアユの縄張りに侵入させ、追い払ってきたところを針に掛ける釣り方です。

針掛かりしたら水面から抜き上げ、タモでキャッチする姿は友釣りならでは。

おとりアユを自然な状態で泳がせることが、友釣り最大のコツとなります。

ドブ釣り

ドブ釣りとは流れがゆっくりな深場で行う釣り方のこと。

道糸調節器を利用して仕掛けのタナを調整し、アユが掛かったら竿を縮めて取り込む独特なスタイルが特徴です。

仕掛けは毛針を使用し、川底を上下に動かしつつ誘いを入れるのがコツです。

サビキ釣り

琵琶湖などに流入する浅い河川で人気なのがサビキ釣りです。

シラスなどのコマセをカゴやラセンに詰め、寄ってきたアユをフラッシャーやパールが付いた専用のサビキ仕掛けに食わせます。

場所によって使用出来る針の本数が決められていたり、コマセの使用が禁止となっていることもあるので、事前に情報を調べて釣りを楽しみましょう。

ルアー釣り

近年注目を集めているのが、ルアーを使ってアユを釣るキャスティングゲーム。

ミノーなどのハードルアーに専用の掛け針やシンカーをセットし、アユの縄張りに何度も通してヒットに持ち込むのがコツです。

遊漁規則で禁止となっている場所もあるので、可能とされている場所でのみルアー釣りは楽しむようにしましょう。

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